スタッフ柿崎社長ブログ

ブログ

最近の間取りの傾向?

最近の間取りの傾向なんてあるの?

実は、そんなものはありません。

と言うよりも、バラバラと表現したほうが良いかも知れません。

建売住宅というものがあります。

通常、夫婦二人に子供二人という家族を想定して家づくりをしています。

高度成長期時代から今まで、このあたりを中心に家づくりがされてきました。

今でも、最初に住宅を取得する30~40代の人は、この仮定はあったていると思います。

しかし、これからは、同じ年代の人でも、色々なケースが増えているように思います。

まったく独立するタイプの家

実家の家族と一緒に住む家

実家の土地を利用して住む家

また、私のようにある程度の年代に差し掛かっている人は、自分たちの終の棲家を想定しています。

夫婦で趣味を楽しめる家

将来介護しすい家

畑や庭いじりがし易い家

そして最近は、環境意識が高いのか、薪ストーブを設置したいという人も増えています。

実は、以外に思うかもしれませんが、暖房を何でするかで、間取りが大きく変わるものなんです。

多くの方は、通常の家で石油ストーブから薪ストーブに単純に変更すればいいと思うかもしれませんが、これは、大間違いです。

薪ストーブは、まずストーブを中心に間取りを考えなければいけません。

そして、熱源が一ヶ所ですから、出来るだけ解放的にする工夫も必要です。

また、煙突が必要ですので、屋根の形状も考慮しなければなりません。(特に雪国は考慮が必要)

すると、外観のデザインも変わってきます。

そして、これからは、リフォームして長く住み続けようと考える人も増えてきています。

多くの場合、今まで住みにくい間取りを大きく変え、使い易いように変えています。

その変え方も、既存の住宅の構造にある程度規制されますが、LDKを中心に解放されている傾向があるようです。

このように、今までは、造られた家に合わせて生活してきたのが実態でした。

しかし、今は、自分たちの生活に合わせて家を選択する時代になりました。

この傾向は、ますます強くなると私は想定しています。

ここでポイントになるのが、私たち住宅会社の提案力です。

コスモホームは、この提案力を大切に考えています。

というより、弊社の最大の特徴は、提案力だと思っています。

これなくして、コスモホームの存在意義がない言っても過言ではありません。

そのためには、お客様とのコミュニケーションが非常に重要です。

すべては、お客様との会話から始まります。

心と心が通じ合い、お互いに信頼できる関係性からいい家が出来上がると私たちは信じています。

そこから楽しい家づくりが始まります。

遊び心を入れて、楕円型の吹き抜けを提案

by kakizaki

2011年02月20日更新

太陽光発電は本当にお得?

最近、事務所にいると、太陽光発電の営業が、飛び込みで来ます。

環境に対する関心が高くなっているという意味に於いては、非常に良いことだと思います。

しかし、現在の太陽光発電システムがお客様にメリットが本当にあるのかは、チョット疑問です。

いや、これは、損得の問題ではなく、CO2を削減する事に意義があると言われれば、それはそれで意味はあると思いますが、やはり、お金と連動して考えるほうが自然のような気がいたします。

先日は、サンヨーの代理店の方がいらっしゃいました。

私は、その担当者に

『それでは、このシステムをつけたら、何年で元が取れるのですか?』と尋ねると

『一概に何年とは言えません。

日中の余剰電力の売電状況にもよるので、10年~20年はかかると思います』

という回答でした。

余剰電力買い取り制度とは、

太陽光発電による電気が、自宅等で使う電気を上回る量の発電をした際、その上回る分の電力を、1キロワット時あたり48円10年間電力会社に売ることができる制度です。

三洋電機ホームページより

買い取り制度は、あくまでも余剰電力ですので、日中家族がいて電気を多く使っている場合は余りメリットがありません。

逆に、共稼ぎの家庭では、この制度を有効に活用できます。

とりあえず頂いたパンフレットで一度シュミレーションしてみました。

地域       大阪市

パネル容量   4.3kw

予測発電量   5,025kw/年(サンヨー NKH215)

発電料金    193,000円/年(発電量の自家消費と売電量の比率は40:60と仮定)

システム価格  3,010,000円(700,000円/kw)

補助金      206,400円(48,000円/kw)  平成23年度版

実質価格     2,803,600円

単純計算で

          193,000×10年=1,930,000円

                               2,803,600-1,930,000=873,600円

           873,600÷120,600=7.2年  (10年以降は5,205kw×24円=120,600円の電気料金)

                                10+7.2=17.2年

かかる計算になります。

んーーーん

やはり17年くらいかかるようです。

17年が短いか長いかは、何とも言えませんが、設備の耐用年数や建物のメンテナンスのことなども考慮するとちょっと長いような気がします。

私の考えでは、10年が一つの目安だと思っています。

10年は何とか待てますが、17年はチョット無理。

設備を10年でペイし、その後は電気代はほとんどかからない、むしろ売電できるとなれば、多くの方が考えるのではないでしょうか。

というわけで、太陽光発電はもう少し待ったほうがいいというのが私の結論です。

こんなこと言ったら、環境に関心のある人から怒られかもしれませんね。

断っておきますが、この計算はあくまでも、場所は大阪市のシュミレーションです。

雪の降るここ庄内地方では、どのようになるのでしょうか。

もっと詳しいデータが分かりましたら、再度お知らせします。

by kakizaki

2011年02月17日更新

エコキュート騒音問題に波紋

ホームページのアクセス解析にグーグルアカウントというサイトがあります。

それを見ると2010年4月27日に書いた『エコキュート騒音問題』のコンテンツにコンスタントにアクセスが来ていることが分かりました。

エコキュートが良いか悪いかは、別問題として、この問題に多くの方が関心があるようです。

改めて、この問題について考えてみたい思います。

実は、1月31日に東北電力さん主催の

ヒートポンプ電力セミナー『省エネ住宅にベストマッチ!ヒートポンプ暖房』

に参加してきました。

講習の内容は、題名の通りヒートポンプは素晴らしいの一辺倒でした。

テレビでも宣伝しているように

『 ♪ 快適な暮らしが、そのままエコになる ♪』

と一般的には、オール電化に対する印象は、非常にいいのではないでしょうか。

確かに、性能のことを考えると、ヒートポンプ方式の給湯器・暖房器は優れていると思います。

しかし、このブログでも何回も書いているように、ヒートポンプ方式は振動の問題がある事を知っておく必要があります。

この問題が少々厄介なのが、近隣にご迷惑をかける可能性があるということです。

特に、エコキュートは、深夜電力を利用しますので、みんなが寝静まった頃に、運転します。

実は、これが大きな問題になりかねないのです。

この振動や音が一度気になると、多分どうしようもなくなるくらい気になるのだと思うのです。

どんな音かというと、エアコンの屋外機の音です。

『グーーーーーン』

こんな音を、夜中聞かされた多分私も、耐えられません。

省エネも大切ですが、近隣との関係は、もっと大切です

快適な暮らしとは、自分たちだけでなく、近隣の方たちも含めて進めなければいけません。

ヒートポンプ電化が本当によいのか、慎重に検討しなければいけないと思うのですが・・・

皆さんは、どう考えますか?

by kakizaki

2011年02月14日更新

冬の換気扇はこまめにオン・オフ?

私の立場で、こんな事を書いたらお叱りを受けるかもしれませんが、私の自宅の換気扇は、冬の寒い間はオン・オフを頻繁にしています。

建築基準法では、居室の容積の空気を2時間で1回以上換気できる設備をすることが、義務づけられています。

基本的に24時間運転することを前提にしていると思われますが、実際の運転方法までは規定していません。

我が家は、共稼ぎですので、日中誰も居ません。(実際は、増築部分に私の両親が住んでいますが、換気システムが別々です)

誰も居ない暖かい部屋を換気するということは、単に暖かい熱を捨てているので、非常に無駄です。

上の写真は我が家の24時間換気扇の排気部分のフード廻りです。

ちょっと分かりづらいのですが、フードの下の部分の雪が熱でよく溶けています。

誰もいない部屋を換気する必要性はないので、省エネルギーの観点から(ケチとも言います)、いつも日中は換気扇を止めています。

換気扇を止めた時に問題になるとしたら下記の二点です。

窓が結露する

室内が臭う

我が家は、洗濯を夜やり翌朝には、ほとんど乾いていますので、誰もいない日中に換気する必要がありません。

夜洗濯するメリットは他にもあります。

高断熱住宅は、冬に過乾燥気味になるのが欠点です。

その解消方法として、物干しは最適です。

我が家の息子たちは、わざわざ自分の部屋に物干し持って行って就寝しています。

室内の湿度が上がり、風邪も引きにくくなります。

窓の結露は、正直時々することもあります。

しかし、それは臨機応変に換気扇の運転する時間を長くしたりしています。

我が家の換気方法は、下記のような第三種換気です。

給気口からダイレクトに外気が入ってくるので、その廻りにいると冷気を感じます。

その冷気を感じるたびに、寒い冬にわざわざこんな冷たい空気を室内にいれなきゃいけなのかとつくづく思うのです。

②の臭いについては、個人差がありますので、臭うと思ったら換気して頂くしかありません。

私の立場で、換気扇を止めることを積極的に薦めることは、できませんが、各自自己責任に於いて、やってみる価値はあると思うのですが・・・

あくまでも個人の責任でどうぞ。

by kakizaki

2011年02月08日更新

初級セミナー参加ありがとうございました

2月6日(日)に今年初めての家づくり初級セミナーを行いました。

今回は、1組のご夫婦が参加して頂きました。

天童の工務店の方が、このセミナーを勉強したいということで、オブザーバーで参加しました。

このセミナーの目的は、失敗しないための家づくりの基本の基本です。

お茶を飲みながら会話形式のセミナーです。

興味のある方は、是非気軽に申し込んで頂きたいと思います。

参加者の皆さん、ご苦労さまでした。

by kakizaki

2011年02月06日更新

足元が温かいのは最高2

前回に引き続き足元の話です。

最近弊社で、床材に良く採用しているのが、無垢のパイン(松)材です。

この床の特徴は、

①非常に柔らかく足ざわり良く、温かく感じる

②柔らかい分キズが付き易い

③無塗装材に自然塗料を塗るが、年数とともにアメ色に変色していく

この床材の最大の特徴は、歩いた時に、ヒヤッとしないところです。

この材料を使うと、時々床暖房を使っているのですか?と言われるくらいです。

そしてこの材料は木の匂いがするので、木の家に住んでいるという感覚を味う事ができるのもいいですね。

もう一種類が、カバ桜の無垢材です。

この床の特徴は、

①木がかたいので、キズ付きにくい

②表面が最初から塗装されているので、変色しにくい

③メンテナンスが容易

しかし、かたい木に既製塗料のため、パインのような足ざわりの温かさを感じることは出来ません。

しかし、モダンな雰囲気の室内空間には、持って来いの商品です。

水廻りの床には、ビニール系のクッションフロアや、タイルを使用します。

クッションフロアは、それほど冷たさは感じませんが、床タイルは選定に気をつけなければいけません。

従来型の磁器タイルはどうしても冷たいので、最近では、サーモタイルという商品をお勧めしています。

今までの家で一番足が冷えるのは、タイルのお風呂の床でした。

特に、冬お風呂に入るときは、一度湯船からお湯を汲んで床に流して温めないと立ってもいられないくらいです。

このように、床材になにを選定するかによって、温かみが違ってきますので、そこは、注意する必要があります。

by kakizaki

2011年02月05日更新

足元が温かいのは最高

実は、これペチカ(瀧野コルク工業)という足用の保温グッズです。

電気を使っていません。

中には細かいビーズが入っているため抜群の保温力があります。

生地が伸縮するため、ビーズの柔らかな刺激が足裏には心地よく、汚れたら家で洗うこともできます。

我が事務所は、断熱性能が悪く、暖房をしても、足元まで暖気が行き渡りません。

今年は、例年になく寒く、足元が冷えるのと、昨年秋に、右足にヒビが入った部分が少々うずき、困っていました。

そうしたら、新聞でシニア良い品というコーナーで紹介されていたのが、この商品です。(別にシニアでなくても良いような・・・)

すぐに、インターネットで購入。

使ってみると、もーーーーー最高。

手放せません。

人は、足元があったかいと何故かほっとするものです。

家の中も同じように、足元が暖かくならないかなーー

で開発されたのが弊社でも採用している 『床下暖房システム』です。

上の図は、そのシステムのイメージ図です。

床の下に、温水パネルヒーターを設置し、家中を温める仕組みです。

この暖房の利点は、

①ファンを使わないので、空気の流れがゆっくりと自然である。

②床の表面温度が約20℃前後になり、床の上に肌が直接ふれても低温やけどの心配がない

③窓際の冷気(コールドドラフト)を緩和させる

などがあります。

よく床暖房ですかと尋ねられることがありますが、全然違うものです。

床暖房は、床その物を、温水や電気で温めます。

床暖房の大きな欠点は、床の表面温度が高いため、最初のうちは、心地よいのですが、長時間皮膚をつけていると、低温やけど をする可能性があるのです。

窓際の冷気を抑えることも出来ません。

この暖房システムが一番優れているのところは、なんと言っても床の下からゆっくりと温まっていくことです。

正確にいうと、寒くないという表現のほうがあっているかも知れません。

一番寒いこの時期にこの暖房のありがたさが身に沁みる季節です。

是非みなさんにお勧めしたい暖房システムです。

by  kakizaki

2011年01月29日更新

冬の結露いやですね

毎年冬に雪が降るのは、ここ庄内地方では当たり前のはずですが、今年はちょっと違いますね。

今年は、雪が毎日降って解けることが、余りありません。

仕事前に一時間、今日は、夕方も一時間。

北国は、この作業が大変です。

ところで、冬になると気になるのが、室内の結露です。

結露は、カビやダニを誘引し健康に被害をもたらすことがありますので、出来れば起きてほしくないですよね。

結露の起こる仕組みを簡単に説明します。

空気には、目には見えませんが水蒸気が含まれています。

その含まれる水蒸気の量を、湿度という単位で表しています。

空気は、その温度が高ければ、高い程水蒸気を多く含むことができるという特性があります。

仮に、水蒸気を多く含んだ暖かい空気が、そのまま温度が下ると、空気中で水蒸気として含むことが出来る状態がいっぱいいっぱいになり、ついに、水として表面に現れてきます。

これが結露です。

冬の室内の状況は、暖房で、室内温度は、20~23℃位と高くなっています。

室内では、多くの水蒸気のでる原因があります。

①人

②物干し

③開放型暖房機(ファンヒーターなど)

④植物

⑤水槽

などなど

これらのものがあると、室内の水蒸気の量は上がっていきます。

そして、通常の住宅は、断熱性能が余り良くありません。

特に窓部分は外気の影響を受けその廻りの空気が冷やされます。

弊社の窓の表面温度は、6度でした。

温度差は、実に15~7℃もあります。

この温度差が、結露を起こす原因です。

写真でも分かるように窓は、もう既に結露しています。

それでは、一体この結露を少なくするには、どうしたら良いのでしょうか。

その対策方法は

①建物の断熱性能を上げる(特に窓は、断熱のペアガラス、トリプルガラスを使用)

②換気をする

③水蒸気を発生しないFF暖房機のようなもので暖房する

などが考えられます。

既存住宅で、対策をすぐにたてるとしたら、窓の内側にもう一枚サッシをつけるのは、結構効果はあります。

これは、エコポイントの対象にもなっていますので、とてもお勧めです。

確かに、換気をすることは有効ですが、冬の寒いときに必要以上換気するには勇気がいりますよね。

暖房機は、是非変えて頂きたいものです。

ファンヒーターは絶対にだめです。

もちろん、植物や水槽など水分を多く発生するものは出来るだけ少なくするのもポイントです。

それでもやはり結露するときは、

これです・・・

やっぱり!

by kakizaki

2011年01月27日更新

男の関心事、女の関心事

家というものに対して、男と女では、関心を寄せるところがずいぶん違います。

男性が家づくりでこだわる部分は、「躯体」や「性能」「構造」と言った、いわゆるハードであるのに対して女性は、毎日の使い勝手使い心地、細かくい感覚的な部分のようにソフト面にこだわるという傾向があります。

このように、男性は、家というものを大雑把に捉えているに対して、女性は、毎日の生活する場ですので、インテリアや収納などを工夫し、暮らしをいかに快適にするかという細部までこだわっていることが見えてきます。 

収納のカリスマ近藤典子さんがテレビに出て活躍していることからも理解できます。

そして、最近は、住宅購買の決定権が男性から女性に移ってきているようです。

確かに、最終決定は、ご主人がしますが、その段階に行くまでのプロセスの殆どは女性にあるような気がします。

この傾向は、何も住宅に限ったことではなく、全体的にこんな流れになっていることを、皆さんもうすうす気がついているのではないでしょうか。(むしろ、はっきりと・・・?)

ということは、私たち住宅産業に携わるものは、女性を意識した家づくりを心がける必要があるということです。

どちらかというと、私も含め、技術屋は、男性が好むハード面を追いかけたくなります。

しかし、それでは、家づくりの決定権のある世の女性には、見向きもされなくなりますね。

そうか女性か・・・・

そうだ身近に女性がいます。

もちろん我がワイフ。

怖いけど、色々教えてもらおーと。

by kakizaki

2011年01月21日更新

プリウス現象が住宅業界に起こるか?

1月11日FNNニュースでトヨタ「プリウス」の2010年国内販売台数が、「カローラ」の記録塗り替え歴代1位になったと報道していました。

『トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の2010年に国内で販売された台数が、「カローラ」が持つ年間記録を20年ぶりに塗り替え、歴代1位となった。
2010年に国内で販売された新車の台数は、トヨタの「プリウス」が31万5,669台に達し、「カローラ」が1990年に達成した30万0,008台の最多記録を20年ぶりに上回り、首位に立った。
エコカーの普及が進む中、プリウスは、高い燃費性能最低価格205万円という割安感が支持されたほか、最近では、エコカー補助金も追い風となり、大衆車の代名詞を「カローラ」から引き継ぐ結果となった。
一方、2位がスズキの「ワゴンR」、3位がダイハツの「タント」、4位がホンダの「フィット」、5位がダイハツの「ムーヴ」などとなっている。』

不況と言われながらも、エコカー補助金があったにせよ、これだけ国民に支持されたのは、いったい何故なのだろうか。

価格がそこそこ安かったと言う事も当然ありますが、私は、国民の『環境』に対する関心の高さ だと思っています。

環境破壊や地球温暖化といった近い将来人間の生命を脅かしかねないことに、とても憂いてるのだと思います。

私たち世代に対する影響も心配していますが、むしろ若い人たちやこれから生まれてくるであろう人たちを憂いているのではないでしょうか。

事実、私にも子供がいますので、その子供たちがどんな地球環境のもとで生活していかなければならないのか、心配しています。

上のグラフは、一世帯当たりの二酸化炭素の排出量の割合の内訳を表しています。

①自動車            28.7%

②照明・家電製品など    32.2%

③給湯             13.8%

④暖房             12.4%

これらからも1/3を占める自動車の二酸化炭素の排出量を減らすことは、非常に意味があることが解ります。

照明についても、LEDへの買い替えや、消費電力の少ない家電の開発などが進むことにより減っていくと思われます。

給湯はエコキュートなどの一見省エネ商品に見えますが、従来の電気温水器などに比べて性能が良くなっているだけで、灯油やガスに比べ二酸化炭素の排出量が少ないわけではありません。

実質ここを減らす一番の近道は、ソーラーパネルの搭載だと思います。

かつて、朝〇ソーラーという会社が強引な販売をした結果、この部門の普及は今現在でも余り進んでいません。

私自身は、費用対効果から言って、給湯のソーラーパネルを上げるのは、近い将来有望だと思っています。

但し、信頼できるメーカーがあればです。

最後は暖房です。

上のグラフをもう一度良く見てください。

暖房の隣に小さく冷房2.4%と書いてあります。

即ち、冷房ではそれほど二酸化炭素は排出していないのです。

ですから、省エネルギーとしての冷房対策は余り効果がないことがわかります。

やはり、暖房対策が重要です。

この対策に対する答えは、住宅の高断熱化です。

断熱性のレベルを上げることが、なにより大切です。

地球環境を憂いてる人は、いつか必ず住宅の燃費』が気になると思います。

こうなってくると、住宅は燃費で選ぶ時代になる可能性も・・・

TNP(低燃費)〇〇ℓ/㎡の家

なんて宣伝する住宅会社が現れるかも・・・

そんなに遠くない将来、プリウス現象が、住宅業界にも起こるような気がするのは私だけでしょうか?

by kakizaki

2011年01月13日更新