太陽光発電システムには、実は、『売電型』と『独立型』の二種類あります。
① 『売電型』とは、昼間につくった電気の余剰分を電力会社に売り、夜は、電力会社から電気を買うタイプです。
ほとんどの人が、このタイプを採用しています。
このタイプは、国などからの補助金を受けられことと、余剰電力を買い取ってもらうことで、発電パネルの設置費用などの初期投資の回収が早まります。
日中は、太陽光発電で起こした電力を優先的に使用しますので、日中停電が起きても、電気は使えますが、夜や天気が悪い日は、使えません。
② 『独立型』とは、蓄電池を購入し、発電した電気をため、全て家の中で使うタイプです。
このタイプは、補助金対象にならないため、設備費の費用負担が大きいのがデメリットです。
しかし、災害時、夜や天気の悪い日に停電が起きても、蓄電池の電気が使えるという大きなメリットがある。
家庭用蓄電池は、今までは、200万円前後していましたが、下の記事にあるように、12月20日からお手頃の価格のものを発売し始めてました。
パナソニック電工さんが、税込で459,900円の蓄電池を発売しました。
このくらいの価格になると、非常用のために太陽光発電を設置しようという人が増えてくるかも知れません。
本来、再生可能エネルギーを有効に使うためには、②の『独立型』のエネルギーの自給自足が理想です。
またこちらのシステムは、電気を電力会社に頼らないという意味に於いて、非常に大きな意義があります。
(全てを賄うことは、難しいですが・・・)
各個人や、事業所が再生可能エネルギーで自給自足ができれば、電力会社でつくらなければならない電力量も相当少なくなり、原子力発電がなくても、可能なエネルギー供給体制ができると思われます。
山形県は来年以降、再生可能エネルギー事業を最重要課題に挙げています。
山形県が、再生可能エネルギーの供給県になり、エネルギーのモデルケースになってくれたらと思っています。
今後は、②『独立型』の設備を備えた太陽光発電をする住宅や事業所が増えることが大切です。
私は、エネルギーを自給自足が出来る社会はそう遠い話ではないと思い始めています。
by kakizkai