スタッフ柿崎社長ブログ

2010年8月

断熱・耐震同時改修で国から200万円補助

 

断熱や耐震を考えている方に朗報です。

新木造住宅技術研究協議会(新住協)の会員で、おる一定の基準の断熱と耐震工事を一緒にやると、最高で、200万円の補助金がでます。

その説明会が8月28日(土)に、市民住宅セミナー(山形ビックウイング)で開催します。

セミナーは、午後2時からで、開発者の鎌田紀彦室蘭工業大学教授が行います。

新住協の「断熱耐震同時改修」は、既存住宅をリフォームする際、断熱と耐震の改修工事を同時に行い、コスト軽減を図るものです。

国土交通省の長期優良住宅先導事業に採択され、工事費(照明器具やカーテンなどは対象外)の3分の1、上限200万円の補助金が交付されます。

このリフォームは、建物の部分改修ではなく、全部の改修が対象になります。

ですから、通常このような工事をすると、水回りの工事などが含むと1000万円を超える工事になります。

ビフォーアフターではありませんが、あのぐらい大規模な工事を考えている方には、最高です。

是非この機会にご相談ください。

by kakizaki

期限が、平成23年3月末着工が条件ですの余り時間がありません。

2010年08月26日更新

高断熱住宅は健康住宅でした

住宅を高断熱化すると、健康リスクが、軽減されるという、調査結果がでました。

グレード3   アルミサッシ+シングルガラス(省エネ等級3)

グレード4   アルミサッシ+シングルガラス(省エネ等級4)

グレード5   樹脂サッシ+ペアガラス(省エネ等級4以上の高性能)

《寝室のサッシの種類とガラスの枚数を調査》

上のグラフは、近畿大学理工学部教授の岩前篤さんが、住まい手に行ったアンケート調査結果をまとめたもので、断熱性能の高い家に転居したあと、病気の諸症状がよくなった人の割合(改善率)を示しています。

注目したいのは、どの症状も、断熱性能が上がるほど改善率が上がっている ことです。

『断熱化の費用対効果を測る指標は従来、ほとんど省エネ(光熱費)だけでした。しかし、断熱化は人の健康状態にもいい影響をもたらします。それが、びっくりするくらいはっきりとデータに表れました。』と岩前教授は、話します。

確かに、『高断熱住宅は、温度のバリアフリーになり、健康にいい住宅』ですというような宣伝をしている工務店がありますが、観念的には理解できるのですが、明確な根拠はありませんでした。

しかし、今回の調査によって高断熱住宅と、健康との因果関係が裏付けられた ような格好になりました。

調査結果によると、気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎、肌のかゆみは、転居した住居がグレード3の断熱性(省エネ等級3相当)でも改善率が30%を超えます。

グレード4相当(=省エネ等級4相当になる改善率はさらに上がります。)

さらに、グレード5(=省エネ等級4以上の高断熱住宅)では、気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎の改善率が実に60~70%にもなります。

3人のうち2人が『以前の住まいに比べ症状が出なくなった。』と答えています。

なぜ症状が改善したかは、今回の調査からはわからないとのこと。

室内の温度があがり一定になり、結露がなくなりダニ・カビの発生が減ったなど「いろいろな要因がからんでいる」と岩前教授は言っています。

より明確に、高断熱住宅と健康との因果関係がはっきりと示されれば、高断熱住宅に懐疑的な建築士も認めざるを得ないのですが・・・

私は、早くその辺の研究結果が出ることを、望んでいます。

by kakizaki

2010年08月09日更新

県内初100ミリ付加断熱施工中

10月末完成予定の住宅の現場で100ミリ付加断熱の施工をしました。

建物の外側に、グラスウール16kの断熱材100ミリを付加しています。

壁の内部にも同じように100ミリの断熱材を充填しますので、合計200ミリの断熱効果があります。

新木造住宅研究協議会では、Q値(熱損失係数)=1 を推奨しています。

Q=1住宅とは、国が定めている次世代省エネルギー基準の1/2~1/3以下の消費エネルギーの超高断熱住宅です。

県が発注し、今年の春完成したモデルハウス『山形エコハウス』の壁は300ミりですが、一般住宅で200ミリ断熱を採用するのは、山形県内では、多分弊社が初めてだと思います。

この建物は、

高断熱部分の述べ床面積  207.4㎡(62.7坪)

Q値=0.94

灯油消費量 427 ㍑

床面積当りの灯油消費量 2.06 ㍑/㎡

約63坪の住宅の一年間の暖房用の灯油代が、なんと

427×60(円/㍑)=25,620円

で済みます。

 これは、脅威的な、断熱性能です。

ここまで、性能を上げると、家計に負担は、かかりませんね。

 2021年以降は、ヨーロッパでは、このような住宅でなければ、建ててはいけないことになっています。

実は、建物の断熱性能は、この位に上げないと、 二酸化炭素は、減って行かないのです。

 ヨーロッパ諸国は、建物の断熱性能を上げることが義務化になっていますが、日本は、まだ義務化の議論が始まったばかりです。

それも、次世代省エネルギーという、低レベルの次元です。

この差は、いったいなんなんでしょうね。

民主党の二酸化炭素25パーセント削減なんて夢のまた夢のような気がいたします。

夢ではなく、削減が実現できるように、我々みたいな小さな住宅会社でも、出来ることを、ひとつひとつやっていきたいと思っています。

 by kakizaki

2010年08月04日更新