スタッフ柿崎社長ブログ

2010年3月

有機EL照明を体験

3月25日山形県庁に行って、有機EL照明を実際に見て来ました。

照明器具メーカーオーデリックさんが商品開発されたものが展示してあります。

器具の面全体が等しく光っているのが上の画像でわかるでしょうか。

この器具は、一つ一つが小さいので、その特徴をうまく表現していないように感じました。

もっと大胆に大きな面の照明が良いような気がします。

例えば、曲面の壁全体が照明とか・・・

もしくは、大きな丸の照明とか・・・

消費電力など詳しいことは、解りせんでした。

なんか、もっと特徴のある商品開発をしていかないと・・・上手くいくのかな・・・・?

今後の成り行きを見守りたいと思います。

by kakizaki

2010年03月31日更新

誰もが暖かい住宅で暮らせるように・・・

3/19
仙台で新住協の高断熱住宅の基礎講座があり、室蘭工業大学の鎌田先生の講義を聴いてきました。

庄内よりもさらに寒い北海道で高断熱住宅の研究をしてきた鎌田先生は、それまで壁の中に入っているだけで十分に機能を発揮していなかった断熱材が、適切な工法で施工することで本来の性

能を発揮し、一般の工務店でも特別な工法や材料を使うことなく、コスト面でも両立できる住宅が提供できるように技術面で指導してきた方です。

住宅は冬に暖房をすることが当たり前と考えられていますが、熱の発生と損失で考えると『快適な室温を維持するのに足りない熱エネルギーを暖房で補う』ということになります。

つまり、逃げて行く熱エネルギーが少ないほど、暖房で補う熱エネルギーも少しでよいわけです。

特に住宅に入ってくる熱エネルギーである太陽の日射による熱は極力取り入れる工夫が大切です。窓のガラスの大きさと方位が重要になります。

また、熱を逃がさない工夫として、特に、窓から熱が逃げにくくすることや換気の際にせっかく暖めた室内の空気をできるだけ回収することなどがあります。

私はリフォームの仕事で多くの寒い住宅に直面してきました。暖かいのは暖房のある部屋で、それ以外の部屋は寒くて当たり前だと思っている方がまだまだ多くいらっしゃいます。

局所暖房は住宅に温度差を生み、寒い部屋や押入れで結露の原因になります。多少温度設定は低くても住宅の内部空間はまるごと暖房することが結露防止にもなり、何より住み手にとって

の快適性はここにあります。もちろん燃焼時に水蒸気を室内に出さない暖房機の設置が前提です。

冬の朝でも暖かい部屋で気分よく起きられたり、廊下やトイレが寒くないのは誰にとってのすごし易い家です。これから建てられる住宅はどんな家でも全館暖房になることを願うばかりです。

by: ito

2010年03月30日更新

《敬天愛人》三隣亡について掲載

鶴岡市に本社がある地元の記事を中心に掲載している荘内日報社という新聞社があります。

その新聞社で毎月《敬天愛人》というフリーペーパーを発行しています。

一ヶ月程前、私が以前ブログで建築業界の悪しき慣習『三隣亡』ついて書いた記事を読んで是非お話を聞かせてほしいという電話を頂きました。

そのときの内容が、4月号に掲載されています。

記事内容

   

「全くの風評によって、建築に携わる人は迷惑している」。

住宅会社コスモホーム(酒田市)の柿崎圭介代表は、インターネット上の日記・ブログでこう嘆いている。

取材に対して、「この地域だけというのが納得できない」と憤り、「大安結婚式のような気持ちの問題。悪しき慣習をなくすべき」と訴える。

     

毎回、三隣亡は、話題になりますが、なかなか意識改革が進まないようです。

先日山形市の設計事務所さんの話のよると、むしろ少しずつ山形市のほうまで、この悪しき慣習が、侵食してきているそうです。

その内、山形県全体がこの風評に汚染されるのでしょうか。

もう、いい加減にしてほしいですね。

by kakizaki

2010年03月29日更新

日本初の「パッシブハウス」登場

今、断熱住宅の一番ホットな話題の人は、『森 みわ』さんでしょう。

森さんは、日本初のパッシブハウスを鎌倉に建設しました。

その内容が一冊の本になり私も、早速読ませていただきました。

内容的には、日本の断熱住宅は、ヨーロッパのそれに比べいかに立ち遅れているかを指摘しています。

彼女の説明によると、

日本の基準は、EUの住宅省エネ基準の1/3の性能しかありません。

しかも、年間150棟以上建設する大手ハウスメーカー(全国で約100社)だけが対象です。

ですから、私たちのような、零細企業の住宅会社は、国で定める断熱基準はありますが、義務化ではありません。

即ち、スカスカ住宅を建築しても、何ら問題がありません。

これでは、いつまでたっても、断熱性の高い住宅が日本に増えるとは、到底思えません。

いかに、日本の断熱基準があまいかが解ります。

おおざっぱに、住宅の断熱性能を順番に並べると

次世代省エネ基準(国土交通省基準)

   ↓

Q1住宅(NPO法人 新木造技術研究協議会基準)

   ↓

パッシブハウス(EU基準)

   ↓

カーボンニュートラルハウス(CO2排出量ゼロの住宅)

という並びになりそうです。

今後、森さんが提唱している、EUで進められているパッシブハウスと日本で進められているQ1住宅が、今後融合されて、新しい基準が生まれるかもしれません。

いずれにしても、この基準を義務化にしなければ何ら意味がありません。

日本の法律の早々の見直しが必要だと思います。

もし、義務化しようとしたら、ハウスメーカーや工務店から“厳しすぎる”と相当の反対の声が上がることが予想できます。

道程は、厳しいでしょうね・・・

2010年03月23日更新

東芝がついに白熱電球の製造を中止

東芝ライテックは3月17日、栃木県・鹿沼工場で一般白熱電球の製造を終了する「一般白熱電球製造中止式典」を催しました。

消費電力の低いLED電球への切り替えを進める同社は、2008年4月に「2010年度をめどに一般白熱電球の製造を中止する」と宣言。

それを約1年間前倒しで実現したかたちになります。

「CO2削減の大きな“最初の一歩”を踏み出しました」(東芝の佐々木則夫社長)。

長年親しまれた白熱電球が消えるのは、ちょっと寂しい気もしますが、これも、時代の流れです。

致し方ありませんね。

住宅用照明器具は、もう既に8割ぐらいは、蛍光灯です。

これからは、上のグラフからも予想されるように、有機ELやLED照明が増えてくることが予想されます。

有機EL照明は、私も何回がブログで紹介していますが、面全体が光る今までにない新しい照明です。

確か、新商品が山形県庁で3月末まで展示しているはずですので、私も機会があったら見てみたいと思います。

LED電球の価格もだいぶ下がってきて、今後益々普及することが予想されます。

LED電球に交換する場合、ちょっと注意する必要があります。

パナソニック電工さんの場合、ダウンライト断熱材施工器具(SB,SGⅠ,SG形表示器具)には、使用することができません

LED電球は、ランプ後方に放熱するするしくみになっており、周囲温度45℃までの時、ランプ寿命40,000時間です。

これが、10℃上がるとランプ内のトランス寿命が短くなりランプ寿命が4,000時間1/10になってしまいます。

ダウンライト内温度は、一般型で30~35℃ですが、SB,SGⅠ,SG形表示器具は、密閉度が高いため45度以上に上がる可能性があります。

せっかくLED電球に交換しても、短寿命でランプが切れたり、場合によっては煙が出てランプが切れることも考えられるそうです。

交換する場合は、注意事項を十分読んで理解した上でご使用ください。

あれ。最後は、電気屋さんの宣伝になってしまいました。

by kakizaki

←ワンクリックお願いします

2010年03月18日更新

弊社のホームページが紹介されました

住宅情報の専門誌『新建ハウジング』で今年から、 『全国工務店ブログ広場』というホームページをつくり、その編集部の人たちがブログを発信しています。

実は、今年の2月16日のブログ(ブログ広場編集部)で、弊社のホームページが紹介されていました。(全然気が付きませんでした。)

編集部のkurokuroさんが書いてくれていますが、その文面を拝借。

      

全国工務店ブログ広場 編集部のkurokuroです。

将来は絶対に家を建てたいと思うkurokuroなので、概観、内観、施工実例などが大好き

         
全国工務店ブログ広場に登録していただいているつくり手さんのブログの中にある、お施主さんのこだわりや完成した家の写真を見ながら、どんな家がいいかなぁと思いを馳せています。

みなさんはどんな家を建てたいですか?

       
全国工務店ブログ広場に遊びに来ていただく方は、自然素材やナチュラルな感じを好む方が少なくないよう。

そんな方に見ていただきたい家づくりがこちら。

山形県酒田市 コスモホーム

「薪ストーブが楽しいナチュラルハウス」の、ここを見て欲しいシリーズ記事①~⑧

     
黒の薪ストーブが映える白い室内と、薪ストーブの質感に似たアイアン使いがとても印象的

        
また、「思い出の品をただ飾るだけではなく建物の一部として取り込みたい」というすまい手さんの要望に応えるアイディアなどなど。。。
ひとつひとつは小さなことかも知れないけれど、ここまでこだわって創れるんだとうれしくなる家でした

     

と紹介されています。

ここのブログを一般の方が読んでいるのか解りませんが、このように紹介されることは、とても嬉しいものです。

実は、只今、より解り易く弊社を紹介できるようにホームページを改造中です。

お気付きの点がありましたら、教えて頂くとありがたいと思います。

by  kakizaki

←ワンクリックお願いします

2010年03月16日更新

ブログが雑誌に掲載されました。

新建ハウジング プラス1という住宅の専門誌に弊社のブログが紹介されました。

この雑誌は、弊社のような住宅建築に関わる人が読む本で、一般の方には、余り馴染みのない専門誌です。

住宅会社の『ウェブ力再構築』という特集の中で、二つの項目で掲載されています。

『生活者の視点を徹底する』

コスモホーム一級建築士事務所の柿崎圭介さんは自戒を含めこう話す。

「ブログについて、私は自分の言葉で書くこととともに、建築に関連して書くことを自ら課している。お客様は建築のことを知りたくてホームページに来ると思うからだ。ただ、それがひょっとしたらわかりにくさを招いているかもしれない。できる限りわかりやすくを心がけていきたい。」

生活者視点でウェブをつくるということは、自分の伝えたいことよりも生活者が知りたいであろうことを優先するということだ。その点で言えば、まだまだ生活者が知りたいことが、しかも生活者に理解しやすい言葉で解説されている工務店のウェブは少ない。

と紹介されています。

二つ目の記事

『「物語」化して伝える』

前出のコスモホーム一級建築士事務所の柿崎圭介さんは、物語化して伝えることの重要性についてこう話す。

「私は基本的に、建築を真正面から伝えたいと思っている。だが、それは、スペック重視の情報発信になりやすい。そのためホームページでは、建築のデザインの発信に重きを置く。ただしデザイン性も、その背景にある「物語」をもう少し伝えたほうがいいと、ウェブコンサルタントからアドバイスされている。」

たとえば、顧客によるレンガ積みのセルフビルドがそうだ。「ものづくりのシーンを切り取り、別のバナーで発信するなどしてよりわかりやすく、伝わるホームページを目指したい。」

スペックをただ紹介するだけだと、たとえばレンガというモノのアピールで終わるが、そこに「施主自らレンガを積んでセルフビルドした」という物語(エピソード)が重なると、コトの提案になり、モノだけを提示されるより関心がわき、そのモノの魅力も伝わるようになる。これが物語の力だ。

と紹介されています。

                                           

私たちのブログは、まだまだ発展途上ですが、このように、一定の評価を頂くことは、大きな励みになります。

読者の参考になるような住宅に関することを、今後も発信し続けていきたいと思っています。

宜しく、お願い致します。

by kakizaki

←ワンクリックお願いします

2010年03月10日更新

有機EL照明がいよいよ商品化

img_5287

有機EL照明の製造受託先が決定しました。

各社とも、今月末までに製品を完成させ、県庁ロビーなどに展示をする予定です。

わざわざ、県庁まで見にいけないので、是非ホームページなどで紹介して頂きたいものです。

有機EL照明は、山形大学の城戸淳二教授を中心に研究開発が進められている最先端技術です。

いよいよ商品化が決まり、新しい発想の照明器具が誕生します。

私は、この日をずーーーーと待っていましたので、とても楽しみです。

照明器具の起爆材になり、斬新なデザインが生まれることを期待しています。

そして、私たち建築に携わるものが、有機EL商品をどのように使っていくかが問われると思います。

いままでは、考えられない空間を演出できる可能性があります。

なんか、ワクワクしますね。

by kakizaki

efbe92efbdb0efbdb6efbdb0efbda5e5b7a5e58b99e5ba97107

←ワンクリックお願いします

2010年03月02日更新

山形エコハウス見学

12561124641

img_5268

山形エコハウスは、環境省の「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」、略称「環境省エコハウスモデル事業」によるものです。

この建物は、弊社の目指している二酸化炭素の排出量ゼロ、即ち

『カーボンニュートラルハウス』

です。

2月27日に構造見学会があり、参加させて頂きました。

この建物の特徴は三つです。

①地域材の有効活用

  山形県産の木材を出来るだけ採用している。

  ・山形県産材は、乾燥や価格の問題もありまだまだ普及していない実態がある

②省エネに配慮した計画

  熱損失係数Q値=0.6の超高断熱住宅

  ・屋根断熱材グラスウール400㎜

  ・壁断熱材グラスウール300㎜

  ・基礎断熱ポリスチレンフォーム150㎜

  ・開口部木製トリプルサッシ(アルゴンLow-Eガラス)

  ・熱交換型換気システム導入

③自然・再生可能エネルギーを有効利用

  ・屋根に太陽電池パネル4.0㎡を設置し、5kwの電力を得る計画

  ・太陽熱温水システムを導入

  ・木質バイオマス設備であるペレットストーブボイラを導入し、暖房と給湯として使用。

  ・南側の外溝に落葉樹(夏は緑陰をつくり、冬は落葉し日射を妨げる)

  ・雨水貯留タンクを設置し、外部散水利用

カーボンニュートラルハウスのモデルケースとして、最先端をいく住宅であることは、間違いないと思います。

このような住宅をコストの問題もあるのでいかに普及させていくかが課題です。

今月末に行われる予定の完成内覧会にも、是非参加したいと思っています。

by kakizaki

efbe92efbdb0efbdb6efbdb0efbda5e5b7a5e58b99e5ba97106

←ワンクリックお願いします

2010年03月01日更新