山形エコハウスは、環境省の「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」、略称「環境省エコハウスモデル事業」によるものです。
この建物は、弊社の目指している二酸化炭素の排出量ゼロ、即ち
『カーボンニュートラルハウス』
です。
2月27日に構造見学会があり、参加させて頂きました。
この建物の特徴は三つです。
①地域材の有効活用
山形県産の木材を出来るだけ採用している。
・山形県産材は、乾燥や価格の問題もありまだまだ普及していない実態がある
②省エネに配慮した計画
熱損失係数Q値=0.6の超高断熱住宅
・屋根断熱材グラスウール400㎜
・壁断熱材グラスウール300㎜
・基礎断熱ポリスチレンフォーム150㎜
・開口部木製トリプルサッシ(アルゴンLow-Eガラス)
・熱交換型換気システム導入
③自然・再生可能エネルギーを有効利用
・屋根に太陽電池パネル4.0㎡を設置し、5kwの電力を得る計画
・太陽熱温水システムを導入
・木質バイオマス設備であるペレットストーブボイラを導入し、暖房と給湯として使用。
・南側の外溝に落葉樹(夏は緑陰をつくり、冬は落葉し日射を妨げる)
・雨水貯留タンクを設置し、外部散水利用
カーボンニュートラルハウスのモデルケースとして、最先端をいく住宅であることは、間違いないと思います。
このような住宅をコストの問題もあるのでいかに普及させていくかが課題です。
今月末に行われる予定の完成内覧会にも、是非参加したいと思っています。
by kakizaki
2010年03月01日更新