前回に引き続き足元の話です。
最近弊社で、床材に良く採用しているのが、無垢のパイン(松)材です。
この床の特徴は、
①非常に柔らかく足ざわり良く、温かく感じる
②柔らかい分キズが付き易い
③無塗装材に自然塗料を塗るが、年数とともにアメ色に変色していく
この床材の最大の特徴は、歩いた時に、ヒヤッとしないところです。
この材料を使うと、時々床暖房を使っているのですか?と言われるくらいです。
そしてこの材料は木の匂いがするので、木の家に住んでいるという感覚を味う事ができるのもいいですね。
もう一種類が、カバ桜の無垢材です。
この床の特徴は、
①木がかたいので、キズ付きにくい
②表面が最初から塗装されているので、変色しにくい
③メンテナンスが容易
しかし、かたい木に既製塗料のため、パインのような足ざわりの温かさを感じることは出来ません。
しかし、モダンな雰囲気の室内空間には、持って来いの商品です。
水廻りの床には、ビニール系のクッションフロアや、タイルを使用します。
クッションフロアは、それほど冷たさは感じませんが、床タイルは選定に気をつけなければいけません。
従来型の磁器タイルはどうしても冷たいので、最近では、サーモタイルという商品をお勧めしています。
今までの家で一番足が冷えるのは、タイルのお風呂の床でした。
特に、冬お風呂に入るときは、一度湯船からお湯を汲んで床に流して温めないと立ってもいられないくらいです。
このように、床材になにを選定するかによって、温かみが違ってきますので、そこは、注意する必要があります。
by kakizaki
2011年02月05日更新