スタッフ柿崎社長ブログ

家庭用燃料電池はもう少し様子見かな?

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いよいよ、今月から、家庭用燃料電池が発売されます。販売価格は

パナソニック                 3,465,000円

荏原バラード                3,465,000円

東芝燃料電池システム+長府製作所 3,255,000円

ENEOSセルテック+長府製作所    3,255,000円

家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」に補助金が上限140万円まで出ることがきまりました。

家庭用燃料電池は、水素を使って電気を起こす発電機です。電気ができる際、熱を発生するので、それを給湯に使います。

エネファームの最大の魅力は、従来の機器に比較して、約30%もCO2を減らすことが可能なことです。

エネファームを販売する東京ガスは、機器を起動してから、最長10年間は無料で補修を受け付ける「無料サポート期間」を設けるようです。

ただ、燃料電池が自動停止すると、その時で無料サポート期間は終了します。

東京ガスは、8年間程度で燃料電池が自動停止する可能性が高いと想定しています。

その後は、点検・修繕一回ごとに10万円の費用がかかるそうです。チョット高い気がしますが・・・

ただし、エネファームはガス給湯機と比較して、年間当り5~6万円程度光熱費を削減できるそうです。

無料サポート期間10年間を目安にイニシャルコストを試算すると

機器価格 3,465,000円-補助金1,400,000円-ガス給湯機300,000円-光熱費削減費600,000円(60,000円×10年)=1,165,000円

即ち、10年では、イニシャルコストは回収できないことがわかります。

東京ガスでは、8年後に機器価格を100万円以下まで引き下げる計画をしているそうです。

こうなってくると、一機に、現実味を帯びてきます。

出きるだけ早く、価格もそこそこで、CO2を多く削減できる家庭用燃料電池を販売してほしいものです。

by kakizaki

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2009年05月13日更新

サンポットお前もか!

先日、サンポットさんの地中熱ヒートポンプ暖房の講習会に参加させていただきました。

その時頂いた資料を紹介したいと思います。

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建設地             山形県  山形市

熱損失係数        1.9〔W/㎡K〕   (想定値)

相当延べ床面積     148.5〔㎡〕    (45坪)

GSHP成績係数(COP)  3      (一次側戻り0℃、二次側送水45℃の場合の想定値)

 

1シーズン当り地中熱ヒートポンプ暖房ランニングコスト(概算値)  154,016円

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灯油価格を50円/ℓとして

1シーズン当り灯油暖房ランニングコスト(概算値)    135,884円

というデータを頂きました。

またしても、変なデータの数字です。

灯油の予測消費量は

135,884÷50=2,717ℓ/年間です。

4月9日のブログの三菱のエコヌクールの記事と同じような結果がでています。

山形市の45坪程度で熱損失係数1.9の建物が年間2717ℓも灯油を消費するようなことは、ありません。

これは、まったくのザル住宅です。

前回同様同じような建物でQPEXでシュミレーションしてみました。

相当延べ床面積       150.99㎡(45.7坪)

熱損失係数          1.9〔W/㎡K〕   (想定値)

灯油の年間消費量      1150ℓ

でした。

即ち、実際の予測数値は、サンポットさんの約42%の消費量で済みます。

これでは、とてもシュミレーションにはなっていないのではないでしょうか。

サンポットさんは、弊社で灯油の床下暖房を採用しているメーカーです。

こんなことは、私から指摘されなくても、十分解っていることなのに、何故現実離れしたデータが出てくるのでしょうか。

暖房メーカーは、もう少し、自分達が出すデータに責任を持ってもらいたいと思います。

もし、気象条件が同じだとすると、地中熱ヒートポンプを採用した場合は、

154,016×0.42=64,687円/年 ぐらいの電気料金なのか・・・

私には、ちょっと解りません。

by kakizaki

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2009年05月09日更新

コンセプトは『環境とデザイン』2

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今回は、前回に引き続いてコンセプトの話です。

私は、簡単に言って、住宅は、『格好良くなければいけない』と思っています。

建築は、公共物であろうが、私物であろうが、多くの人の目にさらされます。

格好のいい建物は、人に感動を与え、街のシンボルにもなります。

そして、何十年にも渡って残っていくものです。

私達、建築に携わるものとして、やはり、デザインは、とても重要な要素だと思います。

これからの住宅会社に求められる多くの部分は、デザインによるもののような気がしてなりません。

性能というのは、外見からは、ほとんど解りずらいものですが、デザインは、我々建築士がセンスをアピールできる、大変貴重な場でもあります。

住宅会社は、良い性能の建物を造って当たり前。

これからの住宅は、デザインで選ばれていくのではないでしょうか。

そういった意味において、弊社のコンセプトに、最重要課題として、上げさせて頂きました。

by kakizaki

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2009年05月07日更新

コンセプトは『環境とデザイン』

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弊社のコンセプトは『環境とデザイン』

本当は、『性能とデザイン』という言葉が正確なのかも知れません。

住宅性能というと、非常に多くの事が含まれます。

耐震、断熱、気密、素材、火災時の安全、遮音性、高齢者への配慮などなど、余りにも意味の範囲が広がります。

そこで、もう少し具体性を持たせ、そしてこれからの社会に特に重要だと思われるテーマである『環境』に絞って、弊社の家づくりを考えようと思い、まず最初にこの言葉を持ってきました。

実は、この『環境』という言葉は、私にとって生涯のテーマと言っても過言ではないかも知れません。

私は、東京の芝浦工業大学建築工学科を卒業していますが、研究室は、設備系を選びました。

卒業論文は“ソーラーシステムのイニシャルコストとランニングコストの比較”とその当時、我々学生にとっては非常に興味深いテーマでした。

結論からいうと、約30年前では、設備をランニングコストの軽減でペイはできませんでした。

設備の性能が、余りよくなく、維持管理費が多くかかり過ぎ、多少の燃費の良さではペイするのは、とても無理でした。

実は、現在でも、設備費をペイするのは難しく、補助金がでないとなかなか進まないのが現状のようです。

しかし、設備の性能は格段によくなり、地球温暖化が叫ばれる昨今、多少のお金を払ってでもやっていかなければならない事であることは間違いありません。

むしろ、この問題を正面から取り組まないと、地球の将来が危ぶまれます。

私個人的には、非常に危機感を持っております。

30年前に勉強したことが、私の今の仕事に非常に役立っています。

この『環境』は、私の生涯のテーマだと思っています。

by kakizaki

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2009年05月02日更新

家づくりのヒント

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家づくりを考えるとき、皆さんは、最初に何をするのでしょうか。

住宅雑誌を購入したり、近くの住宅展示場を訪問したり、はたまたインターネットを使って情報を仕入れたり、人によって様々だと思います。

現在は、住宅に対する情報が溢れんばかりに非常に多くあります。

中には、断片的な知識が重なり結果的に、何をどうすれば解らなくなっている方も時々お見受けいたします。

情報と言うのは、多くあれば良いというものではありません。

その情報をきちんと整理できる正しい洞察力が必要です。

それを家づくりについて、一般の方がするというのは、至難の技です。

そこで、住宅建築に携わる者として、できだけ中立な立場で『家づくり』について意見を述べさせていただこうと思います。

私達の、意見が皆さんの『家づくり』にどれだけ参考になるかはわかりませんが、少しでもお役に立てば幸いと思い住宅に関する事を『家づくりのヒント』として、情報発信していきたいと思います。

実は、『家づくりのヒント』は、2007年6月12日から始めており、二年近くになります。

この度、ホームページを新しく更新するのにあわせて、ブログのサーバーを変更することに致しました。

過去の記事を読みたい方は、

『家つぐりのヒント』 

に繋いでください。

by kakizaki

 

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2009年05月01日更新