一室複数灯計画は、2008年12月13日のブログで書きましたが、改めて詳しく紹介したいと思います。
上の図のように、照明は色々なやり方があります。
あかりを使って室内の演出をする場合、空間に広がりをもたせることが大切です。
そこでおススメなのが、一室複数灯です。
1つの部屋に1つのあかりではなく、全体を照らすシーリングライトに加えて小型ライトを複数組みあわせる一室複数灯なら、必要な時に必要な場所を点灯することで、複数の空間を演出できる上、1つのあかりよりも部屋に広がりを出すことができます。
小型サイズのダウンライトなら、照明器具の存在感を抑え、光だけが得られます。
視野にあかりが入り、華やかさが強調されるブラケット、スポットライト、手元を明るくするペンダントです。
コンセントさえあれば配線の心配もなくどこにでも置ける卓上スタンド、フットライト、フロアスタンドといった用途に合わせたあかりの組み合わせで、同じ空間でも、団らんのあかり、夜のあかり、くつろぎのあかりを使い分けることができます。
また、すべてのあかりをつけるのではなく、その場の状況に合わせて数個のあかりをつけること、あかりによって電球の色を変える といった演出方法もあります。
このように、一つの部屋に複数の照明器具を設置することにより、部屋の雰囲気を色々変え、楽しむことができます。
ダイニングの周りの三ヶ所の照明をつけた場合。
ダイニングテーブルの照明を中心にした場合。
また、2009年4月20日に紹介した、明かりだまりの技法と組み合わせると、より一層遊び心が広がります。
室内空間の演出方法として、照明は、非常に重要なポイントであることは間違いありません。
by kakizaki
2009年05月23日更新