10月7~9日に掛けて、石川県金沢市で大学の同窓会がありました。
せっかく金沢に来たので、建築家妹島和世氏と西沢立衛氏(SANAA)の設計した
「金沢21世紀美術館」
に行こうということになりました。
この美術館は、2004年10月開館ですから、建築から13年も経っています。
しかし、この美術館はとんでもないことになっていました。
それは人、人、人・・・
入場券を買うのにこの行列です。
この建物の最大の特徴は、円柱形の外観。
全面ガラス張りで覆われ、四角い展示室が組み合わせられている現代建築です。
中庭にプールがあり、覗いて見ると・・・
何と不思議な事に、水の中から人がこちらを見上げています。
結局、館内に入ることを諦め、皆で喫茶店に行って一服。
しかし、ここも人で一杯です。
この建築が、これほど多くの人を引き付ける魅力は、いったい何なのだろう?
金沢は石川県の小京都と言われるくらい古都の風景が残っています。
そんな地域にこのような近未来的な美術館を建築することを許容する金沢市民の大胆さがその活気の源にあるような気がしてなりませんでした。
建築好きな私としては、素直にこの建物の持つパワーを認めたい気持ちでした。