スタッフ柿崎社長ブログ

酒田大火からもうすぐ41年

41年前の1976年(昭和51年)10月29日夕方酒田大火があり、その日に近づいてきました。

私は、高校三年生で、テレビでその様子を見、とても恐怖を感じたことを良く覚えています。

酒田市は、そのことを教訓に防災に対する都市計画を大きく見直し、下記のような地図を作成しました。

火災が発生した地域を中心に防火地域、準防火地域を指定し、より災害に強い地域になるように計画しています。

今建築中の酒田市寿町のテーマが

キッチンを囲んで家族の会話が広がる家

は、実は、その準防火地域に該当しています。

この地域の建物はある一定の基準を満たさなければいけません。

特に違いがあるのが、窓の仕様です。

上の写真の窓ガラスを良く見ると、ガラスの中に金属のメッシュが斜めに入っているのが分かるでしょうか。

これを網入りガラスと呼んでいます。

網入りガラスとは、ガラスの中にワイヤー(網)が入ったガラスのことで、火災時にガラス破片の飛散防止を目的とした防火設備用のガラスです。

このようなガラスを採用するか、通常のガラスを使用する時は、シャッター付きの窓になります。

手動でシャッターを下ろすことになりますが、外部からの延焼を避けるためには有効な方法です。

このような仕組みをすることにより、少しでも被害が少なくなるようにしています。

41年前は、とても風が強い日であったことが被害を大きくしてしてしまったようです。

もう二度とあのような事が起きらないことを願っています。

現場は、今回紹介のサッシも取り付けられ、タイベックを張った状態まできました。

2017年10月23日更新