スタッフ柿崎社長ブログ

一家に一冊『わが家の診断&対処法』

[建てた後]に読む本

『わが家の診断&対処法』という本をNPO法人家づくり援護会(イエンゴ)さんが出版しています。

この本は、イエンゴさんが出しているベストセラー『[建てる前]に読む本』に続く、家を建てた後の建物の維持の仕方を解り易く解説した冊子です。

家を持っている方から、メンテナンスの事で尋ねられることがよくあります。

私自身は、家づくりの仕事をしていますので、「こんなこと当たり前かな」と思うことが、一般の方は、なかなか解りずらいようです。

その解りづらい部分を、細かく丁寧に説明してくれています。

この本は、基本的に、お施主様本人が一通りメンテナンスできる内容になっています。

とは言っても、現実的には、専門家の建築士や工務店、職人に依頼するケースも多いかと思います。

しかし、依頼する前にこの本を読んでいただいて、何が、どう問題なのか、お施主様自身に理解して頂きたいのです。

業者にお任せっぱなしは、少々危険です。(業者の言いなりにならないように)

この本は、もちろん書店でも購入できますが、弊社でも販売しています。

一冊1680円です。

一家に一冊、いかがでしょうか。

by kakizaki

2010年10月24日更新

建てるならエコ住宅

 

私のブログでも、何回か紹介しましたが、今年の三月に、山形エコハウスがオープンしました。

山形エコハウスは、山形県が環境省の補助金を受け、東北芸術工科大学と連携して建設したモデルハウスです。

①木で家を造る

②省エネルギー化する

③自然エネルギーを使う

をコンセプトに、低炭素社会の住宅の未来形を追及しています。

県地球温暖化防止活動推進センターは、10月27日から、「地球にやさしいエコハウスとはどのようなものか」といったテーマや、間伐などの体験を通じて環境への理解を深めるために、講座を開きます。

講座は、5回シリーズで、受講は無料です。

問い合わせ 023-679-3340

今後の予定

10月27日  研修会・見学会 「エコハウスのデザインと性能」(午前11時、山形エコハウス)

11月27日  体験講座「エコ住宅の森林利用と間伐体験」(午前9時、山形市・悠創館)

12月15日  研修会・見学会「普及版エコハウスの設計」(午前11時、山形エコハウス)

1月15日   研修会・見学会「パッシブハウスはここがすごい!」(午後2時、山形エコハウス)

2月19日   研修会・見学会「自然エネルギーの基礎と住宅での活用」(午後2時、山形エコハウス)

興味のある方は、是非参加してみてはどうでしょうか。

私は、まだ足が完全に治ってなく車の運転ができません。

今月の講座は、ちょっと参加できそうもないようです。

残念です。

by kakizaki

2010年10月23日更新

長く住める家とは?

先日、あるお客様から、中古物件を購入したいが、どうしたら良いか迷っているという相談がありました。

物件の建物は築30年近く経っているので、建物の査定はゼロで、価格は、土地代程度でした。

その建物をリフォームして住みたいという相談です。

実は、この住宅は、某大手ハウスメーカーのミ〇ワホームの物件です。

このような相談で一番困るのは、大手ハウスメーカーの独特の工法で建築している場合です。

多くの大手ハウスメーカーは、2×4工法、軽量鉄骨工法を採用している場合が多く、また取り扱っている部材も、そのメーカーのオリジナル商品がほとんどです。

それが、我々の建物との差別化にもなっているので、そのメーカーの売りでもあるのです。

実は、こういう建物の改装工事は、非常に困ってしまうケースなのです。

表面上の改修は、出来る場合もありますが、大抵は、手の付けようがありません。

ですから、お客様には、『このまま構造体を、いじらないのであれば、購入してもいいんじゃないですか。』と回答しました。

これからは、スクラップアンドビルドの時代からストック社会へと変わってきています。

長期優良住宅で100年とか200年とか言われていますが、そんなに長い間住宅を使用するのに、増改築がやりにくいのでは、これからの社会には、余りマッチしないように思うのですが・・・

100年以上たった在来工法の建物を改修したこともありますが、『木は大事に使うと長持ちするんだなあ』改めて、実感しました。

私は、中古物件を購入したり、新築住宅を建てるならば、出来うるならば、従来型の在来工法が良いと思うのですが・・・・

後は、皆さんの判断でどうぞ・・・

by kakizaki

2010年10月13日更新

おしゃれな住宅にご用心

ここ庄内地方でも、おしゃれな住宅が、ポツポツと見ることができるようになりました。

ところが、最近、有名建築家が設計した住宅に、欠陥が発生することが少なくないそうです。

新聞にその一例が紹介されていました。

≪「デザインだけが優先され、居住性は最低。基本性能も満たさない。これで住宅とは言えない!」

こう憤るのは千葉県在住の税理士(63)。

2004年夏に入居した税理士宅は、有名私大の建築学科教授の“作品”。

だが、現実は、雨漏り、配水管の勾配不足などによる汚水逆流と屋内浸水、断熱不足、防火性能不足など“欠陥の見本市”だった。

税理士は、約10年前、同窓会で教授と再会。

建築賞も受賞していると聞き、自宅の設計を依頼した。

直接要望を伝え、教授の妻が代表を務める設計事務所と設計監理契約を、教授側に勧められた施工会社と工事請負契約を、それぞれ結んだ。

不具合の続出に、補修を要求したが拒否され、現在、裁判で係争中だ。

施工会社は、「教授の指示に従っただけ」と主張はしたものの瑕疵を認め、「和解」という形で補修費用の一部を負担した。

教授は取材に対して「この件に自分は関与していない。妻に聞いてほしい。」

妻は、「ノーコメント」としている。

税理士は、「入居後5年もたつのに、今も雨漏りの修理をしている。私たちのお金でやりたい放題で、許せない」と怒りを隠さない。

欠陥住宅に詳しい「日本建築検査研究所」代表で一級建築士の岩山健一さんは、「2005年ごろから、有名建築家による住宅の欠陥調査の依頼が増えた」と指摘する。

「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」の統計でも、一戸建て住宅における設計者についての相談件数が増えている。

だが、現行法では、個人住宅における設計者の責任はほとんど問われない。

中略

国土交通省住宅瑕疵担保対策室の伊藤昌弘課長補佐は「瑕疵担保履行法で、設計者、施工者の双方が欠陥の責任を認めない場合でも、建て主は保証金や保険金で救済されるようになった。

今後は設計者の責任も問う仕組みが必要だが、建て主も、 『有名建築家だから』と任せきりにしない方がよい」と話している。≫

というような内容です。

ちょっと変わったデザインやかっこいいデザインは、どこかしら施工を無理しているケースが多いことも事実です。

だからと言って、欠陥住宅でいいとは、絶対にならないわけで、施工方法も充分検討して建築士は、施工監理をしなければなりません。

しかし、予算の関係で、設計だけして、施工監理までしていない場合の方が多いのも、また実態です。

ですから、弊社は、

『設計・施工・施工監理全て一括で仕事をやらせて頂いております。』

お施主様にとっては、煩わしくなくて安心して依頼できる仕組みだと思います。

いくらいい設計をしても、施工が悪ければ、お施主様は満足しないのは当たり前です。

責任 設計・施工

これは弊社の当たり前です。

by kakizaki

2010年10月02日更新

3センチの段差が危ない!

 『ゴリッ』と鈍い音が足元で!

やってしまっただーーーーー

9月25日土曜日の穏やかな昼下がりでした。

こんな醜い足で申し訳ありません。

実は・・・

自宅の駐車場の前で・・・

3センチの段差で・・・

足を・・・

くじいてしまいました。

わずか3センチ

されど3センチ

くじいた足に、私の体重全体が乗ってしまったため、足の甲にヒビがはいったようです。

我が家を新築したのは、平成8年の末。

その頃は、まだ“バリアフリー”と言う考え方がなく、家のなかも、3センチ位の段差は、当たり前のようにあります。

その後、1~2年後くらいから、バリアフリーが、融資の優遇金利の対象になり、一般化してきました。

『大きな段差より、2~3センチくらいの一見何でもないような段差が、一番つまずき易い』と言われきましたが、なかなか実感がわきませんでした。

しかし、今回は、身をもって貴重な経験をさせていただきました。(負け惜しみです)

ますます高齢化が進む社会では、建物の中も外もバリアフリーが基本ですよね。

痛いながらも、大変勉強になった週末でした。

治るまでは、3週間ぐらいはかかかるようです。

焦ってもしょうもない。

 当面静かにしなさいということですよね・・・・トホホ

by kakizaki

2010年09月30日更新

弊社改装中の現場が新聞記事掲載!

9月16日(木)の読売新聞に弊社で改装工事をやらせて頂いている現場が記事掲載さました。

現場は、舟形町舟形にあり、元幼稚園を改装し、

『カトリック新庄教会』

になります。

ここの教会の信者さんは、フィリピンからの花嫁さんが中心で、最上地方だけでも、約40人程いらっしゃるそうです。

山形県内では、特に1980年代半ばから90年代にかけて、農家の跡取り息子などの結婚相手としてフィリピンなどから多くの外国人女性が嫁いできました。

彼女たちの多くは、キリスト教で、心の拠り所となる教会がなく、とてもつらい思いをしてきました。

長年の彼女たちの願いがかなって、今回ようやく教会の建設となりました。

縁あって、弊社で、今回の改装工事を請け負うこととなり、大変光栄に思っております。

完成しましたら、ビフォーアフターの写真を交えながらご紹介したいと思います。

10月28日(木)に落成式があります。

by kakizaki

2010年09月16日更新

エコキュート騒音問題がテレビで放映

9月12日(日)にNHKのニュースで、 『エコキュートの騒音問題』が放映されました。

実は、この問題について、私は、今年の4月27日のブログで書いていました。

通常、日曜日のブログのアクセスは、30件前後なのですが、この日は、101件と3倍以上ありました。

翌13日(月)も、264件とこれまた3~4倍のアクセスです。

私のブログを読んで頂いた方の反応は、分かりませんが、こういう問題があることを多くの方に知って頂いたことは、大変良かったとおもいます。

この類の問題は、知らず知らずのうちに、加害者になってしまうことです。

そして運悪く、被害者になると、ニュースに出てきたご婦人のように、ノイローゼになるかも知れません。

この問題のもっと厄介なのは、近隣同士のことなので、一度もめると、お互いに非常に気まずい状態になり、最悪の場合その土地に住みたくないということに、なりかねないのです。

当然のこととは思いますが、家を造るときは、出来る限り近隣に迷惑がかからないように心がけるべきです。

それは、その住宅に住む方は、もちろん、その住宅を建てる設計者・施工者も十分気を付ける必要があります。

近隣ともめごとが起きたら、省エネどころではありません。

音や振動が伴う機器を選択する場合は、本当に細心の注意を払う必要があるのです。

by kakizaki

2010年09月15日更新

住宅用土地の選び方

住宅用土地の選び方といっても、何の法則があるわけでも、ありません。

人それぞれの考え方によって、全然違う答えが出てきて当たり前です。

しかし、一つの目安・参考になればと思い私なりの考えを整理しました。

①周りの環境

  ・公園の有無(子供の遊び場・憩いの場)

  ・新しい町並みか(古い町の住人と旨く付き合えるか)

  ・隣地の住宅の様子(お隣とは、長いお付き合いになる)

②公共施設へのアクセス

  ・交通の便 

  ・小学校や中学校までの距離

  ・仕事場までの距離

③商店街へのアクセス

  ・毎日の食料品の買いものをする商店街との距離

  ・日用雑貨の商店との距離

④立地条件の良さ

  ・埋立地か(良い地盤は少ない)

  ・水害のあい易さ(市役所などのハザードマップで確認)

  ・大きな川や沼などが近くにあるか(良い地盤は少ない)

⑤生活設備

  ・近くに高圧線通っているか(電波障害や電磁波の問題)

  ・下水道の有無

  ・光通信の有無

⑥土地の形

  ・いびつな形か

  ・道路との境界線の長さ(車の入り易さ)

  ・崖地か

などなど、注意しなければならないことは、沢山あります。

しかし、私が、土地を決定するときの最後の決め手は、 『その土地は売り易いか』です。

私の考えは少々古いのかも知れませんが、やはり、土地・建物は資産だと思います。

家族が、いざとなった時は、土地・建物を売ってでも何とか生きながらえてほしいと思うのです。

売れない土地は、税金ばかりかかって何の役にもたちません。

ですから、私のアドバイスは、

『安い土地は買うな』

です。

土地も株と同じように、人気のある物件は、高いのです。

人気のある物件は、将来高値で売れる可能性があるのです。

by kakizaki

  

2010年09月08日更新

住宅の耐震改修工事に国から定額補助

国土交通省は、大地震で倒壊の恐れがある住宅の耐震改修が伸び悩んでいる現状を受け、国独自の定額補助を来年度から導入する方針を固めた。

一軒当たりの補助額は数十万円とする方向で調整、改修が必要かどうかを調べる耐震診断につぃても国が数万円の定額補助を出す方針です。

しかし、今回の補助制度は、各居住地の自治体が補助していることが前提です。

山形県内で補助制度があるのは、山形天童寒河江村山東根中山朝日金山高畠の9市町です。

残念なことに、庄内地方の自治体は、一つもありません。

すなわち、庄内地方は、今回の補助の対象にはならないということになります。

これは、ちょっと問題がありますね。

酒田市も鶴岡市も耐震診断は、実施していますが、その後のフォロー体制ができていません。

耐震診断をしても、実際に改修する体制ができていなければ、余り意味がないと思うのですが・・・

仮に耐震工事をするにしても、信頼できる業者がどのぐらいいるのかも、疑問があります。

前回、新木造住宅技術研究協議会(新住協)の会員が、耐震と断熱工事を同時にやると、最高200万円の補助金がでることを、書きました。

確かに、200万円の補助金は、大金ですが、裏を返せば、それだけ大工事になり易いということです。

我々工事屋にとっては、有難い話ではありますが、そうそう皆さんができるとも思えません。

そういう見地から言うと、今回の耐震補強の工事に対する補助金は、意味があるのではないでしょうか。

庄内地方の自治体は、検討する余地があると思うのですが・・・

by kakizaki

2010年09月06日更新

断熱・耐震同時改修で国から200万円補助

 

断熱や耐震を考えている方に朗報です。

新木造住宅技術研究協議会(新住協)の会員で、おる一定の基準の断熱と耐震工事を一緒にやると、最高で、200万円の補助金がでます。

その説明会が8月28日(土)に、市民住宅セミナー(山形ビックウイング)で開催します。

セミナーは、午後2時からで、開発者の鎌田紀彦室蘭工業大学教授が行います。

新住協の「断熱耐震同時改修」は、既存住宅をリフォームする際、断熱と耐震の改修工事を同時に行い、コスト軽減を図るものです。

国土交通省の長期優良住宅先導事業に採択され、工事費(照明器具やカーテンなどは対象外)の3分の1、上限200万円の補助金が交付されます。

このリフォームは、建物の部分改修ではなく、全部の改修が対象になります。

ですから、通常このような工事をすると、水回りの工事などが含むと1000万円を超える工事になります。

ビフォーアフターではありませんが、あのぐらい大規模な工事を考えている方には、最高です。

是非この機会にご相談ください。

by kakizaki

期限が、平成23年3月末着工が条件ですの余り時間がありません。

2010年08月26日更新