スタッフ柿崎社長ブログ

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TOTOタンク式トイレで4.8L実現したが・・・

酒田市には、TOTOさんのショールームがあります。

2月18日新製品発表会があり、参加させて頂きました。

 「GREEN  MAX  4.8」の目玉商品で名前は、「GG」という商品で、洗浄水量4.8ℓという優れものです。

通常、現在の主流の便器は、6ℓですので、一回の洗浄で、1.2ℓも少ないことになります。

これを、実現したのは、ツイントルネードという、二ヶ所から、水を出し排水する方法です。

 

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 これは、他社ではやっていないTOTOさん独自の方法で、とても、考えられたやりかたです。

それも、もう一つの特徴がデザイン性です。

タンク式ですが、従来型のタンクがありません。

見た目は、タンクレスのようです。

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洗浄水量が少ないため、極端にタンクを小さくできた結果です。

 

問題点は、

①便座が小さすぎる

②便座が常に保温されている

③ウォシュレットのお湯が貯湯タイプである

 

現在は、男性でも、座って用を足す時代です。

あれでは、便器よりはみ出てしまいます。

なんか、時代に逆向しているような気がしますが・・・

②と③については、パナソニックさんのように、瞬間タイプにするべきだと思います。

 

説明によると、アメリカと中国では、既に販売されているとか。

何故日本のメーカーが、日本で最初の販売しないのか。

ーーーーん。解らない。

 

少し期待して行ったのですが・・・・       残念

 

by kakizaki

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2010年02月19日更新

カーボンニュートラルハウスって何?

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山形県に東北芸術工科大学があります。

その大学の先生たちが中心になって

『未来住宅  カーボンニュートラルハウスの教科書』

という本を出版しています。

「カーボン=炭素」「ニュートラル=中立」で、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を増やさないという意味です。

これは、まさしく、私たちが、目指している住宅そのものです。

結論から先に言いますと、カーボンニュートラルハウスを実現するためには、下記の二点に集約できます。

 

①徹底的に省エネルギーとする(建物を高断熱住宅にし、化石燃料の使用量を抑える)

②化石燃料ではなく、再生可能エネルギー(太陽光発電、※バイオマスエネルギーなど)をつかう

 

①は、私が、会社設立からごだわってきた高断熱住宅です。

私は、新築住宅では、高断熱住宅以外は、造ってきませんでした。

幸い、私のお客様で、高断熱住宅を断る方は、誰もいませんでした。

というより、私の話を聞いて、お客様から、高断熱住宅以外の建物の依頼はできないと判断していたのだと思います。

私は、日本の新築住宅が、全て高断熱住宅に義務化になると思っています。

恐らく、それ程遠くない将来。

 

②は、実は、これからのり大きな課題です。

2月6・7日に内覧会をした『薪ストーブが楽しいナチュラルハウス』の薪は、まさしく再生可能エネルギーです。

この時は、悪天候にも関わらず多くの方に来て頂きました。

この場を借りて、お礼申し上げます。

中には、薪ストーブだけを見に来て頂いた方もいらっしゃいました。

薪ストーブへの関心の高さを改めて認識いたしました。

薪ストーブは、地球環境には、とても優しい設備です。

しかし、薪集めがとても大変です。

よほどやる気のある人でないと、長続きはしないようです。

そこで、最近は、ペレットストーブが人気があります。

太陽光発電は、まだまだ値段が高くて、今のところ、私は、様子見です。

私の考えでは、10年で設備費が回収できるかが、一つの目安です。 

 

私は、日本も、遅かれ早かれ、誰しもが、カーボンニュートラルハウスに向かって家づくりをしなければならない時代が必ず来ると思っています。

実は、イギリスでは、既に法制化されています。

イギリスでは新築住宅を対象に2010年25%削減規制。2013年に44%削減。2016年にはゼロカーボンという段階的な基準を設置しました。

アメリカやフランスでも削減目標を出しています。

このように、世界の住宅は、カーボンニュートラルハウスへ向かっているのです。

 

※生物資源(木材、紙、動物の死骸、プランクトンなど)から得られる有機物を利用した循環型エネルギーで、再生可能エネルギーの一つ。バイオマスを燃焼すると、化石燃料と同様にCO2が発生するが、植物の場合は成長過程で光合成によりCO2を吸収しているため、ライフサイクル全体でみると大気中のCO2の収支はゼロである。
薪や動物の糞を燃やすといった単純な利用から、サトウキビからエタノール燃料をつくることや、生ゴミによる発電など、化学的な利用までさまざまである。有限な化石燃料の代替エネルギーとしても有用である>

 

by kakizaki

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2010年02月16日更新

トイレの音消し、携帯版が好評

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トイレの使用中の音を聞こえにくくする流水音が鳴るミニサイズの携帯の売れ行きが好調だそうです。

最近は、オフィスビルやデパートなどの商業設備の女子トイレには、消音装置は、『標準装備』になっています。

実は、弊社の前の事務所のトイレにも、付けていました。

前の事務所のトイレは、事務所とトイレの仕切りがドア一枚しかなく、排泄音が聞こえる場合あったので、改装時に設置しました。

 

日本は、よく『恥じらいの文化』といわれます。

山形新聞の記事の写真にも載っていますが、江戸時代には、既に排泄音を消す「音消しのつぼ」があったようです。

しかしながら、『排泄音が恥ずかしい』という感覚は世界的には珍しいそうです。

「外国の方から『不思議な商品』といわれます」とTOTOの広報の方が言っています。

文化が変われば、売れる商品も変わるものなんですね。

最近は、男性も気にするとか・・・

むむむむ・・・

草食男子か・・・

 

by kakizaki

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2010年01月27日更新

次世代型照明有機ELパネル量産化へ

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山形県を代表する最先端技術である有機ELパネルが量産化に向けて動きはじめました。

有機ELは、山形大学の城戸淳二教授が中心に開発が進められています。

有機ELは、パネル全体で光る照明を可能にします。

この照明は、今盛んに開発されているLED照明の次の照明と言われています。

この新しい照明は、今までとはまったく違う発想の照明が開発される可能性があります。

このパネルが量産化されれぱ、巷に今まで見たことがないような照明器具が展示されるのも、そう遠くないと思います。

世界の最先端の技術をここ山形でやっているということは、非常に誇らしいことです。

私自身、この照明が一般化することを心待ちにしています。

是非、住宅建築にも使っていきたいと思います。

下の図ような雰囲気の照明が可能です。

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山形有機エレクトロニクスバレー構想というがありますので、そちらも参考にしてください。

by kakizaki

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2010年01月22日更新

住宅の耐震化の無料相談

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先日、新聞の折込の中に山形県建築住宅課で出していた住宅の耐震化・減災対策のチラシが入っていました。

『相談無料』ということですので、是非利用して頂きたいものです。

特に、昭和56年以前に建てられた木造住宅は、倒壊する可能性が高いため、耐震診断を行い補強することをお薦めします。

酒田市の場合は、本人負担6000円で、木造住宅耐震診断士派遣事業を行っております。

残念ながら今年度分は、終了してしまいましたが、恐らく来年度も継続すると思いますので、4月以降の酒田市の広報を見逃さない下さい。

酒田市のHPの案内を参考にしてください。

 

山形県は、幸いにも自然災害が少ないせいか、2008年の地震保険の加入率が、11.3%(全国平均22.4%)で、とても低いことがわかります。

お隣の宮城県は、時々地震が起こるせいもあって30.9%と三軒に一軒は加入しています。

このようなデータからも、住宅の耐震に対する関心度が伺えます。

山形県の人は、是非この機会に住宅の耐震化の相談をしてみたらいかがでしょうか。

 

by kakizaki

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2010年01月19日更新

ステンドグラス工房を訪問

先日、ある方の紹介で、隣町の鶴岡市馬場町にある、ステンドグラスを造っている工房を尋ねました。

 お店の名前は、 『遊』と言います。

場所はカトリック鶴岡教会の真ん前にあります。

建物もとてもお洒落で、つい入りたくなる工房です。

美味しいコーヒーも飲めます。(もちろん有料です)

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 玄関ドアを開けると、2階の窓からの真っ赤な花の形のステンドグラスが目に入ります。

とてもインパクトのとあるデザインで、思わず目が釘づけにされました。

太陽の光を浴びて室内に入るステンドグラスは、中世の雰囲気を室内に漂わせます。

 

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 ステンドグラスも大きくなるととても存在感を感じます。

こんなデザインのものを間仕切りなどに使ったらどうですかね。

 

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 ステンドグラスをあしらったオリジナルの建具

 通常、絵の黒い線は、ハンダを使うらしいのですが、この作品は、鉛を使用しているとのこと。

黒い線が太くくっきり見えます。

 

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この壁灯の笠は、何とも言えない影をつくり上げています。

まさしく、オリジナル物が成せる光です。

 

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ステンドグラスは、太陽の光を通して室内に明かりを提供してきました。

しかし、この作品は、まったく光を通さないガラスを使用しています。

まさしく、ステンドグラスの絵と言えるでしょう。

これは、本来のステンドグラスではないという人がいるそうですが、ここのオーナーは、誰かが楽しんでくれればそれでいいんだという遊び心も持って造っているそうです。

そういえば、この工房の名前も

『遊』

でした。

ステンドグラスを建物に組み込むと、また新しいデザインになります。

どこかの現場で取り入れたいですね。

また、遊びに行きたくなる工房でした。

 

by kakizaki

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2010年01月13日更新

リフォーム工事の消費者保護対策を検討中

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悪質な「訪問販売によるリフォーム工事」による消費者被害が社会問題となっています。

全国の消費生活センターには、毎年年間9,000件前後「訪問販売によるリフォーム工事」の相談が寄せられおり、悪質で巧妙な手口も目立ちます。

そこで、リフォーム工事の消費者保護対策(平成22年4月1日実施予定)が検討されています。

見積り価格の相談、工事内容の相談など多岐に渡って電話相談から始まって、弁護士会の協力を得て、専門的なアドバイスそして、紛争処理まで対応していこうという仕組みです。

私は、是非この仕組みをつくって頂きたいと思います。

まじめに一生懸命やっている工務店やリフォーム会社も多い中で、一部の悪徳業者によってこの業界が、偏見の目で見られるのは、非常に残念です。

気軽に、リフォーム工事を依頼できる社会風土ができることが望まれます。

 

そして、これも検討事項なのですが、新築工事については、昨年の10月1日より、住宅瑕疵担保履行法によって資力確保措置(保険の加入または保証金の供託)が我々業者に義務付けられましたが、リフォーム工事に於いても同じ制度を採用することを考えています。

リフォーム工事は、新築工事と違って、工事内容が複雑になるので、どこまで保証対象になるのかはっきりしませんが、消費者保護という観点から、必ず制度になると予想されます。

 

このように、一般の消費者が安心して、建築の工事を依頼することができる仕組みをつくることは、とても大切です。

その中で、対応できない企業は、淘汰されていくでしょうし、本当に社会に役立つ企業しか生き残れないと思います。

まじめに、一生懸命努力している企業が正しく評価される社会であってほしいと願っています。

 

by kakizaki

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2010年01月09日更新

住宅版エコポイントの概要が決定

平成21年12月8日の閣議決定によって『住宅版エコポイント』の概要が解りました。

最終的には、平成21年度第2次補正予算が成立しないと、決定されません。

今月始まる国会で審議されますので、恐らく、2月上旬には、成立すると思われます。

 

新築住宅の場合

①次世代省エネルギー以上に適する住宅(弊社の新築木造住宅は全て該当)

②一戸当り30万円

③平成21年12月8日~平成22年12月31日まで着工した住宅

 

中古住宅の場合

①窓の断熱改修(ガラスの交換、内窓の新設、窓交換)「窓1枚からも対象になります」

 外壁、屋根・天井または床の断熱改修

※これらに併せてバリアフリーリフォーム(手すりの設置、屋内の段差解消、通路又は出入り口の幅の拡張)を行う場合にはポイントを加算

②最高15万円前後

③平成22年1月1日~平成22年12月31日までに着工(平成21年度第2次補正予算の成立日以降に、原則として、工事が完了したもの)

 

詳細については、解らないこともあるので、予算が成立し、全てが決定しましたら、再度報告したいと思います。

兎にも角にも、今年新築を考えている人や改築する人に取っては大きな朗報です。

せっかくの機会ですので、これを使わない手は、ないと思います。

 

地元では、今年は三隣亡などとありもしない迷信で、新築住宅を控える風潮が今だに残っています。

せっかく景気対策でこのようなお得な制度ができるのですから、是非この機会を見逃さないように・・・

私たちがお手伝いいたします。

 

by kakizaki

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2010年01月08日更新

山形エコハウスいよいよ着工

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昨年の9月16日のブログでも紹介した山形エコハウスがいよいよ今日から東北芸術工科大学の敷地内に着工します。

特徴は

①建物の材料に山形市内の間伐材を使用

②国内トップレベルの高気密高断熱住宅(窓は三重、高性能の断熱材採用)

③暖房や給湯は、太陽光発電ペレットボイラーで賄い、CO2を排出する化石燃料は使用しない。

④夏は日差しが入りにくくし、風通しの良い構造

これらによって、太陽光発電で生み出す電気量と使用する電気量を相殺すると、CO2はゼロかそれ以下になるそうです。

夏は暑くて、冬は寒い山形の環境に合わせた家づくりの指針になるのではないかと期待されています。

完成の暁には、私も是非見学に行きたいと思っています。

しかし、完成が今年度中(工期が三カ月)とは、いくら年度内の事業と言ってもちょっと短いような気がします。

せっかくの事業ですので、内容を十分検討し、施工も時間を掛けていいものを造ってくれたら嬉しいのですが・・・

この辺が役所仕事ですよね。

 

by kakizaki

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2010年01月07日更新

2009年住宅会社相次ぐ破綻

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2009年も、もうすぐ終わろうとしています。

上の記事は、日経ホームビルダー2010年1月号ですが、今年は、大手の住宅会社の破綻が続きました。

 

1月16日 富士ハウス破産(静岡県浜松市)

3月30日 アーバンエステート破産(埼玉県川口市)

11月18日 サンワホーム民事再生申し立て(山梨県中巨摩郡昭和町)

 

サンワホームは、一頃無暖房住宅を一生懸命宣伝していた会社ですが、最近は、余りテレビコマーシャルも見なくなったなと思っていた矢先でした。

サンワホームは、前の二社と違いあくどい着工前の多額の集金は、やっていないようです。

 

富士ハウスとアーバンエステートの共通点は、着工前の前受金として、総事業費の70%以上を多くの施主から受け取っていたことです。

この二社の被害者は、集団提訴に踏み切りました。

しかし、返還されるのは、被害額300万円以下の場合で20%、同300万円超の場合で被害の40%というのが実態です。

また、破産時点である程度建物が出来上がっていた仕掛かり物件の顧客は、別の住宅会社に依頼してほぼ完成にこぎつけていますが、二重ローンに苦しんでいるそうです。

この二重ローンで、自己破産に追い込まれるのではないかと懸念されているそうです。

 

このように、契約している住宅会社が破産するようなことに巻き込まれると大変なことになりかねないのが、実情です。

静岡県の弁護士会は、

『個人住宅の請負契約について前受金の比率を一定以下にするか、完成保証を義務付けるべき』

と声明を出しています。

 

弊社は、実は両方やっています。

というのも、私共は、NPO法人家づくり援護会(イエンゴ)という団体に所属してます。

この会では、1000万円以上の物件については、完成保証を付けることを義務づけているのです。

この会の規定で、契約金の

契約時10%

着工時30%

木工事完成時30%

引き渡し時30%

以上の金額を受け取ることを禁止しています。

会社経営からすると、ちょっとつらい面もあるのですが、消費者保護という観点からは、歓迎されることだと思います。

 

また、この会の特徴は、完成保証金が安い上に、バックアップ体制が万全であることです。

保証料金は、契約金の0.05%即ち、2000万円の住宅でたった1万円です。

この会は、互助会方式ですので、もし一社そのような会社が発生すれば、その他の会員全員でその責任を負うことになります。

 

とにもかくにも、会社が大きいからと言って安心できるご時世でない事だけは、確かのようです。

住宅を建てようと予定していらっしゃる方は、十分気をつけて会社選びをやってください。

 

by kakizaki

2009年12月22日更新