スタッフ柿崎社長ブログ

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津波浸水域山形県が予測図公表

3月7日の山形新聞に山形県での津波予測図が公表されていました。

地震規模は従来のマグニチュード7.7から8.5に引き上げ防波堤が崩壊するなど最悪の事態を想定して作成され、酒田港での津波の高さは従来(1.3メートル)と比べ約6.8倍の8.8メートルに達すると予測しています。

居住地で津波が最も高いのは遊佐町鳥崎12.3メートル

津波の高さが8メートルを超えるのは鶴岡市の温海、堅苔沢、由良、加茂、湯野浜、酒田市の浜中、宮野浦、酒田港、法木(飛島)、遊佐町の女鹿などです。

津波(第1波)の到達時間は、最も早いのが酒田市勝浦(飛島)も7分

他の地点は17~23分となっています。

詳細の津波浸水域地図も見れますので是非アクセスしてみて下さい。(津波浸水域地図をクリック)

津波が起きた際に皆さんが住んでいる場所がどのようになるのかを想定して頂きたいと思います。

一番大切なことは、自分たちが住んでいる町がどのような特性をもっているかを知って、その時を想定しいかに準備するかだと思います。

安全で何も心配しなくてもいい土地なんてそうそうあるものではありません。

常に、危険と隣合わせであることを肝に銘じておくことが大切だと思います。

by kakizaki

2012年03月09日更新

現況(土地)調査は五感で行うもの

2月7日に『土地を決める前に建物契約』というブログで、最近のハウスメーカーの請負契約について書きました。

住宅設計を主に手がけている建築家伊礼智さんが土地について以下のように書いています。

『現場に必ず出かけ「その地の雰囲気を感じる」ことから実際の設計は始まるといった方がいいかもしれません。

もちろん現地では、視線がどこへ抜けそうか、一日の陽当たりの予想、風向き、近所の家々の開口の位置と配置の具合など、基本的な事はメモにとります。

ただ、それに加えて、吹いている風の感触や土の色、植物の姿、周りの家々の佇まい、その土地の匂いなど、これから設計を始めるにあたって全感覚で設計の手掛かりをつかむことが、設計のリアリティーに繋がると思うのです。』

このように、設計するものにとって土地は、基本の基本です。

その土地を見て何を感じ、何を表現するか?

設計するものは、土地を見ながらあれこれ思いめぐらすものです。

それらがまったくなく、ただ企画された建物をその土地にはめ込む作業しか考えないのはもはや設計とは言えません。

設計というよりは、営業のみで十分です。

しかし、企画住宅であるならばそれもOK?

家づくりはそれでいいのか?

こんな小さな田舎でも、家づくりが問われているような気がするのですが・・・

by kakizaki

2012年02月14日更新

土地を決める前に建物契約?

先日ある不動屋さんの社長と最近のハウスメーカーの土地の購入の仕方が話題になりました。

昔は、土地を決めてから建物の請負契約を結ぶのが普通でしたが、最近は、逆だそうです。

とにかく、土地が決まる前に土地が決まることを想定して、請負契約を結ばせるそうです。

そんな話を聞いて

エーーーーーーーーーーーーーーー???????!!!!!!!

とても信じられませんでした。

『だからトラブルが結構多いのよ』

『ひどい時なんが、土地の契約日が地鎮祭なんてこともあるんだよ!』

ありえなーーーーーーーい

大手ハウスメーカーは、ほとんどが企画型住宅です。

ですから、いくつかのパターンを想定し、決められた価格で販売できるようです。

しかし、あまりにもアバウトすぎる。

ハウスメーカーもここまで来たか

という感じです。

住宅を購入するお客様は、初めてですので、『住宅購入なんてこんなものか』

と思うのかもしれません。

本当にこれでいいのでしょうか?

まー簡単といえば簡単です。

家づくりなんて煩わしいだけだと思っている人にとっては、とても楽な選択肢なのかも知れません。

しかし、自分たちの一生を左右するかもしれない人生にとっての最大の買い物ですので、もう少し考えた方が宜しいのではないでしょうか。

人によって価値観の差はありますが・・・

私は、よくお客様に言います。

『家づくりは、絶対に業者任せはダメですよ。

内容を良く吟味して下さい。』

『そうは言っても、専門的なことは、分からないし・・・・』

まさしくそのとおりです。

だとするならば、本当に信頼できる業者を探すことです。

それが本当に難しいことです。

しかし、最近は、インターネットなどを工夫すれば、結構情報を集めることができます。

ネットの情報がどれほど信用できるかという問題もありますが、そこは、各人の判断です。

とにかく、家づくりは、依頼する業者によってまったく変わってくると言っても過言ではありません。

契約をするまでは、本当に

慎重に、慎重に、慎重に

しかし、決めたら

大胆に

とにかく、契約を迫ってくる業者は要注意です!

業者を決める一つの方法は、

『実際に建てた人からその業者の評判を聞くことです。』

これは、結構参考になると思います。

ちなみに、弊社の場合は、土地が決まらなければ、プランニングはしません。

というより、出来ません。

その土地の形状や近隣との関係性や法規など、いろいろなことを吟味しながら設計していきます。

土地も決まらないで、建物を決めていくなんて、まったくの素人です!

他人事とはいえ、とても、腹が立ちます!

by kakizaki

2012年02月07日更新

『高い壁を乗り越えた時、あなたを守る砦となる』

先日、ツタエルさんという、コンサルタント会社の総会に行ってきました。

いきなりこんな写真が出てきて驚くかもしれませんが、まじめな総会が終わった後の懇親会のツタエル社員による余興です。

余興でここまでやるパワーはさすがです。

その総会を準備をした新人のイサタケ君の奮闘ぶりが本人から、メルマガで届きました。

彼が、今回の大役の仕事をする時に心の支えになったのが、先輩からのアドバイスだそうです。

それが

『高い壁を乗り越えた時、あなたを守る砦となる』

なるほど、まさしくそのとうりです。

仕事をする上で、誰にでも通じる言葉です。

彼からのメール全文を掲載します。

とても参考になります。

≪時をさかのぼること3ヶ月前、大阪事務所でのツタエル全体会議での
 ことです。

 ツタエルスタッフ全員が集まって様々なことを決めたり、話合ったりする
 のですが…

 メインの会議内容は【2012ツタエル総会】についてです。

 
 ・今回の総会の具体的テーマは?
 ・どういったかたちでお役立ち、情報交換をしていただくか?
 ・誰が、何をどのように実行するのか?
 ・いつまでにどんな準備をしないといけないのか?
 
  等々を意見を出し合いながら決めていきます。

 
 で、この会議でイサタケにとって一番ワクワクと緊張が混じり合う
 ところが…

 【当日、誰が何をするか】

 この時、本能的にイサタケの頭の中は 

 「当日、失敗することが怖い…」

 
 というイメージで頭の中が支配されそうになります。

 積極的に、いの一番に、身を乗り出して…
 「これやります!!いえやりたいです!やらせて下さい!」みたいな発
 言がなかなか出てこないのです。
 
 ですので、今までのイサタケは「とりあえず静観」という、いたって
 イケてな~い選択肢を選びがちでした。

 
 「だって100人ぐらい来るんでしょ?大恥かけないよ。。。」
 
 「そもそも人前で話するのめっちゃ苦手やし。。。」
 
 「お客さまは立場のある方ばかりやから…司会は自分じゃないほうが。。」

 逃げてるんですね。

 目の前の障害から。
 その障害は【いずれ自分の糧になる】と意識的にはわかっているけど
 逃げてしまっています。

 ただその会議中、ふと思い出した言葉がありました。

 「高い壁は乗り超えた時、あなたを守る砦となる」

 大阪事務所の上司、大西から教えてもらった言葉でした。
 
 
 大西には大阪在籍時、仕事から、プライベートまでいろいろとアドバイス
 してもらいましたが、イサタケが個人的に一番心に響いている言葉が、
 この言葉でした。
 (今でも東京事務所に大きく貼り出しています。)

 
 ただ…
 

 いざ実行するのは難しく、いつも「上司からの指示」や「以前はこうして
 いた」というようなことばかりを気にして、具体的な行動に移せない日々
 が続いてました。
 

 で、その会議中の心情は、正直はっきりとは覚えてはいませんが…

 「何とか自分のリミッターを振りきりたい。。。
  出来ることを証明したい…このタイミングしかないよなぁ…」 

 というようなことを思った記憶があります。

 
 イサタケ「や、やります!司会!…」 

 思わず、総会の司会に立候補していました。
 
 「………(わずかな沈黙と【大丈夫?】という空気)」
 
 
 もちろんツタエルの風土としては、「やりたいんならいいんじゃない?
 」といった感じではあるのですが…

 さすがに年に一度のお客さまを迎えての一大イベント。

 視線が刺さります。(笑)

 結局「やるのはOKだけど、そのかわりしっかり準備するんだよ」と促さ
 れたのは言うまでもありません。

 司会はイサタケに決定しました。
 
 

 ちなみにそんな状況を傍目で見ていた山口は相当心配していたよう
 です(苦笑)。
  

 ことあるごとに…
 山口「イサタケさん、準備の進み具合どうっすか?台本出来ました?」
 
 山口「もうすぐ年末年始ですね。休みの間は時間あるから司会のやり方
    みたいな本を見ていたほうがいいかもしれませんね!」
 
 山口「イサタケさん、シミュレーション一緒にやりましょうか?」

 ……他のツタエルスタッフが知らないところで相当気を使ってもらって
 ました。
 

 翻ってイサタケは、先輩がこんなに言ってくれてるのに日々の作業を
 言い訳に、中々準備に移れない、いえ、【移らない】という状況でした。
 
 なんとか今年に入ってから本格的に司会について考えはじめることが
 でき、どうしようか?と頭を抱え始めました。どうしたらスムーズな
 進行になるのか、ネットや本で調べたりしました。

 さらに、昨年の総会の司会であった、しらたに、
 「司会って、どんな感じで進めればいいんですか?」と
 あまりにもザックリ過ぎる聞き方をしてしまい…

 しらた「イサタケくんはどう進めたいの?」
 
 しらた「もしかして何のプランもなく聞いてない?」
 
 しらた「だめだよそういうの。自分がどういう風に進行したいのかしっ
     かりイメージしないと。だから自己主張がすくないんだよ」

 (うわぁやっちゃった。。イタイところ突かれたなぁ…)
 
 このように、自分の無計画さを露呈する始末。
 もちろんそのあと丁寧に昨年度の進め方を教えてもらい、参考にさせて
 もらいました。

 総会前日には、代表取締役にも力を借りていました。
 
 イサタケ「岡田さん、講師の丸和住宅さまのご紹介の仕方って、こうい
 う感じでどうでしょう?」

 岡田「うーん。ちょっと違うなぁ…言うでぇ~……」

 その後、一語一句、岡田に原稿を手直ししてもらいました。

 ツタエル総会の数時間前まで何を話すのか、どう進めるのかを何度も
 原稿を書き直しながら悩んでいたのが思い出されます。

 

 また、司会をする上で、自分の中でのテーマも考えました。

 「終始笑顔でお客さまをお迎えしよう」
 
 普段から社内で「緊張してるからかもしれないけど、人前で話すときは
 もっと笑顔でいたほうがいいよ!」と言われるので笑顔を意識していこ
 うと決めていました。

 

 そして当日…
 

 この話の流れからすると…本番は上手くいった!

 っていうのがあるべき結果なんでしょうけど…

 

 イメージとはかけ離れた出来でした。

 テーマとして「笑顔」で常にいるということだったんですが、これは完
 全にアウト。最初から最後まで進行のことばかりで頭の中がいっぱいで
 とても笑顔にはなっていませんでした。終始緊張していただけでした。
  
 さらに原稿を気にし過ぎて、「え~~」が多くなり、聞きにくい早口に
 なり、マイクはカラオケ持ちになり・・・

 司会の出来としては、笑えないぐらいの状況でした。

 ご参加頂いた皆さまには、お聞き苦しかった点は数えきれないほど
 あったのではないでしょうか。

 そんな中、総会終了時の拍手、本当にありがたかったです。

 
 こんな感じで、とても成功したなんて言えませんし、恥もかきました。
 お客さまにもご迷惑をかけたかもしれません。
 ですが、誤解を恐れずに言えば本当にあの時、立候補してよかったと
 思っています。

 
 たしかにまだまだ高い壁も登っていないですし、小さな砦も築いていま
 せん。人のチカラにばかり頼っています。
 しかし今回の総会で、自分が作る砦の「礎」は見え始めた気がしました。 

 
 それは【物事に対し積極的にいく】ということ
 まだまだ守りに入る年齢じゃない!
 (っていうか守るモノないですし(笑)。)と思えることが一番の収穫
 であり、今日から活かせることだなと改めて認識いたしました。

 いや、単純なことですけど結構これが…難しい(笑)。

 
 今は届かなくても、少しずつ、いつかは高い壁を乗り越えたいです。
 

 
 ツタエル総会にご参加いただいた皆さま方、本当にありがとうございま
 した!

 
            
               (完)≫

いかがだったですか。

イサタケ君の成長ぶりが伺えます。

あなたは、きっとツタエルの有望な社員になれるよ!

ちなみに、イサタケ君は、写真の左から二番目です。

この名言を教えた大西さんは、右から二番目です。

変装しているので、どうでもいいですよね。

by kakizaki

2012年01月31日更新

冬になる前に換気扇掃除

11月3日の文化の日は、久しぶりに何もない休日でした。

そして天気もいい。

それでは、換気扇の掃除でもやりますかー

一応、春と秋の年2回を目標に24時間換気の換気扇掃除をするようにしています。

案外、皆さんやってくれないんですよね。

我が家の24時間換気扇は、この種の換気扇の出始めた頃のものです。

そのため、換気扇は、洗面所の天井裏にあるのです。

とても、メンテナンスがしにくいタイプです。

この天井点検口は、換気扇を掃除をするためのものです。

天井点検口を開けると下の写真のように排気用換気扇が収納されています。

蓋を開けると換気扇の羽が見えます。

この羽に埃がいっぱい付着しています。

この埃を取るのに完全防備?が必要です。

完全防備と言いつつマスクをしていませんでした。

これは、反面教師ということで、御勘弁。

もう体は、埃だらけです。

外部の排気口をみると、春に掃除をしたせいか、思ったより埃が、ネットに溜まっていませんでした。

チョット分りづらいのですが、排気口の下にいっぱい埃が溜まっています。

次は、給気口の掃除です。

案外、ここを忘れている人もいますので、注意願います。

実は、下のフィルターは、二代目です。

我が家は、平成8年に建てましたので、もう、築15年になります。

そのため、2、3年前にフィルターがボロボロになり、交換しました。

換気扇に埃が溜まると、まず音がして、ひどくなると振動もしてきます。

そして、換気はしないで、電気料ばかりかかっています。

是非、皆さんも、年2回、最低でも年1回は換気扇の掃除をして下さい。

体は、埃で気持ち悪いですか、心はすっきりします。

ホント?

by kakizaki

2011年11月09日更新

五十嵐製麺さん『まちなかプレス』に掲載

酒田市と酒田商工会議所が共同で『中心市街地まちづくり推進センター』を設置しています。

そのセンターで、発行する機関誌『まちなかプレス』に五十嵐製麺さんが掲載されました。

このセンターは、酒田の中心市街地でお店を開業しようと考えている方たちを応援しようとするセンターです。

興味のある方は、HPにアクセスしてみて下さい。

庄内地方一円にフリーペーパーとして配布されている『コミュニティしんぶん』(平成23年11月4日号)の折込チラシとして入っています。

ちょっと文字が小さくて読めないので、下記に内容を書きました。

<ラーメン店を思わせないシックな店構えが目を引く「五十嵐製麺」。

「ウィンドーにある五十嵐製麺のロゴは当店自慢の暖簾です。

大きなウィンドーを目印にお越しください」。

そう笑顔で話すのは、店主の五十嵐さん。

16年間、市内で両親とともにラーメンを作り続けた経験を生かし、“自分の味を出せる店を開きたい”と今年9月にオープンしたお店です。

中町のビジネス街にできた同店はサラリーマンを中心によく利用され、女性1人でも気軽に入れるオシャレな雰囲気も好評です。

使う麺は国産小麦100%の自家製麺。

多加水麺のラーメンが多い酒田には珍しく、独自配合による低加水麺を使い、小麦本来の風味と甘みが活きた味わいに仕上げています。

麺の魅力もさることながら、スープ作りへのこだわりもひとしお。

濁りのない透明な清湯スープとじっくりと煮込んだコクのある白湯スープの2種類を用意し、メニューによって使い分けています。

ご主人渾身の味わい深いラーメンを一度味わってみてください。>

住所      酒田市中町2-5-26

TEL      0234-22-1322

営業時間   10:00~16:00

定休日     不定休

駐車場     提携あり

         中町第二パーキング日和

         (駐車サービス券差し上げます)

お店の雰囲気は、弊社のHPの施工事例の店舗をクリックしてみて下さい。

機会がありましたら、みなさんも是非一度食べに行ってはいかがでしょうか。

by kakizaki

2011年11月06日更新

山形県が住宅情報サイト開設

山形県は、県や市町村が設けている新築、リフォームに関する支援事業を網羅した住宅情報総合サイトを開設しました。

名称は、

「タテッカーナ」

耐震性向上や増築など、全市町村のリフォーム補助事業の内容を検索できる項目が目玉です。

工事を検討している人が完成状況をイメージできるよう、改築、新築事例を写真で紹介するページも設けています。

県や市町村が取り組んでいる住宅対策事業を一元化し、分りやすく紹介する目的で開設しています。

県建築住宅課は、「例えば、現在の居住地とは違う市町村で新築を検討している場合、それぞれの補助事業の詳細を入手し、比較するのは手間がかかる。情報をネット上に集約することで利便性を高めた」と背景を説明しています。

サイトは8月1日に開設。

本格オープンは、10月1日を予定しており、現在は県や各市町村の新築、増改築に対する支援を検索する項目と、リフォーム前と後の違いを写真で紹介する項目を公開しています。

本格オープンに合わせ、県産木材の魅力や伝統工芸を紹介するコーナーも掲載していくとしています。

これは、なかなか便利なサイトです。

私たちも、上手く使っていきたいと思います。

このサイトは、多くの方に有効ですので、弊社のHPの右下にバナーを貼っておきました。

by kakizaki

2011年09月29日更新

災害に強い家ってなんだろう?

3月11日14時46分東日本大震災があり、ここ酒田も震度5弱の強い揺れがありました。

すぐに酒田市全体が停電になり、その日は、社員全員すぐに自宅に帰るように指示しました。

私も、会社の戸締りなどを確認し、自宅に戻りました。

幸い、自宅の建物は異常なく私の家族は皆無事でした。

ライフラインは、水道とガスは使える。

電気だけが使えない。

3月とはいえこの日は、結構冷えていました。

後で調べたら、最高温度1℃、最低温度-1℃

最近の暖房器具は、電気がないと使えません。

夜の暖房が、問題だ!

今ある暖かい空気を逃がさないようにするには、換気扇を止めるのが一番いい!

というわけで、換気扇を確認。

そうです。停電です。動いている訳ありません。

電気が復旧した時に作動しないように、とりあえず、スイッチオフ!

直観的に、この停電がすぐには復旧しないような気がしたので、夜のためにろうそくや懐中電灯を茶の間の真ん中に集めるよう子供たちに指示しました。

何時水道が止まるかわからないので、飲み水の確保。

実は、私の家には、防災用の飲料水がペットボトルで10本くらいあります。

これは、地元の自治会より毎年2本ずつ支給されているものです。

次にトイレ用の水を確保のために、昨日のお風呂の残り湯に、いっぱいになるように足し水をしました。

夜になって、ろうそくの火を灯しながら、本当に震災に強い家ってなんだろうと考えていました。

①耐震性が高い家

これは、言うまでもありません。

私は、常々どんな地震がきても、ベシャンと潰れない家を提供するようにしているつもりです。(もちろん変形はします。)

どんな地震でも壊れない家を造ることは、難しいと思いますが、せめて、建物がベシャンと潰れないで、人命が助かる家にはしたいと考えています。

②家具が倒れない家

これは、家そのものとは、ちょっと違いますが、地震時は、結構大きなポイントです。

特に、寝室には、大きな家具を置かないようにしてください。

どうしても、設置する場合は、転倒止めの金具などで、しっかり固定してください。

分っているけど、やってない方が多いのです。

③高断熱の家

今回の震災で一番感じたことは、高断熱住宅は震災の時にその威力を発揮するということです。

地震がきた3月11日から、停電と燃料不足のため灯油の暖房器を止めています。

(夜みんながいる時に、リビングだけ、こたつとエアコンで暖を取っています。電気が必要なときの申し訳ありません。)

今年は、3月になっても寒く、明け方はマイナスになる日も結構ありましたが、暖房していない部屋が10℃以下になることは、ありませんでした。

ただし、24時間換気扇を止めているので、窓は、結露する日もあります。

今回の震災で、なかなかできない経験をさせてもらったと思っています。

震災によって、建物が壊れないことは、前提ですが、その後の生活を考えると、改めて、高断熱住宅の必要性を実感しました。

特に冬場は、重要です。

こういう体験は、頭では理解しているつもりでも、実際に経験しないとなかなか分らないものです。

災害はいつ来るか分りません。

しかし、その日のために備えておかなければいけません。

家づくりも、その辺から考えていく必要性がありそうです。

by kakizaki

2011年03月29日更新

今だからこそ・・・

弊社が仕事でお付き合いしているところに、“ツタエル”さんというところがあります。

前にも、ここの社長のメルマガを紹介しましたが、今回もこの巨大地震に関する彼の意見を掲載したいと思います。

要約して誤解を招くといけませんので、そのまま掲載します。

ちなみに、社長は東京に住んでいます。

<こんにちは。ツタエルの岡田です。
 
 東北の地震の後、原発、静岡の地震、計画停電・・・。
 いろんな事態が次々と起こりますが、こういう時こそ、落ち着いて行動
 することが大切でしょうね。

 日本赤十字社で東北関東大震災義援金の受付が始まっています。
 http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html

 わずかですが、私も募金をさせていただきました。
 
 
 
 ところで、
 
 プロ野球セリーグの開幕の件で揉めていますね。 
 こういう事態にもかかわらず、
 ・予定通り開幕しよう!という球団側。
  (特に巨人オーナーのナベツネさん)
 ・開幕延期を唱える選手会側。
 
 どちらがいいのか?
 
 
 私は巨人も嫌いで、ナベツネさんはあまり好きではありません。
 が、今回はナベツネさんを支持いたします。
 
 
 ——————————————————————–
 
 批判の意見があることも承知で書きます。

 
 被災していない我々まで、自粛ムード過ぎで経済活動を止めてしまうことは
 良くないことだと思います。
 日本全体が被災地のようになったのでは、復興もままならないのではないで
 しょうか。
 
 経済活動を行いましょう。
 営業活動を行いましょう。
 逆に、消費も行いましょう。

 経済活動を行うことが、やがて被災地を支えることになるはずです。
 できるだけ通常通りに仕事をしましょう。
 被災者でもある病院や避難所のスタッフの方々も必死の思いで仕事をされて
 いることかと思います。
 
 活動ができる方は活動ができない被災者の分まで働きましょう。
 まずは自分の仕事を一生懸命やりましょう。
 そして稼いで、納税しましょう。義援金を送りましょう。
 
 
 消費という観点から見れば、
 プロ野球の観戦に行くこともありですし、
 居酒屋に行って、飲み食いができることに感謝しながら、
 ≪今、自分に何ができるか≫を同僚や友人と語り合うことも大いにありだと
 思います。
 
 スポーツ選手も居酒屋スタッフも、自分たちの仕事でお客さんを元気づける
 ことが今できることではないでしょうか。
 
 ※参照
  海外のサッカー選手からのメッセージ
  http://supportista.jp/2011/03/news14045441.html
 
 
 
 
 ——————————————————————–
 
 今日、ツタエルではスタッフ全員でミーティングを行いました。
 被災地のため、何が一体できるだろう?
 
 今、私たちができること。
 
 
 『今こそがんばろう西日本キャンペーン』を行うことにしました。
 
 
 影響の少ない愛知県、北陸以西の建築業界の皆さんとともに、
 もっと頑張れるキャンペーンをやりたいと思います。
 
 
 私たちができることは、“集客セミナー”。
 
 
 大阪、名古屋で4月早々に西日本の住宅会社、建築会社さんが、
 この状況下でも受注を伸ばすためのセミナーを行います。
 (セミナー内容はこれからスタッフ全員で知恵を絞ります。)
 
 志、想い、理念を持った会社は今こそ活躍の時です。
 
 
 セミナーは有料です。
 ただし義援金として全額寄付いたします。
 
 
 さあ、前を向いて立ち上がりましょう。
 

 「今こそがんばろう西日本キャンペーン」第一弾
 頑張る工務店のための!受注が取れるホームページセミナー
 http://www.2tael.co.jp/top.php?ID=239&cID=5

 

 自粛より“元気”でいきませんか?
 
 微力だけど無力じゃない。
 日本を元気にしていきましょう。
 
 みんなで“元気”でまいりましょう!>

という内容です。

彼も、ある程度批判を受けることを覚悟で、このメールを配信しているようです。

私は基本的に彼の意見に賛成です。

しかし、プロ野球の開幕については、もう少し配慮したほうよいとは思います。

幸い、山形県はそれほど大きな被害は受けませんでした。

しかし、東北地方は、仙台を拠点としていますので、経済が麻痺状態です。

弊社でも、建て方を予定しておりましたが、何時になるか、まったく見当がつきません。

このままで行ったら、本当に東北地方の経済は大打撃を受ける可能性があります。

とかく、こういう場合は、自粛ムードが台頭します。

ある一定期間は、致し方ありませんが、自粛ばかりでは、経済が停滞してしまいます。

こういう時だからこそ、 『それぞれが、それぞれに与えられた仕事をきちんとこなす』ことが大切なのではないでしょうか。

目の前にある仕事をきちんとこなしていくことが、必ずや、被災された人たちの復興に繋がると信じています。

私たちが今本当にやらなけばならないことは、

①被災者に方に具体的に何ができるか考え実行する

②自分は具体的に何をしなければならないを考え実行する

だと思います。

岡田社長は両方やっています。

①被災者のための募金をしている

②自分たちが出来る 「今こそがんばろう西日本キャンペーン」を検討し実行しようとしている

私は、とても、立派だと思います。

ただ、復興を願っていますなどと言葉だけで終わるのではなく、自分ができることを、具体的に実行することの大切さを教えてくれています。

今は、とても大変な時です。

だからこそ、与えられたことを一つ一つやっていくことが大切なのではないでしょうか。

私も、ある団体に募金をしました。

by kakizaki
 

2011年03月19日更新

大手五社のサッシの耐火不足ニュースについて 

2011年3月9日新聞やテレビで、大手五社のサッシの耐火不足のニュースが大きく報道されました。

朝日新聞の記事によると

『サッシメーカーの「YKK AP」「新日軽」「不二サッシ」の3社が、国の耐火基準を満たさないサッシ窓を出荷していたことが国土交通省の調べでわかった。

すでにトステム三協立山アルミでも同様の問題が判明しており、業界上位5社がそろって違法な商品を流通させていた。

交換や改修が必要な住宅は計3万棟に上る見通し。

 問題があったのは、窓枠の素材が室内側は樹脂、室外側はアルミを使った複層ガラスで、左右に引いて開閉する窓。

2002年2月以降に出荷された戸建て住宅用で、窓枠がアルミだけのものより断熱性が高く、寒冷地や都市部で普及している。

 YKKは「エピソード」、新日軽と不二サッシは「アルプラクラス K3」の商品名で販売した。

不二サッシは新日軽に製造を委託していた。

 建築基準法では、住宅密集地での延焼を防ぐため、20分以上、炎の熱に耐えてガラスが窓枠から外れない性能を求めている。

しかし、公的な機関の試験で3社の商品は屋外からの炎では10分以内、屋内からの炎でも15分以内で燃え、ガラスが割れて窓枠から外れた。

 問題の商品を使った住宅は都市部の耐火基準を満たさず、違反になる。

3社の出荷数は戸数に換算して1万5千棟前後とみられる。

 すでに耐火性能の不足が発覚したトステムは1万棟分、三協立山アルミは7千棟分が出荷され、耐火性の高い商品に交換したり、窓の外側に防火シャッターを取り付けたりといった対策を進めている。

 木造住宅用のアルミサッシ・ドアでは、大手5社で100%近いシェアを占める。

問題の商品を使った住宅には建築中の物件も相当数あるとみられる。

年度末の今月は完成した新築住宅が建築主に引き渡されるピークで、問題発覚で混乱が広がる恐れもある。』

という内容です。

このような、報道を聞くと、2009年1月10日に『エクセルシャノン サッシ性能偽装』をブログで書いたことを思い出します。

次から次へとサッシ関係の不手際が明るみに出てきます。

一社だけでなくサッシメーカーのほとんどがこのような問題を起こすということは、サッシ業界そのものの仕組みの在り方のような気がします。

多くの方は、全てのサッシが耐火不足しているのではないかと心配されると思いますが、この問題に該当するかどうかは、住んでいる場所によります。

具体的には、用途地域が《準防火地域》で使用したサッシが該当します。

準防火地域とは、都市の中心部に位置し建物が密集するため、特に火災に強くするために、市などが指定している地域です。

酒田市でいうと、本町を中心とした周辺です。

弊社は、この手の商品は主にYKKさんと取引しております。

今、調査中ですが、弊社では、三棟該当するようです。

何しろ昨日のニュースですので、メーカーでも、どのように対応するがまだ決まっていないようで、弊社には、何の連絡もありません。

ある程度の具体策が決まりましたら、個別に対応させて頂こうかと思っています。

何しろ、一昨年のエクセルシャノンの問題は、ようやく今月より改修工事が始まります。

解決まで二年以上かかっています。

この手の問題は、少々時間がかかりそうです。

by kakizaki

2011年03月10日更新