今日の山形新聞第二面『クリーンエネルギーへの道』は、東北芸工大建築、環境デザイン学科の三浦秀一准教授のインタビューでした。
三浦先生は、先日ご自宅を建築され、私も見にいってきました。
ご自宅の内容を7月16日のブログで紹介していますのでそちらもどーぞ。
その記事で、
山形におけるクリーンエネルギーの可能性は?の問いに
「エネルギーを考える際に、電気にこだわり過ぎる傾向がある。
電気は、照明や給湯、冷暖房、調理などにも使われ万能にみえるが、照明や家電利用以外では、電気を熱エネルギーに変換しているのが実態。
逆に言えば、熱エネルギーは、電気である必要ない。
自然エネルギーの導入を考える場合、いかに電気をつくるのかにこだわってはいけない。
寒冷地の山形県は特に熱エネルギーの消費が多い。
山形の場合はまず、薪やペレットなどの森林資源の活用を進めるべきだ。
森林資源の活用は技術や設備のハードルも低い」
と回答しています。
私も、先生の意見に大賛成です。
山形県には、豊富な森林資源があります。
これを利用しない手はありません。
木材を燃やしても、木の中に溜めていた二酸化炭素を大気に放出するだけですから、結果的に二酸化炭素量は増えません。
但し、新しい森林も育てて、二酸化炭素を吸収していかなければなりません。
電気ももちろん必要です。
電気でなければならないことは、電気を使用するしかありません。
しかし、先生の言っているように、
暖房や、給湯などの熱エネルギーは、電気である必要はありません。
むしろ、電気でない方が良いと私は、思っています。
深夜の安い電力を使っているから節電だと思っている方もいるようですが、それは違います。
電気料金よりも、電気使用量を見てください。
電気は、大変貴重なエネルギーです。
大切に使っていきたいものです。
by kakizaki