スタッフ柿崎社長ブログ

2010年7月

香港の高層ビルの足場は竹です

7月8~11日まで、香港・マカオの旅行に行ってきました。

香港といえば、エンピツ型の高層ビルが有名です。

仕事柄、どうしても、工事現場があると、近くまで見に行きたくなります。

9日の朝、一人で街を探索すると、二十数階はある建物に足場が掛かっていました。

近づいて見ると、な な なんと、足場は、です。

話には、聞いていましたが、本物を見てみると、何と表現して良いのか、言葉に詰まってしまいました。

本当に、あんな竹の足場で作業ができるのか、不思議でなりません。

しばらく行くと、高さは、低い位置でしたが、左官屋さんが、竹の足場に乗って作業をしていました。

股の間に竹を挟んで、器用に作業をしています。

高さが、低いところでしたら、いざ知らず、高層ビルの上階で、通常の作業ができるのだろうか。

考えただけで、私は、恐ろしくなります。

日本の労働基準監督署の人が見たら何と言うのでしょうかね。

竹の足場を、解体している現場にも出くわしました。

まるで、猿のように職人さんの足元は、軽快です。

ちなみに、彼らは、生命保険には、加入できないそうです。

ということは、実際は、事故は相当があるのではないかと想像できます。

足場の下に行って、竹を結わいている紐を拝借してきました。

素材は、硬い芯のあるプラスチック製のようなもので、結構しっかりしています。

私は、改めて、日本に生まれてきて良かったと思っています。

あの、足場を見たら、とても建築の仕事に就くなどという、選択肢は私にはありませんね。

by kakizaki

2010年07月22日更新