木材は住宅の内装材として使うと工場生産の建材にはない自然の風合いや手触り、木の香りなどが楽しめます。
特に節は木材に様々な表情を生み出し、ずっと見ていても飽きがこないものです。
しかし、自然が造り出すものですので、ときどき”節”が抜け落ちてしまうことがあります。
今回はその補修をご紹介します。
【道具】 補修キット、サンドペーパー(#400~1000程度)、ダホ、木工用パテ、ヘラ
1.はじめに節穴を木工用パテで埋めていきますが、今回はあらかじめ穴にダホを入れてパテの定着をよくします。
2.次に、木工用パテを節穴がある程度ふさがる程度にヘラで埋めていきます。
3.一晩置いて、パテが硬くなったら専用の補修キットで節に見えるように色を混ぜながらパテの上からさらに補修材を塗りつけます。
補修材は茶系で10色程度の色を混ぜ合わせて使います。
ここでのポイントは補修材を少しずつコテで溶かしながら、塗りつけることです。
このとき埋めた部分に気泡や空洞ができないように注意します。
4.周囲と違和感が出ないように埋め終わったら、耐熱保護材を補修部分の周囲に塗ります。
5.サンドペーパーの荒いほう(#400 )から使い、表面の凸凹を取り除いて徐々に細かいペーパーで表面を平らに仕上げていきます。
6今回は木部に自然塗料のプラネットを使用したので、ペーパーで塗料が落ちた部分に染み込ませてよく拭いて完成です.
by:ito
2010年07月06日更新