7月8~11日まで、香港・マカオの旅行に行ってきました。
香港といえば、エンピツ型の高層ビルが有名です。
仕事柄、どうしても、工事現場があると、近くまで見に行きたくなります。
9日の朝、一人で街を探索すると、二十数階はある建物に足場が掛かっていました。
近づいて見ると、な な なんと、足場は、竹です。
話には、聞いていましたが、本物を見てみると、何と表現して良いのか、言葉に詰まってしまいました。
本当に、あんな竹の足場で作業ができるのか、不思議でなりません。
しばらく行くと、高さは、低い位置でしたが、左官屋さんが、竹の足場に乗って作業をしていました。
股の間に竹を挟んで、器用に作業をしています。
高さが、低いところでしたら、いざ知らず、高層ビルの上階で、通常の作業ができるのだろうか。
考えただけで、私は、恐ろしくなります。
日本の労働基準監督署の人が見たら何と言うのでしょうかね。
竹の足場を、解体している現場にも出くわしました。
まるで、猿のように職人さんの足元は、軽快です。
ちなみに、彼らは、生命保険には、加入できないそうです。
ということは、実際は、事故は相当があるのではないかと想像できます。
足場の下に行って、竹を結わいている紐を拝借してきました。
素材は、硬い芯のあるプラスチック製のようなもので、結構しっかりしています。
私は、改めて、日本に生まれてきて良かったと思っています。
あの、足場を見たら、とても建築の仕事に就くなどという、選択肢は私にはありませんね。
by kakizaki
2010年07月22日更新