スタッフ柿崎社長ブログ

2009年8月

木は循環型社会の優等生

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木は、皆さんも知っているように大気中の二酸化炭素を吸収し、成長していきます。

即ち、大気中の二酸化炭素を吸収することによって木材という形にして、二酸化炭素を固定化しているのです。

私達は、その木材を利用して、木造住宅をつくり、生活しています。

そして、古くなった住宅の木材は、一部再利用し、また、不要な廃材は燃焼することによりエネルギーとしても活用していきます。

その際、木材に固定されていた二酸化炭素は、大気中に放出されます。

しかし、その放出量は、元々大気中に存在していたものを吸収していた量ですので、全体としての二酸化炭素の量は変わりません

このように、木は、循環型材料ということができます。このような材料をバイオマスと言っています。

通常、住宅の種類は、

①木造

②鉄骨造

③コンクリート造

にわけられます。

そして、鉄骨住宅やコンクリート住宅を造る際は、木造住宅の約3~4倍の大量の二酸化炭素を排出しながら、その量を再度吸収することは、ありませんので、これらの建物は、建設する段階で、省エネルギーとは言えません。

即ち、木造住宅は、循環型社会に最適なスタイルと言えます。

もっというならば、木材を暖房の燃料にすると、暖房の際の二酸化炭素発生量はゼロですので、二酸化炭素排出量を極端に減らすことができます。

石油の価格が上がったときは、薪ストーブやペレットストーブなどが話題になりましたが、価格というより、木質バイオマスとして、今後益々注目を集めると思われます。

ただ、取り扱いが少々面倒であるのが難点です。

これからの社会は、多少の使い易さを犠牲にしながらも、環境に優しい快適な住空間を目指さなければならないと思います。

by kakizaki

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2009年08月01日更新