スタッフ柿崎社長ブログ

ブログ

酒田市住宅耐震改修工事に補助金

酒田市では、木造住宅の耐震改修工事に補助金を支給する制度があります。

下の記事は、酒田市で出している9.18発行の広報での紹介です。

広報の内容

木造住宅耐震改修支援

対象      対象住宅の所有者及び居住者で市税などの滞納のない方

対象建築物  平成12年5月31日以前に着工された在来の木造軸組工法などの住宅で2階建て以下、一戸建ての住宅(店        舗兼住宅は、店舗などの用途に供する部分の床面積が延床の2分の1未満のものに限る)など他にも要件あり

補助金額    耐震改修工事費用が80万円以上で工事費用の2分の1以上で限度額は120万円

木造住宅の耐震診断

対象区域   市内全域

対象      市内に住宅を所有している方で市税などの滞納のない方

対象建築物  平成12年5月31日以前に着工された在来の木造軸組工法による一戸建ても住宅で、階数が2以下で床面積が500㎡以下のもの

実施戸数   30戸

費用      一棟当たり6万円で、本人負担は6千円

実は、木造住宅の耐震診断は、酒田市から酒田の建築士会に依頼し数年前から実施していました。

しかし、折角耐震診断しても、現実改修しなければ余り意味を成しません。

そこで、改修工事を促す目的で、補助金制度がスタートしました。

ところが、余り利用されていないのが実態のようです。

建築士会の耐震診断の会議でもこのことが話題になりました。

そこで、標準的に一カ所の補強工事でいくらかかるんだ?

とか、耐震の程度を低くして全体の負担を少なくしたらどうか?

いろいろな意見が出てきました。

これからストック社会に向けて避けては通れない耐震改修断熱改修

いよいよ、酒田市も本腰をいれてきたようです。

by kakizaki

2012年09月24日更新

水廻りの汚れ落としは、メラミンが最高!

今さらかも知れませんが、水廻りの汚れ落としにメラミンは最高です。

以前私は、お風呂掃除にスポンジと中性洗剤を使っていたのですが、このメラミンを使ったほうがずーーーと綺麗になります。

メラミンがいいところは、蛇口などの金属がピカピカになってしまうのです。

これを体験すると病みつきになりますね。

特に洗面所の蛇口の石鹸垢が取れピカピカになると、掃除をしたーーーーーーという充実感があります。

家族全員が見るので、『どーだ綺麗になったろー』と自慢できる場所です。

何故こんなに綺麗になるのか調べてみると、

『メラミンスポンジはメラミン樹脂をスポンジ状に発泡させたものです。

その構造は髪の毛の100分の1ほど細いらせん状の繊維で出来ています。

メラミンスポンジで汚れをこすると、メラミンスポンジの細かい繊維が汚れを剥がし取ります。

水溶性の汚れは水中に溶け、油溶性の汚れはメラミン樹脂に吸着されます。
汚れを包み込んだメラミンスポンジは削れることで除去され、メラミンスポンジの新しい表面が露出してきます。
この繰り返しで汚れをどんどん落していきます。』

このような説明です。

確かに、掃除をしたとき、多少ポロポロ感があり、少しづつ小さくなっていきます。

それは、汚れのカスだったようです。

んーーーーーーん。

メラミンで掃除をすると本当に気持ちいいーーーー。

by kakizaki

2012年09月18日更新

『減電社会』という考え方に共感!

山形新聞で、

『私論  エネルギー環境戦略』

というシリーズを掲載しています。

このシリーズは、今後のエネルギー政策について、各自がそれぞれの意見を述べる内容です。

9月12日(水)の記事は、環境コーディネーター 小沢祥司氏でした。

この中で、『減電社会』に転換することが大切であると訴えています。

減電社会という新しい言葉に、私は、思わずうなずいてしまいました。

記事内容を掲載させてもらうと

『電気なしには、現代社会は成り立たないが、実は、最終エネルギー消費に占める電力の比率はそれほど高くはなく、産業部門では全体の2割程度、家庭生活などの場合でも5割程度だ。

問題は、家庭生活などの場合、本来、電気を使わないでもいいものにまで電気を使う ようになっている。

例えば、家庭の場合、暖房や給湯など比較的温度の低い熱エネルギー利用が、全消費エネルギーの約6割を占める。

これに電気を使う必要はない。

遠くの大規模発電所で熱を無駄にして作った電気エネルギーを使って再び、給湯や暖房をするのは不合理なのだが、電力会社がオール電化住宅を盛んに売り込んだため、この種の無駄が急拡大した。

原発の発電比率の議論は、電力供給の在り方に集中しており、賢い熱利用の視点が欠けているし、地域冷暖房の拡大など、熱の効率的な利用を進めるための政策が不十分だ。

オール電化のに象徴される電力重視の社会から、過度に電力に依存しない「減電社会」への転換を進め、熱の利用を増やせば、エネルギー消費を大幅に減らすことも、脱原発も可能になる。

電気を使って非効率な給湯や暖房をしないでも、比較的温度が低い熱源には、工場廃熱やバイオマス、太陽熱など多数ある。

地域で分散型の発電を行い、その時に出る熱を冷暖房や給湯に使うコージェネレーションを利用すれば、総合的なエネルギー利用の効率を80%以上に高めるこのができる』

といった内容です。

私は、小沢さんの考え方に共感しました。

電気でなければできないものは電気でやる。

電気でやると効率が悪いものは、別の手法でやる。

当たり前なことなのですが、そうなっていないのが今の社会です。

小沢さんが提唱している『減電社会』は、今後のエネルギー政策のおおきなポイントになりそうです。

近いうちに『減電社会』(仮称)という本を出す予定だそうです。

是非読んでみようと思います。

by kakizaki

2012年09月12日更新

住宅ローン減税が来年度も据え置き

来年度の住宅ローン減税が今年と同じ300万円(長期優良住宅は400万円)に据え置かれるようです。

9月6日の山形新聞に掲載されていました。

実は、来年度は、最大で200万円(長期優良住宅が300万円)に引き下げる予定でした。

それをとりあえず、ストップを掛けた状態です。

この新聞の最後は、下記のように書いてあります。

政府は、現行の住宅ローン減税の期限後、14年4月からの消費税増税で住宅需要が冷え込むのを避けるため、14年以降のローン減税の延長や拡充をあらためて検討する方針だ。』

と締めくくっています。

住宅業界にとって、消費税増税は大きな問題です。

その対策の一環のようですが、この程度では、住宅需要への効果はそれほど影響はないように思うのですが・・・

やらないよりは、ましか・・・

利用できる制度はどんどん利用していきたいと思います。

これからは、住宅業界に対する優遇策が色々提示されそうな・・・

今後は、優遇策に対する対策が大きなポイントになりそうです。

by kakizaki

2012年09月11日更新

クロス補修に強い味方参上

壁のクロスは、結構汚れるものです。

私たちは、プラスチック製の消しゴムなどを使って消していましたが、先日、あるお客様から『いい物があるよ』と上の商品を紹介されました。

その名も

【激落ちクロス】

早速購入し、実験してみました。

これがなんと結構綺麗になるのです。

しかし、この商品の説明書きを読むと

特徴

洗剤を使わずに汚れを落とす高機能クロスです。

超極細繊維が油汚れやほこりなどをスッキリ落とし、水滴をすばやく拭き取ります。

用途

●家電製品●家具●鏡・窓ガラスなどの汚れ・手あかに

使用方法

カラ拭き、水拭きのどちらでもお使いいただけます。

等々・・・・

と書いてあります。

すなわち、壁クロスの汚れ専用の商品ではなく、これ自体が洗剤を使わないで汚れを落とすクロス(布)なのです。

チョット早とちりをしてしまったのですが、これはなかなかいい商品です。

で、早速事務所の手あかのついたガラスをキュキュ。

んーーーーーーーん。

きれい。

本当にいいものを紹介して頂きました。

ありがとうございました。

皆さんも是非お試しあれ。

by kakizaki

2012年09月05日更新

2013年度住宅省エネ改修に費用の1/3補助

9月2日の山形新聞のトップ記事にこの見出しが出ていました。

2020年までに新築住宅は高断熱住宅にすることが義務化になることを7月30日のブログで書きました。

今度は、既存住宅に対する対策として新しい政策が打ち出されました。

現在全国に約5000万戸ある既存住宅の省エネ対策として、経済産業省が100億円の概算要求を2013年度に盛り込むそうです。

上のグラフからも分かるように、住宅での消費エネルギーの約6割が冷暖房と給湯で占められています。

このため、冷暖房エネルギーを減らすためには、改修費に補助を出すようです。

しかし、上のグラフからすると、給湯エネルギーも結構多く消費しているので、高効率給湯設備の普及をもっとすべきのような気もするのですが・・・

しかし、動力・照明が2008年に35.9%と家電類が1965年に比べ二倍近く増えているのが気になりますね。

世の中いかに家電商品が増えているのかが分かります。

便利であるということに対して、なかなか歯止めをかけることはできないようです。

今後は、省エネ家電を開発することも重要なポイントですよね。

いずれにしても、新築であろうが、既存住宅であろうが、これからは、きちんと断熱された住宅が当たり前という時代になることは、間違いないようです。

by kakizaki

又、動力・照明

2012年09月03日更新

三川町で地鎮祭

暑い中での地鎮祭。

9月末から基礎着工予定のF様の地鎮祭を8月25日に取り行いました。

連日暑いのは分かっていましたから、チョット早目の8時半から。

ナチュラル風のテイストが好きな奥様のご要望がいっぱい取り入れたプランになりました。

完成は来年1月頃の予定です。

寒い時期に暖かい住宅をお見せできそうです。

その時、また皆さんにご案内させて頂きます。

この日は、とても日がいいので、午後から新宅祝いにも招かれました。

昼から飲むビールは格別に美味しかったです。

I様本当にありがとうございました。

最高の1日でした。

by kakizaki

2012年08月31日更新

高断熱住宅は窓が小さい?

先日あるお客様のところに行ったら、知り合いの大工さんから

『最近の建物は高断熱高気密だから窓が小さくなっているんだ。』

と言われたそうです。

高断熱高気密住宅は、北海道で中心にやり始めたので、暖房負荷を少なくするため最初の頃は確かに窓は小さかったような気がします。

しかし、現在では、冬はむしろ積極的に太陽の日射を取り入れた方が、暖房負荷が少なくなることか分かってきました。

【水平面の月別平均日射量(単位:Kcal/㎡・日)】

上のグラフから、酒田は、全国平均に比べ、冬に日射が少なく、夏に日射が多い事が分かります。

気象条件としては、非常に不利です。

しかし、新住協で出しているQPEXで熱損失計算をすると、これほど少ない日射でも、冬は積極的に日射を取り入れたほうが、暖房負荷が少なくて済むことがわかってきました。

そこで、弊社は、出来るだけ南側に窓を大きくとり、冬の日中出来るだけ日射を積極的に取り入れるようにしています。

実は、弊社は、南側とその他の窓ではガラスの種類を変えています。

南側には、日射侵入率62%の高いものを採用しています。

(他の窓は、46%)

日射が入り易いガラスは、夜放熱もし易いので、南の窓には、断熱カーテンのハニカムサーモスクリーンを併用しています。

ハニカムサーモスクリーンは、冬は断熱戸、夏は遮熱戸として大変重宝します。

高断熱高気密住宅の窓が小さいというのは、一昔前の話です。

未だに窓を小さくしている工務店もあるかも知れませんが・・・?

by kakizaki

2012年08月28日更新

ヒートポンプで暖房するのは?

前回、ヒートポンプの原理を説明しました。

ヒートポンプは、自然の流れに逆らって運転させています。

ヒートポンプは自然界での熱の移動現象に逆らって、熱を低温部から高温部へ移動させる装置です。

ちょうど揚水ポンプが水を低所から高所へくみ上げることに似ています。

熱をくみ上げるという意味からヒートポンプと呼ばれています。

つまりヒートポンプは動力などのエネルギーを利用して、低温部の熱をくみ上げ、より高温の媒体に熱を移動させる装置のことをいうのです。

通常冷房は、夏の外気温30~35度を28度に下げる程度ですからせいぜい2~7度の温度差です。

それも、朝晩は冷房なしでも過ごせることが結構あります。

しかし、暖房は、外気温0~7度を20度まで上げなければならないので、13~20度程の差がでてきます。

そして何と言っても、運転時間と期間の違いです。

ここ山形県辺りでは、冷房は1か月程度ですが、暖房は11月~4月の約6か月は、覚悟をしなければなりません。

各家庭での、年間の消費エネルギーのグラフから見ても良く分かります。

冷房はせいぜい、暖房エネルギーの1/10程度なのです。

確かにヒートポンプは、冷房の逆運転をすれば暖房にも使えます。

しかし、外気温との温度差があればあるほど前回説明したように無理な運転をしているのです。

このようなことからも設備はやはり暖房を中心に考え、暖房は何かを燃やす単純なものがいいと思うのです。

そして出来る限り少ない燃料で済むように建物の性能を良くしたいものです。

そもそも電気というエネルギーは、家庭で使えるまでに、上の図からも分かるように、約63%のエネルギーを捨てているのです。

現在の電気のしくみはこれほど非効率なのです。

ですから電気は大切に使わなければいけないのです。

私は、電気でしかできないことだけを電気でやり、暖房など他の方法で出来るものは別の方法でやるのがいいと単純に思うのですが・・・ 

by kakizaki

2012年08月27日更新

東京の夏はなぜ暑い?

毎日うだるような暑さが続いています。

いくら節電といってもどうしても、事務所のエアコンは毎日稼働しています。

冷房ってどのように出来るのが知っていますか?

暖房と冷房は同じように出来ると考えがちですが、全く違います。

暖かい空気をつくることは簡単です。

それは、何かを燃やばいいのです。

これは誰だって理解できますよね。

しかーーーーし、冷気は冷気そのものをつくることはできません。

それでは、どうするか?

それは、

冷やしたい空間の熱を外に移動させることによってその空間の温度を下げます。

即ち、単なる熱移動をしているだけです。

暖房のように、新たに熱をつくるのではなく、内側から外に熱移動をしているだけですから、熱そのもの量は変わらないのです。

そうすると、夏は、室内の熱を外気に放出していますので、暑い外は、益々暑くなるわけです。

即ち、室内を冷房するということは、外部を暖房していることになります。

暑い外気を暖房することになるので、外は益々暑くなります。

これが東京のように、エアコンを多く使っている大都会の外気が暑くなる大きな要因です。

エアコンはヒートポンプという原理で成り立っています。

(エコキュートも同じ原理です)

下の図は、ヒートポンプの原理を表しています。

この図では、左から右に熱が移動しています。

即ち、左の部屋が冷房して、右の部屋は暖房しているような状態になります。

ヒートポンプを利用した暖房は、この原理を利用しています。

しかし、この時に問題があります。

冷房の場合、熱は、暑い外に向かって放熱しようとします。

しかし、今年のように猛暑の場合は、外が余りにも暑い場合は、うまく熱が外に逃げません。

そうなると効率が悪くなります。

即ち、暑ければ暑い程効率が悪くなります。

このことは、冬の暖房にも言えます。

寒い外気温度からさらに熱を奪おうとするわけですから、寒くなればなるほど効率は下がります。

余りひどい場合は、室外機の周りに氷がへばりつきます。

このように、実は、ヒートポンプとは、自然界に逆らおうとする動きを無理やりしているのです。

(無理やり稼働しているので、電気も多く使います。)

ヒートポンプが寒い北海道のような地方で効き目が悪いのは、このような理由からです。

家庭の冷房は、このヒートポンプでしかできませんので、エアコンを使うしかありませんが、冬の暖房はもっと素直な暖房の仕方がいいように私は思うのです。

そうです。

何かを燃やせばいいのです。

薪、石油、石炭、ガス

そして出来るだけその量を減らす工夫をしたらいいと単純に思うのです。

ちなみに、家庭用冷蔵庫もヒートポンプの原理です。

ということは、中は冷房ですから、冷蔵庫の周りは実は、暖房していることになります。

暑い夏は、こんなところにも、敵がいたんです。(逆に冬は、暖房の助っ人です。)

by kakizaki

2012年08月23日更新