スタッフ柿崎社長ブログ

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表参道散策

13、14日に東京に行く機会がありましたので、表参道を散策してきました。

表参道は、私が学生だった30年以上前からファッションの街です。

街並み全体がお洒落でとても大好きな街です。

そのファッションの街に相応しく、有名建築家たちが競うように多くの建物を設計しています。

実は、多くの建物が2000年以降で結構新しいのです。

この街道を歩いているだけで幸せな気分になります。

この欅の並木道がとてもいいんです。

写真の奥は、建築家安藤忠雄(竣工2006年)が設計した表参道ヒルズです。

下の建物は、ディオール 表参道

設計 妹島和世(せじまかずよ)+西澤立衛(にしざわりゅうえ)

竣工2003年

この建物を良くみると、各階の階高がそれぞれ違うように見えます。

各階によって天井高を変えその天井部分にも床があるようにしているそうです。

これは、とても面白い発想ですよね。

階高が違うと不思議な建物のように見えます。

この写真なんてビル全体が炎のようですね。

階層の高さの違いが際立って見えます。

クリスチャン・ディオールのようなファッション界を代表するショップに相応しい建築のように思えます。

日本看護協会

設計 黒川紀章

竣工2004年

ここが、看護協会の入口のクリスタルコーンと呼ばれるところです。

中に入ると円錐形の形が良く分かります。

正面左側には、階段があります。(男性2人が座っている所です。)

登って行くと、コーヒーショップがあり、突き抜ける事が出来ます。

この造りで、我母校、芝浦工業大学の豊洲キャンパスを思い出しました。

建物の真ん中に穴が開いたようなデザインです。

発想が大胆ですよね。

豊洲キャンパス

by kakizaki

2012年06月16日更新

広島に行ってきました。NO2

6月2日は、総会終了後、午後から多少時間はあったので、広島市現代美術館に行ってきました。

この美術館は、黒川紀章氏の設計です。

比治山公園という小高い丘に建つ美術館で、エントランスが円形の回廊になっているのが特徴です。

ヘンリー・ムーア作「The Arch」

チョット分かりずらいですが、庭には多くの造形が配置されていました。

円形の回廊の外観

円形の回廊の内観

常設展示場は、写真撮影可能でしたので、撮らせてもらいました。

小高い丘陵地を利用した現代美術館という名にふさわしいモダンな美術館でした。

ところで、私が泊まったホテルの前にスターバックスを見つけてしまいました。

弊社の和島が仙台のスタバに行った時の様子がブログに掲載してあったので、私もこの機会にコーヒーを飲んできました。

和島は、店内の写真を撮れなかったようですが、私は、ズーズーしいので、しっかり撮ってきました。

店員さんがこちらを見ていましたが、ちょっと会釈しておしまい。

人間50を過ぎると恥ずかしいという感覚は麻痺するようです。

私だけですか・・・・?

スタバのような家、現在進行中です。

by kakizaki

2012年06月08日更新

広島に行ってきました

5月31日~6月2日に、新木造住宅技術研究協議会の総会があり、広島に行ってきました。

私は、広島に行くのは初めてでしたので、初日に早速広島平和記念資料館に行ってきました。

広島平和記念資料館は、丹下健三氏の設計です。

正面の写真ですが、観光バスが建物の前に駐車してるため、この建物がピロティであることが分かりずらくなっています。

反対側から見るとピロティであることは分かります。

資料館は平和大通りから原爆ドームへの視線を遮らないよう、ピロティにより空中に浮かせる形とされています。

平和記念資料館のピロティから慰霊碑、原爆ドームと繋がる直線が丹下健三氏がこだわった直線軸です。

もちろん、コンペで丹下氏の計画が採用になったのですが、下の図のその他のプランと比べてみても、丹下氏のプランが一番優れているのが分かります.

図の一番上にある建物が原爆ドームの位置です。

慰霊碑越しに原爆ドームが見えます。

丹下健三氏は、平和記念資料館から真直ぐ歩いてきて、この場所で、これを見せたかったのだと思います。

ここに着くと、平和記念資料館で見てきた原爆被災者を思い出し、私も祈らずにはいられませんでした。

戦争のはかなさ、原爆の無残さを噛みしめ、もう二度と過ちを犯さないように誓う絶好の位置のように思えます。

見れば見る程この公園の景観構成の素晴らしさに驚かされます。

いかに、都市設計が大切か、これから見てもよく分かります。

日本の戦後の復興は、まさしくここから始まりました。

広島平和記念資料館とこの公園は、それからの日本の復興を象徴する地域としてとても貴重です。

この地域全体は、世界の財産として後世に残さなければならない思いでいっぱいになりました。

今回の総会の会場は、広島市文化交流会館というところで行われました。

実は、この建物も丹下健三氏の設計だそうです。

思わず写真をバシバシ。

正面玄関

会場ホールの様子です。

丹下健三氏は、高校の頃この地に住んでいた影響もあって、広島にはいくつかの設計した建物があります。

ウーーン、広島が羨ましいですね。

by kakizaki

2012年06月06日更新

お客様の声インタビュー

24日(土)『薪ストーブが楽しいナチュラルハウス』のテーマで建てて頂いた『お客様の声』インタビューをさせて頂きました。

こちらのお宅は、2010年1月に完成しましたので、お住まいになって丸二年になられます。

テーマにもあるように、薪ストーブを設置して、今年で三回目の冬になりどのように過ごされているか興味津々でした。

薪ストーブは確かに面倒ではありますが、このご夫婦はその大変さを楽しんでおられました。

特に、奥様自ら薪割りもされるとのこと。

その姿は、お客様の声のコーナーでお見せできそうです。

お楽しみに。

奥様曰く、『薪割りダイエット』だそうです。

この薪の量!

半端ねーーーーーー!

ここのご主人は、自らなんでもやる方で、実は、自宅の敷地内に井戸まで掘ってしまいました。

家庭菜園用の水だそうです。

すごいですねーーーーーー。

その他にも多くのお話を聞かせて頂きました。

このコーナーの公開までは少し時間がかかりますが、乞うご期待下さい。

今回のインタビューを快く承諾して頂き本当にありがとうございました。

by kakizaki

2012年03月26日更新

東京散策3

2月9日東京に行った際また東京散策をしてきました。

今回は六本木界隈を廻ってみました。

六本木と言えばやはり六本木ヒルズですね。

ここには、『森美術館』があります。

元ライブドアの堀えもんが住んでいる事でも有名ですが、家賃がいくらするのやら・・・

今回の一番のお目当ては、国立新美術館です。

この作品は、建築家黒川紀章の作品です。

このガラスの曲線が大きな特徴です。

この建物の特徴は、なんと言っても、中に入ってのこのアトリウムです。

この解放感は圧巻です。

※アトリウム(atrium)は、ガラスやアクリルパネルなど光を通す材質の屋根で覆われた大規模な空間のこと。

この逆円錐形は、カフェとレストランになっています。

右側が展示場になっています。

国立新美術館は、独自の所蔵品を持たない美術館のため、常設展は存在せず常に企画展になっています。

多くの企画が同時に展示されていました。

実は、この廊下の片隅で、しばらく冬の陽だまりを楽しんできました。

私にとっては、とても贅沢な時間です。

何故かこのドアの取ってに惹かれしまいました。

すぐ近くに東京ミッドタウンがあり、そこには、『サントリー美術館』があります。

このように六本木界隈には、美術館が三つあります。

六本木という狭い地域に三つも美術館があるなんて、文化都市ですね。

そしてどこも人で混雑していました。

東京に来る楽しみは、狭い地域で色々な建物を見ることができるところです。

本当に東京は、建物の宝の山ですね。

by kakizaki

2012年02月21日更新

久々の母校!

2月8日に家づくり援護会の研修会に参加してきました。

家づくり援護会とは、

『住宅需要者の権利保護を目的に住宅建築の専門技術者によって設立された非営利活動法人です。

業者選び、契約、見積もり、設計などの相談から住宅診断、欠陥予防検査などさまざまなサポート活動を専門的な非営利第三者の立場で行っています。』

『建てる前に読む本』はベストセラーになっています。

実は、この会議の会場が山の手線の田町でありました。

田町と言えば、我が母校の所在地です。

これは、行かない訳にはいかず、会議前に足を伸ばしてきました。

実に30年ぶりの母校です。

まるで、浦島太郎になったような気持です。

田町の駅前にロータリーができていて、とても綺麗になっています。

あの臭い川においは、どこにもなく、ちょっと寂しい気持ちもしました。

現在の建物は、2009年に建て替えられたため、私の知っている校舎ではありません。

手前の現在の校舎の後ろに立っている場所も昔校舎がありましたが、事務所に変わっていたのが残念。

せっかくここまできたので、校舎の中まで入ってみました。

ロビーで、第二回戸田建設設計文化祭が開催されていましたので、ついつい、中に引き込まれてしまいました。

(会社の内容や施工した現場を紹介しています)

戸田建設といえば、大手ゼネコンにつづく準大手です。

芝浦工業大学からも多くの人材が入社しています。

建設会社は、随分昔の印象とは変わってような気がします。

自分たちがやっていることを、一般の市民にも分かってもらおうと、色々工夫しているようです。

ちょうど見終わってお昼になりました。

それでは、昼食を・・・・

学生時代は、学食か立ち食い〇〇

その頃を思い出して当たりを見渡すとやはりありました。立ち食い〇〇

そこは、今も昔も変わりません。

しかし、どのお店もとても綺麗です。

かつ丼を食べて満足満足。

価格がお手頃な芝浦は、今でも私の芝浦でした。

身も心も満足満足。

by  kakizaki

2012年02月12日更新

東京散策2

会議で東京に行く機会があり、少々時間が取れたので、散策に行ってきました。

丹下健三氏設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂(文京区)を見てきました。

内部は撮影禁止でしたので、お見せできません。

建物全体が十字架の形をしていて、内部は、コンクリート打ちっぱなしです。

トップライトからの自然光と、壁からのわずかの光が多分高さ30~40mはあると思われる大空間の中を照らしています。

外から見えるこの形が内部からもそのまま、見えます。

これが、コンクリート打ちっぱなしの醍醐味です。

決して明るくはありませんが、むしろその暗さが荘厳な雰囲気を醸し出しています。

祭壇の反対側の二階に巨大なパイプオルガンが設置され、あの大空間に響き渡ることを想像しながら、しばし、時間が流れていることを忘れていました。

近代建築の特徴を余すところなく発揮している、丹下氏の作品です。

教会という特異な空間が求められる要望を、かくもこれほど大胆に、そして繊細に表現していることは、建築というよりは、もはや芸術です。

ただただ、うっとりです。

久方ぶりに我が母校に行ってきました。

実は、2006年に江東区豊洲に新キャンパスが開校していましたが、一度も訪ねたことはありませんでした。

私が、卒業した建築工学科も、今はこの校舎を利用しています。

何とも、うらやましい建物です。

私が、学生の頃は、校舎は芝浦にあり(現在は、そこに、新校舎が建築され、デザイン系の学部が設置されています。)ました。

その当時は、芝浦地区は倉庫街で、とても薄暗い街並みでした。

町に流れる川から異臭が漂い、とても、女性と一緒に歩くような町ではなく、とても、男くさい雰囲気でした。

工業系の大学だからこんな処にあるのかなーと当時は真剣に思っていました。

しかし、田舎から出てきた私には、そこそこ合っていたような気もします。

ジーパンにポロシャツこれさえあれば十分でした。

ところが、バブルのころ芝浦地域は再開発が進みジュリアナ東京でも知られるようになり、芝浦が今までのイメージとまったく変わってしいました。

今は、洗練された街になってしまいました。

今の学生は、こんな素晴らしい施設で勉強できるので、とてもうらやましいですね。

久しぶりに学生生協で、コーヒーを買って、暫く、学生気分を味わってきました。

近くにいた学生同士がレポート提出や単位取得などの話をしているのを聞いていると、少々若返ったような錯覚になりました。

若いって本当にいいですね。

実は、私の長男は、今大学一年生です。

おーい。まじめに勉強しているかーーーーーー?

あの頃に帰りたい・・・

by kakizaki

2012年01月23日更新

木造4階建ての能登屋旅館に宿泊

 10月8日に銀山温泉で大学の建築工学科の同窓会があり能登屋旅館に宿泊してきました。

今回は、私が幹事でしたので、宿泊は、能登屋旅館と最初から決めていました。

この建物は、建築界でも結構有名で、時々雑誌などにも掲載されます。

今の銀山温泉の旅館の多くは、大正から昭和初期にかけて建てられ、能登屋さんも、大正14年に建造されました。

能登屋さんは、一見木造3階建てのように見えますが、実は、小屋裏を利用した4階建てになっています。

今の日本の建築基準法では、建築できない建物です。

銀山温泉の旅館は、ほとんどが木造3階建てですが、能登屋さんの場合、2、3階が宿泊施設で、4階が宴会会場として使っています。

玄関正面の門柱が、ローマ風にし、玄関の上がベランダになっており、洋風の雰囲気を醸し出しています。

しかし、屋根の垂木(たるき)が見え、外壁も真壁に漆喰塗と和風建築です。

和洋折衷ですが、全然違和感がありません。

と言うより、木造建築としてとても美しく、とてもお洒落です。

町並を歩いていると、大正時代にタイムスリップしたような感覚になります。

街灯もガス灯のデザインです。

最近は、温泉街の旅館の多くが鉄筋コンクリートで出来ています。

たまに、こういうところに来ると、本当に心が癒されます。

こういう木造建築は、何時までも保存してもらいたいものです。

by kakizaki

2011年10月13日更新

建築家丹下健三氏代表作

私がもっとも好きな建築家丹下健三氏の代表作を紹介したいと思います。

広島平和資料記念館(1952)

代々木第一体育館(1964)

東京カテドラル聖マリア聖堂(1964)

香川県立体育館(1964)

赤坂プリンスホテル(1983)

※2011年3月に営業を終え解体されます。

アップリカ葛西ビル(1989)(大阪市)

東京都庁(1991)

新宿パークタワー(1994)

フジテレビ本社ビル(1996)

このように誰しもが知っている多くの建物を設計しています。

それも、全て個性的なものばかりです。

丹下健三氏は2005年に享年91歳で他界されました。

ちなみに下のモード学園コクーンタワー(2008)は、健三氏の息子の丹下憲孝氏の設計です。

西新宿は、東京都庁、新宿パークタワーそしてこのモード学園ラクーンタワーと丹下家で三つの設計をしています。

すごいとしか、言いようがありません。

良くも悪くも建築は、人の目にさらされます。

そして、色々な方が、論評します。

とても、緊張する仕事ですね。

by kakizaki

2011年09月27日更新

防音室製作中

自宅で廻りを気にせずに音楽に没頭したい。

そんな希望を叶えるべく、防音室を作ることになりました。

仕上げの有孔ベニヤを張る前に、お客様の機材を持ち込んで、実際に音を出していただきました。

中・高音はまずまずの遮音効果がありましたが、低音の遮音性能を改善する必要がありました。

低音の遮音性能を強化するために、壁に防音層を追加し、再度実験しました。

今回はお客様も納得のご様子。有孔ベニヤを張れば、防音室らしくなることでしょう。

お客様がレコードを壁一面に並べて、曲を聴く姿を早く見たいものです。

byIto

2011年08月11日更新