スタッフ柿崎社長ブログ

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現場進捗状況

酒田市砂越の現場の進捗状況です。

(完成予想図)

昨日は、天気にも恵まれ基礎工事も順調に進んでいます。

この現場は、地盤調査の結果ベタ基礎でOKになりましたので、写真のような工事をしています。

2000年に瑕疵保証が義務化になる頃から、地盤調査をすることが広まってきました。

その当時は、地盤調査をすればほとんど地盤改良が必要というデータが出ていたものです。

私は、その当時から、

「何か変だな?工事をやりたくてデータを出しているのかなーーー」

とう疑問をもっていました。

そのため、地盤調査会社と地盤改良する工事会社を別々に頼むことにしていました。

そうは言っても、地盤調査会社は改良工事前提の結果をだすことが多かったのです。

2年程前にある講習会で今の調査会社を紹介されたことによって、かなり地盤の実情に合った結果が出るようになりました。

以前に比べ、地盤改良工事はかなり少なくなったのです。

調査の仕方の性能も上がったり、今までの蓄積されたデータ解析が進んできたのかも知れません。

いずれにしろ、これらは、お施主様の金銭的な負担軽減と共に自然にもいい事です。

地盤調査の精度がもっともっと上がることを望みますね。

by kakizaki

2014年03月20日更新

寒い冬は、ヒートショックで急死する人が急増!

この季節になると、このような記事を良く見かけます。

年間で約17000人の方がヒートショックが原因でなくなっているそうです。

ヒートショックとは、寒い冬暖房の効いていない脱衣室やお風呂で熱い湯船につかり、急激に血圧が上がったりする現象です。

寒いトイレなどでも同じような現象が起きます。

この時期、毎年のようにこのような記事が新聞やネットで話題になります。

是非、ネットでヒートショックというキーワードで検索してみて下さい。

色々な情報が飛び交っています。

それでは、どのようにしたらよいのか?

最近は、皆さんもわかっていると思いますが、家全体を断熱改修したり、新築の場合であれば、高断熱住宅を選ぶことが大切です。

そして、同じ高断熱でもより省エネタイプを求めるべきでしょう。

そんなことは、分かっているのに、現実は、高断熱は未だ家を建てる時に義務にはなっていません。

2020年までには、なるそうですが、まだまだその程度です。

ということは、寒い家の新築住宅が今でもどんどん建っているのです。

建築を設計している建築士でさえ、建物の断熱性に無頓着な方が結構多いのにも驚かされます。

そして、一般ユーザーの方も建物の断熱性に関心が低いのにも驚かされます。

冬の家は寒くてあたり前という感覚がまだまだ残っているようです。

医療的な面から、もっともっと住宅の断熱の重要性を啓蒙する必要がありそうです。

大切なのは、家ではなく人間の体です。

家を長持ちさせることより、人間がいかに快適で健康に過ごせるかが重要です。

私は、これが家の重要な要因の一つだと思うのですが。

皆さんはいかがですか?

by kakizaki

2013年12月19日更新

基礎配筋検査に立ち会ってもらいます。

最近とても天気がいいので仕事が予定通り進んで助かります。

酒田市新橋の現場

『ゆとりの家事空間で会話が弾む家』

の基礎の配筋検査をしてきました。

弊社では、そのタイミングにお施主様に必ず現場の確認をして頂いております。

基礎は、建物の中でも、とても重要な部分です。

コンクリートを打って仕上がってしまうと、内部の状況が分からなくなってしまうところです。

その為に、お施主様にご自分の目で確かめて頂くようにしています。

工事の内容は、かなり専門的で、分かりずらいのですが、お施主様にとっては、これから一生住み続ける大切な場所です。

そこは、ちょっと我慢してお付き合いして頂いております。

でも、皆さんとても協力的です。

今回もお仕事の途中でしたが、快く検査に立ち会って頂きました。

ありがとうございました。

by kakizaki

2013年09月21日更新

山形Q1.0特区セミナー参加

7月5日に新木造技術研究協議会山形支部でQ1.0特区セミナーがありました。

室蘭工業大学の鎌田教授が来て私たちに直接指導して頂きました。

今回は、弊社の住宅についての説明です。

私が、発表させて頂いたのですが、とても緊張しました。

同じ施工業者の前での発表ですので、技術的な所は、お互い十分理解しています。

発表が終わってからは、鎌田先生からの指導を頂きました。

んーーーん。

さすが先生。鋭い部分をついてきます。

今回、弊社の住宅にとても細かいところまで、ご指摘いただたので、大変勉強になりました。

高断熱住宅の奥くの深さを改めて認識しました。

本当に勉強になります。

ありがとうございました。

これからは、いかにQ1.0住宅を多く建築して普及していくかです。

頑張らなければ!!!

by kakizaki

2013年07月08日更新

山形Q1.0特区セミナー参加!

私達が住宅の断熱の勉強をしている新木造住宅技術研究協議会が、今年山形県を住宅の断熱を特別強化地域に指定しました。

名付けて山形Q1.0特区(断熱性能が極めて高い住宅)です。

これは、環境が叫ばれる今日、国で進めようとしている住宅の断熱性能は、余りにも低いため、新住協が独自に定めた断熱性の高い住宅を推進しようという運動です。

国の断熱性能の2~4倍(地域による)を目指しています。

私達は、将来このQ1.0住宅レベルが家づくりのスタンダードになっていくだろうと考えています。

弊社はこの企画に参加し、そのセミナーを受けてきました。

セミナーは、4月5日(金)に山形で行われ、私と社員全員参加してきました。

事務局の会沢さんがあいさつ

新住協の理事長、室蘭工業大学の鎌田紀彦教授が指導

Q1.0住宅のポイントは、三つに集約できます。

①床・壁・天井からの熱損失を減らすためには断熱材を厚くする。

②窓からの熱損失を減らすために、ガラスの枚数を増やし、枠の材料を熱の逃げにくいものにする。

③換気の熱損失を減らすために、熱交換換気扇を採用する。

特に②が重要です。

即ち、サッシです。

弊社で今着工している

『光を浴びなら、風の流れを感じる家』

は、Q1.0住宅です。

(実は、この住宅は弊社Q1.0住宅の4棟目です。)

Q値(熱損失係数)は1.14

予測年間暖房灯油消費量は530ℓ

です。

私達は、デザイン性に優れた住宅を提供していますが、それと同時に環境にも配慮し、経済的な住宅も目指しています。

私は、住宅で特に重要なのは、

①デザイン性

②耐震性

③断熱性(省エネ性)

だと思っています。

建物はどうしても、形に目が奪われがちですが、住んでみて初めてその家の良さがわかるものです。

私は、折角大枚を叩いて建てた大切な住宅ですので、長く使って頂きたいと思っています。

その為には、

①まずは、その住宅を好きになること

②快適であること

③経済的であること

この辺がポイントではないでしょうか。

住宅は私にとって、とても奥の深いものです。

by kakizaki

2013年04月06日更新

2020年までに新築すべて省エネ化決定!

ついに2020年までに、住宅を含む全ての新築建築物は、高断熱しなければ建築出来なくなりました。

断熱レベルは、現行の次世代省エネ基準がベースになるようです。

現在、政府の「エネルギー環境会議」(議長:古川国家戦略担当相)は、2030年のエネルギー・環境に関する3つの選択肢(原発依存度を基準

①ゼロシナリオ

②15シナリオ

③20~25シナリオ)

をまとめています。

その結果次第では、省エネレベルはもっと上がるかも知れません。

もうこうなって来ると、高断熱住宅は義務ですから普通のことです。

もう時代は後戻りできません。

高断熱住宅を造れない工務店は淘汰されていきます。

これも時代の流れですから致しかたありませんね。

しかし、ここで気を付けななければならないことは、いくら省エネ住宅といっても国のレベル「次世代省エネ基準」は低く過ぎるのです。

恐らく、このレベルの住宅が増えると省エネどころか増エネになるでしょう。

本当の意味での省エネ住宅「次世代省エネ住宅の二倍以上の省エネ住宅」レベルは、最低限必要ではないでしょうか。

国の二倍程度のレベルであれば、今では技術が十分確立されています。

これからは、いかにこのレベルの住宅を普及させるかです。

ますます、我々住宅会社の技術力と営業力が試される時代が来たようですね。

by kakizaki

2012年07月30日更新

住宅は燃費で選ぶ時代になります!

久しく言われいますが、トヨタのハイブリッドカープリウスの売り上が好調です。

何故これほど好調なのでしょうか?

何といっても燃費でしょうし、環境にも相当関心が高いことの表れだと思います。

車の燃費にこれほど関心があるのに、住宅の燃費に無頓着であるはずがありません。

住宅だって、燃費で選ばれる時代が必ず来ます。

というより、もう始まっていると言っても過言でもないかもしれません。

東京電力の電気料金の値上がりが問題になっています。

ますます、光熱費に対する関心が高くならざるを得ません。

そして光熱費が上がって打撃を受けるのは、低中所得者です。

すなわち、低中所得者ほど燃費のいい住宅が必要だということになります。

そうなると、コストを上げないで、高断熱住宅を造る技術が要求されていることになります。

これは、私たち、技術屋に課せられた大きな課題であります。

しかし、実現していかなければ、生き延びて行けないことも事実でしょう。

本当に難しい大きな課題です。

いつまでたっても、挑戦し続けなければならないもなんですよね。

『住宅を燃費で選ぶ時代』

もう目の前まで来ています。

by kakizaki

2012年07月02日更新

住宅の性能を評価する制度を知ってますか?

住宅の性能を評価する制度を知っていますか?

今回の

『家族の想いをカタチにした、子供たちが主役の家』

は、この性能評価制度で建物の性能の評価をして頂きました。

性能評価とは、上の図のように10の分野で建物を評価します。

構造の安定(1~3)

温熱環境(1~4)

③光・視環境

④音環境

⑤劣化の軽減(1~3)

⑥維持管理・更新への配慮(1~3)

⑦火災時の安全(1~4)

⑧防犯

⑨高齢者等へ配慮(1~5)

⑩空気環境(1~3)

数値が上がるほど評価が高いのですが、すべて高ければいいかというとそこは難しいところです。

というのも、あまり数値だけを気にすると設計ががんじがらめになって何ともつまらないものになりがちです。

そこで、どこを重要視して性能評価をするか事前に検討する必要があります。

私は、特に①と②を中心に考えたらいいと思っています。

下の設計住宅性能評価書は、あくまでも設計の段階の評価です。

この評価書は、設計段階でこの辺の性能を目指したいという目標値です。

施工途中の全部が設計通り出来ていたかを評価するのが、下の建設住宅性能評価書です。

もし仮に、設計通りになっていないと、施工している評価のクラスに変更されます。

すなわち、この評価書が最終的な評価になります。

実は、この建物は、長期優良住宅の認定も受けています。

長期優良住宅とは、性能評価の中の四つの項目が下記に該当する建物を言います。

①耐震等級2以上

②省エネルギー等級4

③劣化対策等級3

④維持管理対策等級3

長期優良住宅にすると

①フラット35Sエコ(金利Aプラン)採用可能

②地域型住宅ブランド化事業  100万円補助

③復興支援・住宅エコポイント  15万pt支給    ※太陽熱利用システム設置の場合、2万pt加算

 ④地震保険の割引    耐震等級2で20%割引

⑤税制優遇   

所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、贈与税

などなど色々な優遇があります。

性能評価にしても長期優良住宅にしても、申請費や上記の性能に合わせるために価格が上がるのは覚悟をしなければなりません。

しかし、第三者機関のお墨付きが付くので高いか安いかは、人それぞれの価値観によると思います。

最近は、新築住宅だけでなく中古物件でもこの制度が採用されました。

これからは、住宅の売買の際の一つの評価になってきそうです。

by kakizaki

2012年05月30日更新

長期優良住宅ってなに?

いよいよ今月26日()、27日()に鶴岡市美咲町で完成内覧会を行います。

今回のテーマは

家族の想いをカタチにした子どもたちが主役の家

です。

この家族がどんな想いで家づくりをしたかは、“おもしろい家づくり”のコーナーで近日中に紹介致します。

ところで今回の住宅は、実は長期優良住宅の認定を受けた建物です。

最近良く耳にする長期優良住宅ってどんな家なんでしょうか?

ちょっと難しいですが、今後の参考のために・・・

簡単に言うと、下の四つの項目

①地震に強い家(耐震等級2以上)

②省エネな家 (省エネルギー等級4)

③長く住み続けられる家 (劣化対策等級3)

④快適さを保つ計画のある家(維持管理対策等級3)

の性能を有する建物を各地方公共団体が認定する制度です。

この建物に認定されると、いろいろ有利な事があります。

フラット35Sエコ(金利Aプラン)採用可能で金利が安くなる。

フラット35Sエコ 金利Aプラン   当初5年間年1.43%  6~20年目年1.83%  21年目以降年2.13%

フラット35Sエコ 金利Bプラン   当初5年間年1.43%  6~10年目年1.83%  11年目以降年2.13%

※通常のフラット35は、2.13%で一定(平成24年3月現在)

②地域型住宅ブランド化事業(平成24年度)  100万円補助

※現在まだ決まっていません。

③復興支援・住宅エコポイント  15万pt支給    

※太陽熱利用システム設置の場合、2万pt加算

④地震保険の割引    耐震等級2で20%割引

⑤税制優遇   所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、贈与税

などがあります。

ここでちょっと気をつけなければならない事は、

A.②、③は国の予算がありますので確定しているものではありません。

B.長期優良住宅にするため、建物の造りを多少変更するため費用が加算したり、手続き書類にお金がかかる場合があります。

補助金については、もらえたらラッキーくらいの考えで予算を組むことをお勧めいます。

ただ、建物は、行政がある一定以上の性能を認めているわけですから、安心感はあると思います。

しかし、長期優良住宅という名前にしては、省エネルギーの性能が低すぎます。

私たちは最低でも現行の2倍、出来れば3倍くらいの性能がないと省エネルギーどころか、増エネルギーになりかねません。

ちなみに、今回の住宅は約3.4倍の断熱性能です。

このような意味からも国で示している長期優良住宅が本当に優良かと問われと・・・?

どうなんでしょうか?

ちょっと疑問符が付きますね。

by kakizaki

2012年05月15日更新

オールアース住宅を知っていますか?

オールアース住宅を知っていますか?

と言っても、私も、今鶴岡で工事をやっているお施主様より教えて頂いて、施工しているのですが、山形県では、弊社の現場が初めてだそうです。

簡単にいうと、オールアース住宅とは、家の中で発生する電磁波の対策を施した住宅のことを言います。

電磁波については、電気機器や配線から発生していることは、以前から指摘されてきていましたが、その対策はほとんどされてこなかったというのが、実態です。

その電磁波が、身体にどのように影響するのかも含め、一度『オールアース住宅』のHPを参考に見て頂けたらと思います。

電磁波については、私自身分らない部分が多いので、HPの内容を参考にして頂けたらと思います。

実は、1月12日にこの現場の電磁波対策の工事が終了したので、電磁波測定をやってきました。

この緑の特殊な誘導性の繊維にアースを取ることにより、電磁波を低くすることができます。

オールアース住宅の提唱者の土田直樹社長が、実際に弊社の物件の電磁波を測定しました。

電線を測ると118V/mの電磁波を測定

柱を測ると182V/mの電磁波を測定

電磁波対策をした壁は28V/mを測定

基準値は世界で最も厳しいスウェーデンのVDTガイドライン(25V/m以下)を採用しています。

今の段階では、工事の機械などが干渉するので、余り低い数字はでないそうです。

とりあえず、アースが取れている事の確認はして頂き、工事としては、問題ないそうです。

今回の測定を見ていると、室内の壁、二階の床から、電磁波が出ていることは、確かめることはできました。

そして、対策をたてた部分は明らかに、数値は下がりました。

こんな風に数値化されるとなんらかの対策を検討する必要があるような気もします。

しかし、電磁波対策については、建築的にはほとんど問題にしていないのが実状です。

今後、どのように、対応していくべきか、私も非常に悩ましいところです。

ただ、電磁波対策を希望される方は是非参考にして頂けたらと思います。

by kakizaki

2012年01月14日更新