スタッフ柿崎社長ブログ

緑が丘の基礎が完成

8月5日

酒田市緑が丘に建築するテーマ

『広いリビングで思い思いに過ごす家』

の基礎がいよいよ完成です。

良くみると、下の写真のように基礎から鉄筋のようなものがニョキニョキ出ています。

これらは、アンカーボルトと言って基礎と土台・柱を結ぶ構造的にとても重要な金物です。

このアンカーボルトには、短いものと長いものの2種類あります。

特に長いアンカーボルト(スティックアンカーボルト)は、構造計算(弊社では、許容応力度計算)で指定された部分に必要な本数を施工します。

何と、今回は、全部で31本。

このスティックアンカーボルトが4号特例の木造住宅に使われるようになったのは、2000年の建築基準法の改正からです。

当時は、建築基準法の仕様規定で、数本程度を施工していました。

それが、計算方法や施工方法も変わって今のような本数になりました。

住宅業界も日々進化していますね。

2023年08月07日更新

断熱・耐震改修工事の工程会議

酒田市東泉町で

住宅の大規模改修工事を致します。

その工程会議を8月2日に行いました。

 

新築住宅で、耐震性が高く、断熱性に優れている住宅を建築するのは当たり前です。

新築住宅は、一から作って行きますので施工としては、比較的やり易いと言えます。

しかし、既存住宅となると、全く話が変わります。

先ずは、『一般診断法による耐震プログラム』で、耐震診断をする必要があります。

このソフトで既存住宅を現況診断をすると、概ね、「倒壊する可能性がある」と出てきます。

これを、「一応倒壊しない」レベルまで上げなければいけません。

実は、施工性やデザイン性のことを考慮すると、耐震性を上げる事はそんなに簡単でないのです。

次は、断熱性の向上です。

※Q1.0住宅を目指した改修工事方法(新木造住宅技術研究協議会提供)

断熱改修工事は、色々な施工方法がありますが、今回は、上記の工法を基本とします。

屋根断熱採用、壁は付加断熱、そして基礎断熱採用。

既存住宅の改修工事には、Q1.0住宅新築住宅の経験と知識がとても役に立ちますね。

材料の高騰が続き、新築住宅の需要が落ち込む中、これからはリフォーム工事を検討する方が増えそうです。

いよいよ、9月から工事着工です。

2023年08月03日更新

「住宅設備メーカー比較ツアー」参加ありがとうございました!

7月22日土曜日

「住宅設備メーカー比較ツアー」を開催致しました。

今回は、

タカラスタンダード様、クリナップ様、パナソニック様を訪問致しました。

各メーカー様それぞれ特徴があり、覚えることが一杯あります。

タカラさんは何と言ってもホーロー素材。

故意に傷をつけようとしても、なな何と・・・大丈夫!す、凄い!

クリナップさんは、ステンレスが売り。

オールステンレスキッチンなど長持ちする商品がずらり。

パナソニック様は商品総合企画が素晴らしい!

説明を聞いていると、各ショールームの予定時間は毎回オーバー。

皆さんとても熱心でした。

昼食は、鶴岡料理「すず音」さんで、創作の日本料理のコースを楽しみました。

この企画いいです。

またいつかやりたいと思います。

 

2023年07月24日更新

施工説明会を開催

6月22日

酒田市緑が丘に建築するテーマ

『広いリビングで思い思いに過ごす家』

の現場施工説明会を行いました。

この会議は、とても重要です。

現場は、一棟一棟状況が異なります。

その都度注意事項を説明し、近隣への配慮をしながらいかに現場施工をスムースの進めるか。

気が引き締まります!!!

 

2023年06月23日更新

地鎮祭でスタート!

酒田市緑が丘に建築する

テーマ『広いリビングで思い思いに過ごす家』

 

の地鎮祭を5月27日執り行いました。

当日は、天気に恵まれました。

建物の配置や高さ関係など、現場で説明して行きました。

さあーーーー。

いよいよスタートです。

燃えます!

2023年05月30日更新

ご契約ありがとうございます!

テーマ『広いリビングで思い思いに過ごす家』

の契約式を行いました。

一階ガレージ、二階リビング。これがこの住宅の基本プラン。

ガレージのシャッターは、オーバースライダーを採用。シャッター特有の巻き込み傷が無くいつまでも美しい形状が保たれます。

広々としたリビングは、真ん中にL字型のソファーを置き、キッチンからは調理をしながらテレビを見ることも可能で、尚且つ回遊できる動線。

室内の色調は、ムラのある無垢の床を基調に、モノトーン色でまとめたシックな雰囲気。

落ちついた空間で、ゆっくりと時間を過ごす事が出来ます。

このリビングは、冬期間太陽の光を十分取りいれるようにし、出来る限り窓を大きくしました。また夏対策としては、日射を避けるため屋根がついているベランダタイプを採用。一年を通して省エネ住宅になるような外観デザインになっています。

 

2024年春完成予定です。

 

 

2023年05月11日更新

無事引き渡しました。

3月19日日曜日

鶴岡市みどり町の現場を引き渡し式を開催しました。

この日は、時々天気が良くなり、南の大きな窓からは、写真のように燦燦とした太陽が日が差し込み暖房は不要でした。

最初にこの建物設計者である西方里見氏の挨拶。

ウッドショックが始まった頃にこの設計が始まり、この工事の概要全体が決まるまで少し時間がかかりましたが、何とか今日を迎える事が出来ましたと、感慨深そうでした。

次に、私の挨拶。

新木造住宅技術研究協議会に所属し、高断熱住宅を勉強しているというベースがあるので、設計主旨は理解し易かったと思います。

西方設計さんとコラボレーションが出来、とてもいい経験になりました。

オーナー様からも挨拶。

完成したこの家を見て、とても満足しているとの事でした。

家族で、この家を守っていきたいです。

実家のご両親も一緒に記念写真。

この瞬間が、とても幸せです!!!

2023年03月25日更新

来場ありがとうございました。

3月11(土)、12日(日)

鶴岡市みどり町の現場で、完成内覧会を開催致しました。

今回は、未だコロナ禍という事もあり、予約制で開催致しました。

来場された方は、外壁に使われている杉材に興味津々。

この辺りでは見る事がないデザインなのでひときわ目立ちます。

開催二日間は、結構天気が良くて、室内に十分陽ざしが入ってきたので暖房は必要ありませんでした。

さすが、Q1.0住宅レベル3です。

ご来場された方、本当にありがとうございました。

2023年03月17日更新

3月11、12日いよいよ完成内覧会!!!

3月11(土)、12日(日)

鶴岡市みどり町の現場で、いよいよ完成見学会を開催致します。

弊社は、創業以来、設計・施工を一緒に受注して工事を請け負ってまいりました。

しかし、この度、秋田県能代市の設計事務所西方設計さんとご縁があって、鶴岡でコラボレーションすることになりました。

今回のオーナー様は、設計者の御親戚で、家を建てる時は、この事務所の設計と決めていました。

設計者は決まっても、施工者が決まりません。そこで、西方設計と同じ新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)のメンバーの弊社に声がかかったという訳です。

西方設計の代表である西方里見氏は、高断熱住宅を勉強する仲間の間ではとても有名な方で、全国の至る所で設計されています。また建築の専門雑誌にも時々登場し、最新の高断熱住宅の技法を広めることに大いに貢献されています。

今回の住宅の基本設計は、オーナー様自身がやり、実施設計を西方設計でするという、チョット特殊なパターンです。

というのも、オーナー様は、以前建築の勉強をしていたこともあり、自宅は自分で設計したいという強い想いがありました。

今回の建物の特徴は、何と言っても性能の高さです。

U値=0.24[w/㎡K]、C値=0.3㎠/㎡

暖房用電気消費量=1493[kWh]『年間暖房費約55,000円(1kw=37円換算)』

この高い性能を実現しているのは、大きな南の窓から注ぐ太陽のエネルギーを最大限活用しているからです。

その特徴は、リビングの吹き抜けや外観デザインに現れています。

そしてもう一つの特徴が外壁素材です。外壁材には、秋田杉を縦に全面に張り、板と板の間は約15mmの隙間を開けています。

この隙間の目的は・・・?

続きは、現物を見ながら説明致します。

オーナー様のご協力のもと、3月11日(土)、12日(日)いよいよ完成内覧会を開催することになりました。

当日は、予約制になっていますので、事前にホームページか電話で連絡頂きたいと思います。

とてもワクワクして来ました!!!

 

2023年02月15日更新

「電気料激増、がくぜん」山形新聞

1月19日山形新聞朝刊の記事です。

「電気料金激増、がくぜん」

「県内、オール電化住宅は2倍も」

記事によると、米沢市の音楽療法士平間文恵さんの電気代請求額は、昨年の約2倍の

2022年12月分 10万1822円(使用量3182キロワット/h)

でした。ちなみに昨年は

2021年12月分   5万7497円(使用量3071キロワット/h)

でした。

東北電力の電力単価は昨年と変わっていません。にもかかわらず、家庭の負担が増えた最大の要因はなにか。

燃料費の変動を料金に反映する「燃料費調整額」の上限が昨年12月請求分から、自由料金で撤廃されたためです。自由料金とは、電力会社が提案するプランで、オール電化住宅の多くが加入しています。1月の燃料調整額は前年同月比で1キロワット/h当たり12.59円増額しました。

平間さんが採用している暖房は、夜間に蓄熱し、日中放熱する蓄熱暖房器です。

この暖房器は、東日本大震災が起こる前、即ち、原発事故が発生する前に、電力会社が物凄い宣伝をして、広めた暖房方法です。

蓄熱暖房器は、夜間の安い電気料金で暖房器(レンガ)に熱を蓄熱し、日中その熱を暖房として使用するという仕組みです。

何故、夜間の電力が安いかというと、原子力発電は一度運転を始めると、一定の安定した運転をしなければいけません。需要に応じて電力量を調整する事ができない構造になっています。

そこで、夜間余っている電力を利用しようという発想からこの蓄熱暖房器が考えられました。

しかし、新木造住宅技術研究協議会の鎌田紀彦名誉教授は、その当時からこのシステムには警鐘を鳴らしていました。

電力量は、通常の住宅の2~3倍も使用しているのに、電気代が安くなるなんて、数字上のマジックだよ、と。

私も、その当時、蓄熱暖房器や電気温水器を使用するオール電化住宅についてブログを書いていましたので紹介します。

2007年10月16日のブログ「オール電化って本当に省エネ?」

2007年10月18日のブログ「オール電化誤解1『光熱費が安くなるから環境にいの?』」

2007年10月19日のブログ「オール電化誤解2『夜の電気は余って捨てられている?』」

2007年10月22日のブログ「住宅取材記者もなんだか腑に落ちないオール電化」

2008年03月06日のブログ「もし、オール電化にするなら・・・」

2008年03月10日のブログ「オール電化誤解3『オール電化だから環境にいいの?』」

原子力発電が使えなくなり、火力発電がメインになっている今は、深夜電気も以前のように安くありません。そんな時に起こった今回のエネルギー価格高騰は、消費電力の多い従来型のオール電化住宅を直撃しています。

今回の記事は、本当の意味での省エネルギー住宅、低炭素住宅、そしていずれは、カーボンニュートラル住宅を目指していかなければならないという警鐘のように思えます。

ちなみに、平間さんは、この請求書を見たその日に、急いで蓄熱暖房器の電源を落としたそうです。今は、ヒートポンプ式エアコンを室温23℃に設定して寒さをしのでいるそうです。

 

2023年01月19日更新