先日、水戸市にあるセミナーに参加してきたことをブログで紹介いたしました。
その時に帰り際寄り道をしてきました。
下の塔で有名な水戸芸術館です。
この建物を設計したのは、建築家磯崎新氏です。
ここで実は、建築家 坂茂(ばんしげる)氏の『建築の考え方と作り方』という催し物がありました。(2013/3/2~5/12)
彼は、紙管をはじめとする様々な材料や構法を用いることで、住宅から公共施設、そして災害支援に至るまで、多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家です。
上の建物は、災害支援用で構造が紙で出来ています。
紙筒が柱や梁になっています。
紙が構造体になるなんてびっくりです。
紙筒でこんな曲線の構造物も可能です。
こちらは、木の集成材で造った構造体です。
木も加工するとこんなに曲がるんですね。
下の建物は、坂茂氏設計のポンピデゥー・センター・メス(フランス)という美術館です。
これはもう、この建物自体が、美術品ですね。
屋根の曲線美が何とも言えない程綺麗です。
内部は、こんな雰囲気です。
ちょっと分かりずらいですが、坂茂氏が提案している、ガラスのシャッターが使われています。
ガラスシャッターという発想もすごいです。
現物が会場にあり実演していました。
これ木造建築ですよ!
木は、二酸化炭素発生がないため、環境に優しい部材として、世界でその良さが見直されています。
現在は、木造で7,8階のビルや橋なども建築可能になっています。
木造建築の可能性を改めて実感致しました!
by kakizaki
2013年05月15日更新