スタッフ柿崎社長ブログ

2016年2月

高性能の輸入サッシは凄い

2月18日(木)東京に出張に行った際、輸入サッシの商品を見て来ました。

サッシ枠そのものは、樹脂か木製ですが、外部側は、アルミで覆われています。

そのアルミの色を12種類も選ぶことができます。

下記はその一例ですが、パステルカラーをあしらった店舗等には、いいかもしれませんね。

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輸入サッシは、格段に性能がいいのが特徴です。

下の写真の右側にあるのが標準で、トリプルガラスになっています。

サッシの性能値を表す熱貫流率は、Uw=0.76W/㎡kです。(トリプルガラス+アルゴンガス)

日本のペアサッシが、1.65W/㎡kですので、倍以上いいことになります。

このようなサッシを使用すると、外気温が-5℃でもガラスの表面温度が17℃くらいになりますので、窓は、寒さの元ではなくなります。

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オプションですが、このサッシのもう一つの特徴が、外部側に遮熱用ブラインドが設置可能です。

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これは、夏の日除けには最適です。南側もちろん、東、西側からの日射も遮ることができます。

窓からの日射は、内ブラインドではなく、外ブランドの方が数段効果があります。

これは、最高に効きます。

問題は価格とメンテナンス、そして設置方法ですね。

色々課題はあるにしても、サッシはこれからの住宅に於いて最重要ポイントです。

検討の余地は大いにありですね。

2016年02月26日更新

三世代同居住宅にチャンス!

2016年2月20日号の新建ハウジングに気になる記事が、載っていました。

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(クリックすると拡大します)

三世代同居住宅(二世帯住宅)を支援して行こうという動きが、出てきました。

三世代同居のメリット

①住宅建設費を折半できる

②光熱費を折半できる

③祖父母による子育て支援

(イクジイ・イクバア)

④女性(育児中の母親)の活躍

⑤孫の存在による祖父母活性化

⑥看護・介護の安心化

⑦補助・減税の充実

などを挙げています。

三世代同居率は、全国平均で10.6%ですが、山形県と福井県は2割を超えているそうです。

実は、私も、現在、親と同居中です。

具体的な支援としては、新築住宅では、「地域型住宅グリーン化事業」で長期優良住宅や低炭素住宅に対し、一戸あたり最大100万円の補助が受けられますが、それに三世代同居(30万円)と地域材(20万円)を加えて最大150万円の補助が受けられます。

ゼロエネルギー住宅では、一戸あたり165万円+50万円で最大215万円の補助が受けられます。

その他、リフォームに対しても減税措置などがありますので、三世代同居をお考えの方は、これから出てくる制度に注目ですね。

2016年02月22日更新

大変お待たせしました。

大変お待たせしました。

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~借景を見ながら四季を感じる家~

建築事例がようやくアップなりました。

この住宅は、弊社では珍しく建物全体が黒っぽい配色になっています。

約3年程前に夫婦がご来社して頂いたのですが、たまたま翌日現場見学会が三川であるので来場しませんか?と誘ったところ、早速来て頂きました。

そして、昨年11月に無事お引き渡しを致しました。

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その間に生まれたヒロ君もこんなに大きくなりました。

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上記の写真は、二階のリビングからの眺めで、今回のテーマの借景がこれです。

どうですか?この景色!

鶴岡市のシンボルの金峰山も真正面に見えます。

これ程の贅沢が他にあるでしょうか。

イヤ~

この風景に私も一目惚れでしたね。

是非、建築事例にアクセスしてみてください。

2016年02月15日更新

セミナーご参加ありがとうございます。

2月11日(木)失敗しない土地選びのコツセミナーにはご夫婦で、

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2月13日(土)建てる前に受けるセミナーは、ご主人が参加して頂きました。

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お休みところ本当にありがとうございました。

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アンケートもしっかり書いて頂きました。

実は、このお二人は、昨年の11月14日()、15日()鶴岡市桜新町のテーマが

「借景を見ながら四季を感じる家」

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に、コミニィティ新聞のチラシを見て、初めて来場して頂きました。

この住宅の印象が、シンプルで自分達の感覚に合うからと、来場した理由を述べてくれました。

この建物は若い人に、とても人気のある外観デザインで、弊社では珍しく大胆な濃い色使いになっています。

弊社は色々な方から建築依頼を受け、毎回毎回新しい事への挑戦をしています。

それが弊社の進化へとつながっていきます。

ところで、ご主人のお父さんが私より年下…(冷汗)

若い人とお話しすると、私自身若返りますね。

次回セミナーは、2月20日(土)です。

お申込みお待ちしております。

2016年02月13日更新

価格破壊の蓄電池が登場!

テスラモータース(オーストラリア)発売するパワーウォールという蓄電池の商品です。

家庭用の蓄電池で、リチウムイオン電池です。

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詳細は、テラス社のホームページにアクセスしてみてください。

https://www.teslamotors.com/jp/powerwall

実は、この価格がすごい。

価  格・・・7kWhが約36万円、10kWhが約42万円

通常の家庭であれば、7kWhで十分です。

パワコンと諸費用合わせて100万円くらいになるそうです。

補助金対象になれば、60~70万円くらいで蓄電池の設置が可能になりそうです。

これは、国産品よりも約3割前後安くなります。

今年発売の予定です。

ソーラーパネルと併用して設置すると、家庭用の電気は相当賄えそうです。

現在は、日中、ソーラーパネルで発電した電気を通常電力会社に売電しています。

しかし、今後は売電する代わりにこの蓄電池に充電し、出来るだけこの電気を先に使い足りない分だけ電力会社から買う方式が一般的になると思います。

その時の大きな問題が、蓄電池の価格です。

このように商品が、今後どんどん開発されてくると、エネルギーを自給自足できる日もそう遠くないかもしれませんね。

2016年02月12日更新

換気フードの目詰まりは怖い

先日、あるアパートにお住まいの方からキッチンの換気扇から水が漏れてくるという連絡を頂きました。

キッチン廻りで雨漏れか?

と思って現場を確認すると・・・

大量の水が、キッチンの換気扇から逆流してきます。

何で?

何で?

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天井裏に登って確認すると、換気扇とつながっているダクトの中に水が溜まっています。

何で?

何で?

最初は、換気扇の外のフードから雨や雪が逆流してくるのかな?

と思ったのですが、それにしては、水の量が半端でない。

もしかしたら・・・

排気されるはずのキッチンの水蒸気が、外部フードの目詰まりで、ダクト内で滞留し、水として溜まっているのではないか?

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と思い、フードを取り外してみると、ご覧の通り油や埃などでびっしり目詰まり。

これでは、排気されません。

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その原因は、フードに付いている防虫ネット(メッシュ)。

こんなに目が細かいメッシュが付いていれば、目詰まりして当たり前。

以前同じような目詰まりがあり、メーカーに問い合わせたのですが、その回答が

「防虫ネット付きが売れるものですから・・・」

何だそれ?

ちょっと理解できませんね。

弊社では、その事情が分かってから、遡ってこのメッシュの取り外し工事を7、8年前に致しました。

そして新規工事については、もちろん防虫ネットが付いていないフードを採用しています。

(ネット付きとネットなしの両方あるのが不思議でなりません。)

このフードは、ホームセンターなどでも普通に販売していますので、一般的に広く使用されています。

という事は、世の中目詰まりしている換気扇が多いのか?

分かりません。

2016年02月11日更新

いよいよ明日現場見学会

もう既にご案内していますが、明日6日(土)は、酒田市みずほのテーマ

「ナチュラルに暮らす土間テラスのある家」

の現場見学会です。

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案内は、下記を見て頂ければと思います。

https://cosmohome-inc.jp/event/kengaku/353.html

今回は、初めて会場で私のセミナーを開催することになりました。

内容は、

「家中暖かい家」をつくる理由

です。

一週間前に、和島からセミナー開催を振られ、ようやくまとまってきました。

しかし、こういうセミナーは、以前から私自身やりたかったので、とてもいい機会を設けてくれたと感謝しています。

できるだけ、分かり易く丁寧に説明したいと思います。

開催時間は、11時と14時からで約20分の予定です。

今のところ二組からもう既に申込みありました。

当日申込みOKですので、多くの方に聞いて頂きたいと思います。

ご参加をお待ちしております。

2016年02月05日更新

庄内地方の入浴中事故の実態

2月2日の山形新聞に毎年この時期になると、掲載される記事が載っていました。

それは、冬場のお風呂の事故です。

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(クリックすると拡大します。)

今回の記事は、地元庄内地方の状況が詳しく載っていました。

庄内保健所の実態調査(2009年11月~2012年10月)によると、

庄内で3年間で700件の入浴事故があり、うち174人が亡くなりました。

65歳以上が9割超を占めています。この間の交通死亡者数の4倍以上に相当します。

身近なお風呂だが、冬場は危険性が増すので侮れない。

「こんなにお風呂での死亡事故が多いことは驚いた」とコメントしています。

また、予防策としては、

①脱衣所と浴室の温度差に注意する

②入浴前に掛け湯をして体を慣らす

③湯船から急に立ち上がると血圧が低下するので、立ちくらみに注意し、ゆっくり上がる

などです。

山形県内で年間200人以上ともされる入浴中の死亡事故。

県内で2015年の交通死は、57人でした。

いかに多いかが分かる。

高齢化が進み、寒さが厳しい地方での課題とも言える。

と記事は結んでいます。

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新住協(燃費半分で暮らす家)資料

上記は、寒い家でお風呂に入る環境と、血圧との関係を分かり易く示しています。

こんな風にならないようにする努力も必要ですが、こんな風にならない家づくりすることの方がもっと重要です。

その技術はもう既にありますし、改修工事も可能になりました。

もっともっと、一般の方に分かって頂くように、今後も啓蒙活動をしていきたいと思います。

2016年02月04日更新

有名な建築が存続の危機(中銀カプセルタワービル)

2月1日山形新聞に建築のメタボリズムを提唱した黒川紀章氏が設計した

中銀カプセルタワービル

が築40年経ち、存続の危機にあることが記事に載っていました。

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(クリックすると拡大します)

メタボリズムは、1959年黒川紀章菊竹清訓日本の若手建築家都市計画家グループが開始した建築運動。新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案しました。

この建物は、集合住宅で、一つの住宅の大きさがわずか10㎡(約3坪)という狭小空間です。

こんな小さい空間でも、ここに住みたいと希望される方は、後を絶たないそうです。

丸い窓一つ一つが、一戸の部屋になっています。

まるで宇宙ステーションのような建築です。

私も、存続の危機は知っていましたので、昨年の4月16日に実際に行って写真を撮ってきました。

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さすがに、実際に住んで居る住宅ですので建物の中まで入れませんでした。

住宅をここまでシンプルして住むという、究極の住まいです。

11個のカプセルのオーナーの前田さんは、

「タワーは世界的な建築思想、メタボリズムの象徴となった建築。

経済価値だけでなく建築の文化的な価値も考え、残すべきだと思います。」

と意見を述べていました。

私も、同感ですね。

できだけ存続して頂きたいものです。

私は、建物を見るのが好きで、特に東京に行った際は、出来るだけ見学ツアーをするようにしています。

このような建物がなくならないように、心から願っています。

2016年02月02日更新