暖房器具の熱源と言えば、石油、電気、ガスなどがあります。
弊社では主に、石油と電気の熱源のものを採用しています。
(石油温水暖房の例)
しかし最近は、ほとんどエアコン暖房で提供しています。
断熱性能がいい新住協が勧めているQ1.0(キューワン)レベルの住宅になると通常のエアコンで十分暖かくなります。
例えば昨年9月に完成した
酒田市緑ヶ丘のテーマが
「シンプルな動線がつくる居心地の良いリビング空間」
(壁掛けエアコン6畳用)
の家は、新住協のQPEXで性能を調べると
延べ床面積 32.1坪 UA値0.35(国基準0.75)
は、6畳用エアコン一台で、全館冷暖房ができる計算になります。
32坪は、64畳ですから表示されているエアコンの広さの約10倍を賄うことができます。
年間暖房用電気消費量は、1,019[kWh]ですので
1,019×27円/kW=27,486円
の年間暖房費予定になります。(室内温度20℃設定)
年間冷房用電気消費量は、483[kWh]ですので
483×27円/kW=13,041円
の年間冷房費予定になります。(室内温度28℃設定)
よって、年間の冷暖房費は、40,527円。
最近は、夏場がとても暑いので、どこの家でもエアコンは必ず設置します。
そのエアコンを利用して、暖房が賄えられれば新たな設備費がかかりません。
住宅の断熱性能が良くなると、設備費は少なくて済むことになります。
そんな理由もあって、最近は、エアコン暖房で十分と思っています。
意匠状すっきり見せたい方は、少々値段は高いですが、天井埋め込みタイプがお薦めです。
(天井埋め込みタイプのエアコン例)
2019年04月01日更新