遊佐町吹浦のテーマが
『気の合う仲間と賑やかに語り合う家』
の空調設備には、床下エアコンを採用しています。
今回は、床置きタイプのエアコンを設置しました。
この家の空調する床面積は141㎡で、Q値(熱損失係数)が1.08W/㎡・Kですので、必要暖房能力は、約3.0kwになります。
という事は、計算上は8畳用で売り出しているエアコン一台で家中の暖房が可能です。
すなわち、141㎡は約85畳に相当しますから、メーカーが想定している広さの約10倍の広さをエアコン一台で暖房できることになります。
新住協で出しているQPEXで計算すると、年間暖房用電気消費量は、785[kwh]になります。単価を27円/kwhとすると年間の電気料金は、あくまでも単純計算ですが、年間21,195円になります。
これって凄いでしょ!!!
建物の断熱性能を良くすると光熱費の維持費が劇的に変わります。
ただ実際には、エアコン一台では、暖気が家中に十分回らないので、通常補助的に容量の小さいエアコンを二階にもう一台設置しています。
小さなエアコン二台で家中を冷暖房できるのですが、問題は空気をいかにまんべんなく全体に循環させるかです。
そのために考えだされたのが床下エアコン暖房です。
床下空間全体を暖房する事によって、床に設けたガラリから室内に暖気が上がり、家全体が暖まるようになります。
この方法ですと床から、ほのかな暖かさが感じるのでより快適になります。
こんな事は、超高断熱Q1.0(キューワン)住宅だから出来る技ですね。
時代はどんどん変わっていきます。
2016年11月17日更新