スタッフ柿崎社長ブログ

2012年7月

アーキテクトビルダーで知っていますか?

私は、日本建築士会連合会に所属しています。

所属していると毎月「建築士」という月刊誌が送られてきます。

7月号の特集は、『工務店の設計力』という内容です。

最初に紹介された工務店は、 「㈱あすなろ建築工房」さんです。

ここの社長さんは、東京工業大学大学院理工研究科建築学専攻卒業後、㈱日建設計で10年設計された設計士の方です。

最近の工務店は、昔ながらの大工さんが経営しているのではなく、この会社のような形態が増えてきています。

すなわち、設計事務所が工務店を経営しているのです。

最近このような会社を『アーキテクトビルダー』と呼んでいます。

やはり、元々設計事務所ですので、設計には、こだわりを持っています。

すなわち、格好のいい家づくりをする工務店が増えているということです。

私は、弊社もこの類に入ると思っています。

ここの社長の関尾さんが言っていますが、アーキテクトビルダーの最大の利点は、

「施工費を掴みながらの設計作業を行える」

ということです。

これは、私もすごく理解できます。

いくら立派な設計をしても、その建物が建たなければそれこそ絵に描いた餅です。

多くの皆さんは、予算の範囲内で建築しようと考えます。

その時大切なのが、施工費を考えながら設計していく事です。

設計と施工を、同時に考えながら出来る強みは大きいです。

それから、工務店と言っても設計のプロですから、建築基準法やその他の法規も知っていますので、設計業務もスムースに進み易いです。

このように、設計・施工を一緒に出来る工務店には多くの利点があります。

私は、むしろ、今後の工務店はアーキテクトビルダーが主体になっていくのではないかと思っているくらいです。

数年後には、アーキテクトビルダー同志の競争になっているのではないでしょうか。

んーーーーーーん

負けてはいられませんね。

by kakizaki

2012年07月23日更新