スタッフ柿崎社長ブログ

2012年7月

庄内地方の活断層講習会に参加

7月19日に建築士会酒田支部主催の研修会に参加してしてきました。

『今後、活断層とどの様に向き合うべきか』というテーマで、鶴岡工業高等専門学校の澤祥(ヒロシ)先生が講義してくださいました。

庄内平野東縁断層帯は、山形県庄内地方の庄内平野と出羽丘陵の境界部に分布する活断層帯です。
庄内平野東縁断層帯は、山形県飽海(あくみ)郡遊佐(ゆざ)町から酒田市東部、東田川郡庄内町を経て鶴岡市に至る断層帯です。

長さは約38kmで、ほぼ南北方向に延びており、断層の東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

庄内平野東縁断層帯は、過去の活動時期の違いから、庄内平野東縁断層帯北部と庄内平野東縁断層帯南部に区分されます。
 

庄内平野東縁断層帯北部は、飽海郡遊佐町から酒田市東部を経て東田川郡庄内町に至る断層帯です。

長さは約24kmで、ほぼ南北方向に延びており、断層の東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

庄内平野東縁断層帯南部は、酒田市東部から東田川郡庄内町を経て鶴岡市に至る断層帯です。

長さは約17kmで、ほぼ南北方向に延びており、断層の東側が西側に対して相対的に隆起する逆断層です。

活断層の種類は、下の図のような種類がありますが、日本で起こるほとんどが逆断層です。

逆断層とは、両側から圧縮されて起こる現象です。

庄内平野は活断層が起こるところが危険という訳ではありません。

庄内平野そのものが柔らかい地盤ですので、庄内地方全体が地震の際は大きく揺れます。

私が住んでいる富士見町は、特に地盤が悪く、地下約100mくらいは、柔らかいそうです。

「何故あの土地の価格があんなに高いのか理解できない・・・・」

(エエエエエエエエ・・・・・・・どうしよう・・・トホホ・・・)

確かに、冬、除雪車が朝通ると、震動で目が覚めます。

まるで地震のように感じることもあります。

庄内平野東縁断層帯で地震が起こる可能性は、30年確率0~6%です。

この確率が、高いか低いか?

阪神淡路大震災直前の震源断層の30年確率は0.02~8%でした。

ということは、結構高いことを意味します。

日本の約2000の活断層の内14番目の順位です。

我が国の主な活断層の中では高いグループに位置します。

これは、いつ地震が起こってもおかしくない事を意味します。

庄内地方は天災が少なくてとてもいいところだ!なんてウソだそうです。

実は、非常に危険な地域なんです。

さて、どうしたもんでしょうか?

やはり防災意識を高めるしかありませんね。

建物倒壊への対応、津波、火災、ライフラインの切断、防寒、食糧・・・・

ちょっと本気で防災グッツを買おうーーーーーと。

特に富士見町の住民は・・・必要ですよーーーーー!!!

非常に勉強になった一日でした。

トホホ・・・

by kakizaki

2012年07月20日更新