巷では、節電節電と大騒ぎをしています。
冬の間は、それ程問題なかった電力需要が何故これほど騒がれているのでしょうか?
それは、もちろん冬より、夏に電力を多く使うからですよね。
じゃー何故夏なの?
それは冷房するからです。
冬だって同じように暖房しているのに何故夏だけ問題になるの?
実は、暖房の方法は沢山選択肢ありますが、冷房は、電気の一種類しかないからです。
暖房の方法は、
灯油
ガス
電気
薪(木材)
などあります。
しかし、冷房は電気でしかできません。
すなわち一極集中してしまうのです。
それじゃー、電力会社さんが進めてきたオール電化住宅に全国の建物になったらどうなるのでしょうか?
電力ピークは冬に来ます。
冬の節電運動が必要になるでしょう。
年がら年中節電です。
じゃーどうしたらいいでしょうか?
答えはすごく単純で、
消費エネルギーの少ない住宅。
電気の消費量の少ない住宅。
ということになります。
しかし、これを実現するのは、そう簡単ではありません。
私は、できるだけ、自然のエネルギーを利用した電気も含め消費エネルギーの少ない住宅を目指していきたいと思っています。
その一つの答えが、新住協で薦めているQ1X住宅です。
新住協で研究している住宅は、ほぼ無暖房住宅で、夏でも冷房期間を出来るだけ少なくする家づくりです。
コストの問題も含め今研究中です。
家づくりも世の中に合わせ、どんどん変わっていかなければなりません。
by kakizaki
2012年07月03日更新