冬の今時は、室内の温度は非常に気になります。
どうしても温度だけに注意がいって湿度は結構いい加減になりがちです。
しかし、人間が感じる体感温度には、湿度が大きくかかわっています。
一般的に、湿度を10パーセント上げると体感温度は1℃上がるそうです。
ダイキンさんの資料より
上の実験からも分かるように、冬25℃の同じ室温でも湿度が25%の時と55%では、顔や手で温かさを感じる度合いが違うことを確認できます。
室内の空気を燃焼するタイプの暖房機(ファンヒーターなど)は、室内に水蒸気を発生しますので湿度は上がりますが、その分換気をしなければいけないので、ちょっと今回の問題とは、違う次元の話になります。
今回の暖房機器は、エアコンやFF式暖房のように、室内で空気を燃焼しないタイプの暖房機の話です。
私が良く言っているのは、室内に物干しを多く干して下さいとお願いしています。
これは、結構効きます。
観葉植物や金魚鉢を置くのも結構です。
それでも湿度が上がらない場合は、やはり加湿器が有効です。
私の家では、夜洗濯をし、リビングの隣の和室に物干しをしています。
子供たちの部屋にも、少し持っていきます。(子供から、喉が痛くなるので干すように頼まれています。)
それで、だいたい40~50%位は維持しています。
部屋の湿度は、少なくとも40%はほしいところです。
50%前後もあれば十分です。
50%を超えてくると、性能のよい樹脂サッシでも、少々水蒸気で曇ることがあります。
40%を切るようであるならば、加湿器の導入を検討したほうがよいと思います。
これからの話は、参考として読んでください。
私の家は、日中誰も家にいないので、暖房費節約のために換気扇を朝止めます。
換気をするということは、家の温かい空気を捨てていることになります。
室内の換気の必要性は、おもに人間です。
人間がいない空間であるならば、なにも換気など必要はないと思うので、止めています。
ただし、この時に注意が必要なのは、日中発生する水蒸気によって窓などに結露は出るようであれば、換気はもちろん必要です。
それと臭いです。
臭いが残るようであれば要注意です。
この辺のバランスを考えながら適当に換気扇を止めることをお知らせしています。
やるかやらないかは、各自の判断でお願いしています。
湿度を保つことは、お肌にもいいし、インフルエンザ対策にもなりなす。
冬期間の湿度調整はとても大切です。
少しは気にするようにしてください。
by kakizaki