スタッフ柿崎社長ブログ

2011年3月

建築費の目安

弊社のホームページの中にコスモホームのスタイルというコーナーがあります。

実は、二年前にこのコーナーの説明ブログを書いていましたが、途中で尻切れトンボのなっていました。

その続きに再挑戦してみたいと思います。(今回は、最後まで書き終えます。)

過去のブログを読みたい方は、下記を参考願います。

理想の住まいへ(2009/5/22)

一室複数灯計画・明かりだまり(2009/5/23)

床下暖房システム(2009/5/27)

熱回収率(2009/6/3)

グラスウール(2009/6/23)

長持ちの秘訣(2009/6/1)

電気代1/4以下(2009/6/13)

建てる前に断熱性能が分ります(2009/6/29)

気密性能を測定します(2009/7/8)

サッシは重要です!(2009/7/09)

ハニカムサーモスクリーン(2009/7/13)

今回は、建築費の目安という題です。

よく、お宅の会社の建物は、

『坪単価いくらですか?』

と聞かれます。

住宅の価格は、誰しもが気になるところですが、実は一概にいくらとは言えません。

建物の価格は、その形状によっても、かなり違ってきます。

通常総二階タイプが経済的で、平屋建ては高くつきます。

仮に同じ40坪の家の場合、平屋の基礎や屋根は、40坪分必要ですが、総二階の場合は、約半分で済みます。

そして、40坪家も70坪の家も、通常お風呂などの設備は、一つです。

それらの設備費を大きい面積で割れば、当然坪単価は安くなります。

弊社の場合、いわゆる企画住宅というものがなく、一棟一棟オーダーメイドのため建物のデザインが全て違い、仕様も違います。

そして、一番違うのが、建物の断熱性能によって、価格が違ってきます。

要するに、光熱費の性能が良い家は、建設費が少々高くつきます。

しかし、燃費が良い分、暖房費を安く押さえることできます。

私は、省エネルギーの観点から断熱性能の良い家を建てませんかといつも言っています。

特に、新木造住宅技術研究協議会が薦めているQ=1(キュウワン)住宅を推奨しています。

(Q=1住宅とは、国で定めている次世代省エネルギー基準の1/2~1/3の燃料費で済む家です。)

このように、建物の形状や断熱性能によって価格が違うのですが、あえて言うならば、

『今までの経験からだいたい坪50万円くらいから始まっています』

と応えています。

坪50万円が安いか高いかは私どもは何とも言えませんが、お客様によっては、坪70万円くらいになる方もいます。

請負金額をただ単純に面積で割った金額がどれだけ意味をなすのかは解りませんが、私は、ようするに、建物の総額とその建物にどれだけの価値を見いだせるかが問題になるのだと思います。

50坪×40万/坪=2000万円

40坪×50万/坪=2000万円

どちらが満足するか?

仮に面積が少々小さくてもそれらをカバーする『何か』があればそれでよいのではないでしょうか。

と言うより、その『何か』が重要なような気がします。

by kakizaki

2011年03月09日更新