弊社で新築して頂いたお施主様に、実際の暖房の燃料の使用量の調査をお願いしております。
二年前に建築して頂いたお施主様のこの冬の間のすばらしい結果がでました。
床面積は、34.5坪
Q値は、1.75
年間灯油予想消費量は、728ℓ
ですが、実際の使用量は、なんと548ℓです。
(灯油代は仮に60円/ℓとして32880円/年。安いか高いか?)
co2換算すると1386kgとなります。
計画より180ℓ(455kg)も少ないことになります。
これは、かなり脅威的な数字です。
このお施主様は、実際の室温も記入しているので、調べてみると、1階は、18度前後、2階は16度前後とちょっと低めですが、室内全体が均一ですので、極端な寒さはないそうです。
どうしてこのように少ない消費量で済んだのか尋ねてみますと、
①室内設定温度が低めである
②ボイラの設定温度を時期により調整し、ボイラの燃焼時間を少なくする
③データ取りをすることによってこまめに調整をする(日中暖かいときは、ボイラを止めるなど)
一番大きな理由は、やはりデータ取りすることにより、無駄な暖房は、減らそうという意識が働いたからだそうです。
少々、イレギュラーな使い方をしても、それぞれのお施主様が色々工夫しながら、省エネルギー取り組むことは、非常に大切なことだです。
このように数値目標があると、結構省エネルギーに取り組み易いと思います。
それにしても、たいしたもんですね。
ところで、我が家は・・・ム?
by kakizaki
2010年05月14日更新