スタッフ柿崎社長ブログ

2010年5月

リフォームし易い家とは・・・

最近は、中古物件を購入して、リフォームをする人が増えているそうです。

中古物件を見るときに気をつけなければいけないのが、その建物の構造が何でできているかです。

建物は、大きく三種類に分けられます。

①鉄筋コンクリート造

②鉄骨造

③木造

リフォームする時にこれが結構大きな問題です。

結論から言うと、

①と②は、構造体の変更が伴うリフォームは、ほとんど無理と考えたほうがよいと思います。

仮に、するにしても、かなりのコストアップは、避けられません。

以前、ある大手メーカー(軽量鉄骨造)の増築をお願いされたのですが、お断りしました。

使われている部材がすべて、メーカー仕様で、我々には、手を出すことができませんでした。

その点③の木造は、容易に構造体変更もできます。

しかし、木造住宅も二種類ありますので、ご注意ください。

①軸組工法(在来工法)

②枠組工法(ツーバイフォー工法)

通常の工務店は、①を採用しています。

②は、北米で生まれた工法で、柱・梁がなく、壁で構造体を造っていまので、現在ある壁の変更は、慎重にしなければなりません。

しかし、軸組工法は、柱・梁がありますので、比較的自由に間取り変更も可能です。

上の写真は、百年以上前に建てられた木造建築です。

柱・梁のある軸組工法ですので、容易にリフォームできます。

これからは、スクラップ・アンド・ビルドからストック社会へと変わりつつあります。

長期に渡って利用していきやすい建物は、なんといっても、木造軸組工法(在来工法)だと、私は、思っています。

中古物件をお探しの方は、十分ご注意を・・・

by kakizaki

2010年05月20日更新