スタッフ柿崎社長ブログ

2009年6月

温暖化ガス、05年比15%削減は本当に可能か?

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2020年までに、温室効果ガスを、2005年比15%削減することを、政府が6月10日に発表しました。

その大きな柱が

①太陽光発電の導入量を現状20倍

②新車販売の50%が次世代自動車

③新築住宅の約8割を断熱などの基準を満たした省エネ性能に高いもの

だそうです。

2020年ということは、あと11年しかありません。

私は、住宅建設に携わっていますが、仮に、お施主様の8割が高断熱住宅を求めたとしても、それを本当の意味で施工技術を提供できる業者がいるのか、大きな疑問です。

現状は、中途半端な情報と技術を持った業者が、儲け主義で建設するのが、関の山だと思います。

〔実は、半端な断熱住宅(名前だけの高断熱住宅)は、かえってエネルギーを消費します。〕

建設に携わっている建築の専門家でさえ、高断熱住宅は、必要ないと思っている方は、まだまだ多くいます。

高断熱住宅は、約20年をかけて、やっとQ=1(キューワン)住宅まできました。

しかし、こんな住宅は、まだまだ特別な住宅です。

政府で言っている基準を満たした省エネ性能のレベルは、はっきりしませんが、現況の断熱に対する住宅業者の技術は、余りにもお寒い状態です。

数字だけは、先走っていますが、相当難しい目標に見えます。

政府は、高断熱住宅以外の住宅を建設してはいけないぐらいの、思い切った政策をとらないと、私は、この目標は、絵に描いた餅のように見えます。

by kakizaki

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2009年06月11日更新