最近よくゼロエネルギー住宅という言葉を聞きますがご存じでしょうか?
(ここでは、ゼロエネルギー住宅の説明は省かせて頂きます。)
日本のゼロエネルギー住宅の政策は、本来あるべき姿では、ないのではないかと、警鐘鳴らしている先生がいます。
(平成28年2月29日 発行 新建ハウジングより クリックすると拡大します)
それは、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授の前真之氏です。
私も、この記事を読んだ時に、正しくその通りだと思いました。
先生は、日本のゼロエネルギー住宅の政策は、建物性能よりも太陽光発電に頼った機械設備ありきの政策だと言っています。
それよりもまず、一次エネルギーを現行より50%程度減らせば、とりあえずそれで良いのでは?
そして過剰な性能競争は、良くない、「この地域の気候で、省エネで快適に健康に暮らしていくためにはこれで十分」を工務店は研究し、それをいかにしてユーザーに証明して行くかが大切だ言っています。
私もまったく同感です。
私達のような地域に根差した工務店や住宅会社は、このような先生たちと一緒にその地域に合った性能や工法を研究していく必要があります。
(平成28年2月29日 発行 新建ハウジングより クリックすると拡大します)
同じ紙面に室蘭工業大学名誉教授鎌田紀彦先生の記事も載っていました。
私たちは、鎌田先生が提唱する一次エネルギーを現行より50%程度削減できるQ1.0(キューワン)住宅に着手し、普及するように運動をしています。
まずは、建物性能そのものを良くする。
そして、機械設備は必要最小限に抑える。
これが基本だと思います。
弊社は、住宅として本来あるべき姿を目指して邁進して行きたいと思います。