スタッフ柿崎社長ブログ

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震災後のオール電化住宅は?

震災前までは、住宅業界では、オール電化でないと、時代に乗り遅れているような勢いでした。

しかし、最近の電力事情からかオール電化の宣伝さえ見ることがありません。

そして、多くの方々がオール電化について慎重に考えるようになりました。

ヤフー知恵袋のベストアンサーが下記です。

『オール電化は原子力発電に依存度が高く原子力推進の家庭もしくは原子力容認の家と外からわかってしまいますね。

停電ではソーラーパネル付住宅でも200VのIHクッキングヒーター、エコキュートは使えないというお粗末ともいえる欠陥商品です。

ガス併用式住宅にソーラーパネルをつけますと売電も多く出来ますし、停電でも調理、給湯もできます。

今後のオール電化ですが東京電力管内では増やすわけにはいかないでしょうね・・・』

このように、今までには考えられないような回答がベストアンサーになっています。

今までのように、やみくもにオール電化一辺倒なのが、やっと、多くの方が、少しつづ真実を知り、これからの日本のエネルギーについて、真剣に考え始めました。

私は、本当に良い事だと思います。

特に、原子力政策は、放射性廃棄物がでるため、何十年、何百年と継続してしていかなければならない課題です。

確かに、コストも大変重要です。

だからといって、安い深夜電力をいくら使ってもよいとはならないはずです。

電気はとても大切なエネルギーです。

私は、この大切な電気エネルギーを最小限に抑える住宅の造り方を研究しなければならないと思っています。

弊社で採用する照明は、今では蛍光灯かLEDです。

そして、最近はLEDがどんどん増えてきています。

暖房や給湯も灯油や天然ガス、薪やペレットと多くの選択肢の中から選んで頂くようにしています。

そして、エネルギーを創る太陽光発電や太陽熱温水器の採用と・・・

これからの家造りは、各個人が、これからの将来の私たちの子孫も繁栄できようなエネルギー政策は何か考え、選択していかなけばならない時代だと思います。

そのためには、少々コスト高でも、また少々使い勝手が悪くても、その選択はアリだと思います。

by kakizaki

2011年10月19日更新

リビングは出来るだけ大きく!

住宅設計をする際に、どこを中心にプランするか?

設計者によって何を重視するかによって違うと思いますが、私は、なんと言っても、リビングです。

リビングは、家族全員が集まるとても重要な場所です。

多分、家族が一番長い時間を過ごす場所でもあり、家族の絆を深める大切なところでもあります。

そのため、リビングをどの位置に置くかが非常に大切です。

その時一緒に注意するのが、リビングへの光の入り方と換気です。

特に、光の入り方は、図面を見ながら、頭の中で想像していきます。

朝日がどのように入り込むか。

日中の明るさは、どの程度か。

特に日本人は、部屋の明るさには敏感です。

弊社でも最近良く取り入れるリビング階段やリビングでの勉強場所の確保などは、リビングを中心に住まいを考えているから生まれた手法です。

下の写真は、『家族団らんをテーマにした2世帯住宅』のリビングです。

奥には、パソコンコーナー(勉強場所?)を設けています。

このリビングは、キッチンとダイニングとも繋がり上部は吹抜けになっており2階の各部屋との繋がりも重視しました。

下に居ながら、『御飯だから下りてきなさーい。』なんて声をかけることができます。

また正面のテレビ台の裏側は、リビング階段になっています。

リビングのそばには、畳の部屋もあるので、お子さんがお昼寝をする時などは、重宝します。

最近の弊社で多い和室の位置は、リビングとの二間続きです。

ちょっと前までは、客間として、廊下を挟んで和室を設けていましたが、殆ど利用価値がなく、物置状態です。

写真のような間取りの和室は、結構使いであります。

我が家の場合は、急な来客の時、リビングにある荷物の一時置き場になります。

『ちょっと待ってください!』(ふーっ。ぎりぎりセーフ)という感じで、使う場合が多いのが実態ですが・・・

この家のプランもそうですが、私は、出来るだけ無駄な廊下は造らないように注意しています。

結構廊下が無駄なスペースになっている住宅があります。

これは、建物全体の面積を減らすこともでき、建築費を抑える有効手段でもあります。

今回の家は、まさしく、リビングを中心にした間取りです。

そして、家族の人数も多いのですが、リビングは少々大き目です。

しかし、出来る事ならば、子供部屋などの大きさは、多少犠牲にしても、リビングは出来るだけ大きくした方がいいと思っています。

昔の和風住宅は、めったに使わない二間続きの和室が、一番日射が入る南側にあり、いつも家族がいるリビングが余り明るいとは言えない東や西の端っこに狭くあります。

実は、使える部屋がない!

となってしまいます。

家族団らんを楽しめる場所は、やはりリビングですよね。

リビングは大きくとりましょう。

by kakizaki

2011年10月18日更新

木造4階建ての能登屋旅館に宿泊

 10月8日に銀山温泉で大学の建築工学科の同窓会があり能登屋旅館に宿泊してきました。

今回は、私が幹事でしたので、宿泊は、能登屋旅館と最初から決めていました。

この建物は、建築界でも結構有名で、時々雑誌などにも掲載されます。

今の銀山温泉の旅館の多くは、大正から昭和初期にかけて建てられ、能登屋さんも、大正14年に建造されました。

能登屋さんは、一見木造3階建てのように見えますが、実は、小屋裏を利用した4階建てになっています。

今の日本の建築基準法では、建築できない建物です。

銀山温泉の旅館は、ほとんどが木造3階建てですが、能登屋さんの場合、2、3階が宿泊施設で、4階が宴会会場として使っています。

玄関正面の門柱が、ローマ風にし、玄関の上がベランダになっており、洋風の雰囲気を醸し出しています。

しかし、屋根の垂木(たるき)が見え、外壁も真壁に漆喰塗と和風建築です。

和洋折衷ですが、全然違和感がありません。

と言うより、木造建築としてとても美しく、とてもお洒落です。

町並を歩いていると、大正時代にタイムスリップしたような感覚になります。

街灯もガス灯のデザインです。

最近は、温泉街の旅館の多くが鉄筋コンクリートで出来ています。

たまに、こういうところに来ると、本当に心が癒されます。

こういう木造建築は、何時までも保存してもらいたいものです。

by kakizaki

2011年10月13日更新

五十嵐製麺オープン!!!

弊社でかねてから改装工事を行っていた五十嵐製麺さんが、9月14日に酒田市本町の柳通りにオープンしました。

名前が、製麺ということで、麺づくり専門店と思われるかも知れませんが、実は、ラーメン屋さんです。

ただ、製麺と名前を付けているのは、店内で、麺づくりもやっているからです。

改装の際のお施主様の要望は、 『ラーメン屋らしくないラーメン屋』です。

この外観からは、一見ラーメン屋さんとは、想像できないシックな感じに仕上がっています。

まず最初に目に入ってくるのが、このメニュー表です。

代金は、先払いになっています。

お支払いはこちらのレジで。

店舗内装の様子です。

紺色は、このお店のシンボルカラー。

お施主様の奥様のお気に入りの色です。

私は、白湯(パイタン)ラーメンを頼みました。

たれの色が、とんこつラーメンまではいかなくても、白っぽいのが特徴。

だしは、鳥?

ここのこだわりは、麺の量の多さです。

220gあり、普通のラーメンが大盛りに感じます。

ここのご主人は、ご自分で、麺を造るため、多くの方にラーメンをいっぱい食べてほしいという想いで、この量にしているそうです。

本当にお腹いっぱいになりました。

店主ご夫婦です。

おいしいラーメンをありがとうございました。

ちなみに改装前は、こんな状況でした。

by kakizaki

2011年10月01日更新

山形県が住宅情報サイト開設

山形県は、県や市町村が設けている新築、リフォームに関する支援事業を網羅した住宅情報総合サイトを開設しました。

名称は、

「タテッカーナ」

耐震性向上や増築など、全市町村のリフォーム補助事業の内容を検索できる項目が目玉です。

工事を検討している人が完成状況をイメージできるよう、改築、新築事例を写真で紹介するページも設けています。

県や市町村が取り組んでいる住宅対策事業を一元化し、分りやすく紹介する目的で開設しています。

県建築住宅課は、「例えば、現在の居住地とは違う市町村で新築を検討している場合、それぞれの補助事業の詳細を入手し、比較するのは手間がかかる。情報をネット上に集約することで利便性を高めた」と背景を説明しています。

サイトは8月1日に開設。

本格オープンは、10月1日を予定しており、現在は県や各市町村の新築、増改築に対する支援を検索する項目と、リフォーム前と後の違いを写真で紹介する項目を公開しています。

本格オープンに合わせ、県産木材の魅力や伝統工芸を紹介するコーナーも掲載していくとしています。

これは、なかなか便利なサイトです。

私たちも、上手く使っていきたいと思います。

このサイトは、多くの方に有効ですので、弊社のHPの右下にバナーを貼っておきました。

by kakizaki

2011年09月29日更新

建築家丹下健三氏代表作

私がもっとも好きな建築家丹下健三氏の代表作を紹介したいと思います。

広島平和資料記念館(1952)

代々木第一体育館(1964)

東京カテドラル聖マリア聖堂(1964)

香川県立体育館(1964)

赤坂プリンスホテル(1983)

※2011年3月に営業を終え解体されます。

アップリカ葛西ビル(1989)(大阪市)

東京都庁(1991)

新宿パークタワー(1994)

フジテレビ本社ビル(1996)

このように誰しもが知っている多くの建物を設計しています。

それも、全て個性的なものばかりです。

丹下健三氏は2005年に享年91歳で他界されました。

ちなみに下のモード学園コクーンタワー(2008)は、健三氏の息子の丹下憲孝氏の設計です。

西新宿は、東京都庁、新宿パークタワーそしてこのモード学園ラクーンタワーと丹下家で三つの設計をしています。

すごいとしか、言いようがありません。

良くも悪くも建築は、人の目にさらされます。

そして、色々な方が、論評します。

とても、緊張する仕事ですね。

by kakizaki

2011年09月27日更新

東京散策

久しぶりに東京に行く機会があり、少し時間があったので東京散策に出かけました。

前から気になっていた

『恵比寿ガーデンプレイス』

に行って来ました。

ちなみに、恵比寿という地名は、やはり恵比寿ビールの工場があったので、それが語源だそうです。

私が、知っている恵比寿は、とても汚い工場地帯のようなイメージがありました。(約30年以上前です。)

今は、これほど変わったのかと、もーーー驚くばかりでした。

恵比寿ガーデンプレイスタワー

この場所のシンボルタワーです。

坂道プロムナード

この坂道を降りて行ったとこらが、センター広場です。

この広場を中心にビルが配置されています。

建物も良いのですが、この広場を中心とした空間がとても素敵でした。

ゆっくり座って居たいところでした。

手前 シャトーレストラン

右奥 恵比寿ガーデンテラス一番館

左奥 ウェスティンホテル東京

これらは、この地域の一番奥に配置されています。

現代建築の前にヨーロッパ中世を思い起こすようなレストランがあります。

そのギャップが面白いですね。

その後、代々木公園にあるオリンピックの水泳競技場になった代々木第一体育館に久しぶりに行ってきました。

この建物は、建築家丹下健三氏の代表作でもあります。

又、私が建築に興味を抱いたきっかけが、東京オリンピックですので、とても感慨深い建物です。

この建物は、見れば見る程驚かせられます。

何で、こんな発想が出来るのか?

丹下健三氏の天才ぶりを大いに発揮した建築物です。

丹下健三氏は、私が一番好きな建築家です。

発想の自由さ、大胆さ、スケールのデカさ、もう言葉になりません。

ただただ、この建物にうっとりです。

by kakizaki

2011年09月21日更新

庄内に木材乾燥施設がついに完成

庄内地方の製材業者と森林組合の計11企業・団体が、酒田市宮海の酒田木材工業団地に整備した「やまがたの木乾燥センター」が9月7日に完成した。

木材乾燥施設としては県内最大規模で、高品質な人口乾燥木材の安定供給を通じ、県産木材のブランド確立や地産地消を目指しています。

工場敷地内に、短期間で高品質な乾燥を生産する「高周波装置付き全自動乾燥機」や、木くずを燃料に乾燥熱源をつくり出す「木質燃料ボイラー」、乾燥材仕上げラインなどを備ています。

今回の施設は、県産材を普及させるための大きな一歩になると思います。

以前から県産材、主に杉材を普及させるための、山形県を始め色々な事をやってきました。

しかし、乾燥材がなく、供給体制が整っていなかったのが実態でした。

今回の施設の完成を機に、県産材が少しづつ普及されていく事が期待されます。

県産材を使う事は、下記のような意義があります。

①木材の地産地消になり余分な製造過程でのエネルギーを消費しない済む

②地元の林業産業が栄え、林業に携わる雇用が増える

③地元の森林が再生され、自然保護になる

このように、多くの利点があります。

後は、価格です。

従来と同じくらいであるならば、私は、どんどん県産材に変えて行こうと思います。

by kakizaki

2011年09月13日更新

外と内のギャップ

9月3,4日に『こだわりのオーディオルームと二階リビングの家』の完成内覧会に多くの方が来て頂きました。

本当にありがとうございました。

<内覧会の様子>

今回の建物は、正面から見ると、一見窓が少なく、部屋の中が暗いように想像されます。

<吹き抜けのある玄関と階段>

しかし、暗いという方は、誰もいませんでした。

むしろ二階リビングは、とても明るいと好評でした。

この土地は、57坪とそれ程大きくなく、間口が狭く、縦に長細い形です。

そして、お隣の建物が、土地ぎりぎりに建っているので、同じような並びで建築すると、一階の部屋が暗くなりがちです。

そこで、若い夫婦に、二階リビングを提案。

同じ土地でも、こんなに明るい部屋ができたと、とても好評でした。

弊社では、二階リビングのプランは、結構提案させてもらっていますが、その時の注意事項は、家事動線が、出来るだけ二階で済むように工夫することです。

このように、土地条件の厳しい所は、逆転発想が大切です。

特に、若い人は、自由な発想で、家づくりを楽しんで頂きたいと思います。

外見から受ける印象と、中に入ってから受ける感じのギャップのおもしろさが私は、大好きです。

by kakizaki

2011年09月06日更新

地震保険付帯率2010年度は48.1%に!

2010年度中に、新規に契約された火災保険のうち、地震保険を付帯した割合(付帯率)を都道府県別にまとめ、発表されました。

(リンクしているグラフを参照してください。)

それによると、全国平均の付帯率は、48.1%で、8年連続増加しています。

付帯率が60%を超えたのは、高知県、宮城県、愛知県、宮崎県、鹿児島県、岐阜県、徳島県の7県です。

ところで山形県はというと、43.2%と全国平均を下回っているのが現状です。(リンクしているグラフを参照してください。)

まだまだ、関心が低いのが実態のようです。

私たちのような、住宅会社や工務店、そして大手ハウスメーカーも含め、お施主様には、多少負担にはなると思いますが、安心料として、加入を薦めていくべきだと思います。

地震保険に加入するのは、当たり前という認識が加入を薦める私たちに必要のような気がします。

『地震保険は、いつでも加入できますがら、後々考えて加入されたらどうですか?』

などといっていたら、お施主様は、忘れてしまいます。

今の地震保険は、火災保険金額の半分までしか掛けられませんが、いざという時に、ないよりは、ましです。

いつ何時起こるか分らないのが、災害です。

山形県も、来年はお隣の宮城県のように60%を超えられるように・・・・

by kakizkai

2011年09月01日更新