9月6日、鶴岡の阿部多さんで「フラット35」の講習会を受けてきました。
2022年10月より、新しく【フラット35】Sの基準にZEHタイプが新設されます。
ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。
つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
実は、ZEH区分も三つあります。
『ZEH』 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 100% 以上の一次エネルギー消費量削減
『Nearly ZEH』 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 75% 以上 100%未満の一次エネルギー消費量削減
『ZEH Oriented』 再生可能エネルギーの導入なし。
ここ庄内地方は、多雪地域に該当するので、必ずしも太陽光発電を屋根に上げなくてもZEH申請が出来ます。
金利A、Bプランも下記のように変わります。
これによって、住宅性能で選ぶZEH、金利A、Bプランの三つ区分を基準に金利引き下げ方法が変わります。
例えば、【フラット35】S(ZEH)と長期優良住宅を組み合わせると、当初の10年間金利を0.5%下げることが出来ます。
(荘内銀行2022年9月30日までの金利)
手数料定率型で、融資率9割以下、返済期間21年以上の金利が1.53%ですので、この金利が当初の10年間0.5%差し引かれるので1.03%のなります。
これは、なかなか大きいですね。
最近の円安状況が続くと、金利の上昇もあるのかも知れません。
社会の状況を見極めながら、融資を受ける必要がありそうです。