リフォームし易い家とは・・・

最近は、中古物件を購入して、リフォームをする人が増えているそうです。

中古物件を見るときに気をつけなければいけないのが、その建物の構造が何でできているかです。

建物は、大きく三種類に分けられます。

①鉄筋コンクリート造

②鉄骨造

③木造

リフォームする時にこれが結構大きな問題です。

結論から言うと、

①と②は、構造体の変更が伴うリフォームは、ほとんど無理と考えたほうがよいと思います。

仮に、するにしても、かなりのコストアップは、避けられません。

以前、ある大手メーカー(軽量鉄骨造)の増築をお願いされたのですが、お断りしました。

使われている部材がすべて、メーカー仕様で、我々には、手を出すことができませんでした。

その点③の木造は、容易に構造体変更もできます。

しかし、木造住宅も二種類ありますので、ご注意ください。

①軸組工法(在来工法)

②枠組工法(ツーバイフォー工法)

通常の工務店は、①を採用しています。

②は、北米で生まれた工法で、柱・梁がなく、壁で構造体を造っていまので、現在ある壁の変更は、慎重にしなければなりません。

しかし、軸組工法は、柱・梁がありますので、比較的自由に間取り変更も可能です。

上の写真は、百年以上前に建てられた木造建築です。

柱・梁のある軸組工法ですので、容易にリフォームできます。

これからは、スクラップ・アンド・ビルドからストック社会へと変わりつつあります。

長期に渡って利用していきやすい建物は、なんといっても、木造軸組工法(在来工法)だと、私は、思っています。

中古物件をお探しの方は、十分ご注意を・・・

by kakizaki

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実質年間暖房費調査結果!!!

弊社で新築して頂いたお施主様に、実際の暖房の燃料の使用量の調査をお願いしております。

二年前に建築して頂いたお施主様のこの冬の間のすばらしい結果がでました。

床面積は、34.5坪

Q値は、1.75

年間灯油予想消費量は、728ℓ

ですが、実際の使用量は、なんと548ℓです。

(灯油代は仮に60円/ℓとして32880円/年。安いか高いか?)

co2換算すると1386kgとなります。

計画より180ℓ(455kg)も少ないことになります。

これは、かなり脅威的な数字です。

このお施主様は、実際の室温も記入しているので、調べてみると、1階は、18度前後、2階は16度前後とちょっと低めですが、室内全体が均一ですので、極端な寒さはないそうです。

どうしてこのように少ない消費量で済んだのか尋ねてみますと、

①室内設定温度が低めである

②ボイラの設定温度を時期により調整し、ボイラの燃焼時間を少なくする

③データ取りをすることによってこまめに調整をする(日中暖かいときは、ボイラを止めるなど)

一番大きな理由は、やはりデータ取りすることにより、無駄な暖房は、減らそうという意識が働いたからだそうです。

少々、イレギュラーな使い方をしても、それぞれのお施主様が色々工夫しながら、省エネルギー取り組むことは、非常に大切なことだです。

このように数値目標があると、結構省エネルギーに取り組み易いと思います。

それにしても、たいしたもんですね。

ところで、我が家は・・・ム?

by kakizaki

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省エネ基準の適合義務化へのステップ

環境省のロードマップで示された次世代省エネ基準義務化までのフローが示されました。

ステップ1(2012年前後?)からステップ5(2020年まで)までの構成になっています。

日本政府は、2020年までに温暖化ガスを90年比で25%削減することを目標に揚げました。

仮に、上記の予定で実行されても、25%削減は、無理だと思います。

なぜならば、日本では、局所暖房が主流で、寒冷地のヨーロッパと比べてエネルギー消費量が大きくないため、断熱化を進めても暖房コストを大きく削減できません。

むしろ次世代省エネ基準レベルで、局所暖房から全館暖房へ切り変えると、以前よりも暖房費が増加する可能性が高いと言えます。

ということは、エネルギー消費量は、むしろ増えることになります。

この矛盾は、いったい何なんでしょうか。

本当に、温暖化対策を考えるならば、新住協で提唱しているQ1(次世代省エネ基準の1/2~1/3以下の消費エネルギー)住宅や森みわさんがいう『パッシブハウス』にしなければなりません。

ヨーロッパでは、もっと厳しい方向に進んでいます。

なぜ日本は、見当違いのほうに行ってしまうのでしょうか。

住宅の高断熱化の義務化を進めるのは良いのですが、レベルがあまりにも低過ぎます

というより、今の基準では、何もしないほうがまだましです。

日本丸は、いったいどこに行ってしまうのでしょうか・・・

by kakizaki

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