7月30日のブログ『太陽光発電は3~5年後を目途に』を書きましたが、もう少し具体的な数字で計算してみたいと思います。
高畠町に高畠町総合交流プラザが平成19年4月にオープン致しました。このプラザの目的は、
高畠町総合交流プラザには、高畠地区公民館、子どもセンター、町民活動支援センターなどの
機能があり、多くの町民が集い、交流することが出来る多目的施設です。
【施設の概要】
構造/鉄骨造2階建 延床面積 約2,060㎡
場所/まほろば通り商店街(旧山形銀行高畠支店跡)
機能/①高畠地区公民館:研修室、調理実習室や音楽練習室があります。
②子どもセンター:子育ての応援やファミリーサポートを行います。
③町民活動支援センター:交流ルームを設け、町民活動の支援を行います。また、国際・
地域間の交流活動を支援します。
その他/◎太陽光発電や雨水を利用するなど環境に配慮した施設です。
◎安心・安全にお使いいただけるバリアフリーの施設です。
その他の項目にもあるように、太陽光発電を設置して、そのデータが公表されています。
財団法人 東北産業活性化センターさんのHPに平成19年度と平成20年度の発電電力量が出ています。
それによると、
平成19年度 9,164kWh
平成20年度 9,453kWh
システム出力が10kWですので、高畠町では、1kw当り900~1,000kWhの発電量と見当をつけることができます。
このデータを基に、私の家を例に試算してみます。
通常家庭用の太陽光発電は3kWですので、1kW当り950kWhの発電量と仮定すると年間2850kWの発電量が見込まれます。
東北電力さんの場合通常1kW当りの電気代が26.75円ですので、2850×26.75=75,435円/年を太陽エネルギーで造ったことになります。
(我が家は、五人家族で、平成19年の電気の消費量は、7057kWですので余剰電力の売電は、ほとんど期待はできません。)
太陽光発電の設備費は、210万~250万円(3kW)程度と言われています。
国の補助金21万円(7万円/1kW)
酒田市の補助金6万円(2万円/1kW)
を利用しても、設備は1,830,000(基の設備を210万円と仮定)となります。
この設備費を発電電力代で割ると1,830,000÷75,435=24.26
即ち、この設備の元をとるためには、24年間かかることになります。
24年もかかるのであれば、私の家では、太陽光発電を設置するのは、難しいですね。
仮に半分の設備費(915,000円)にしても、12年かかることになります。
10年で元を取るためには、太陽光発電の設備費が70~80万円程度で出来ないと無理だという計算になります。
太陽光発電の普及は、この辺がポイントのような気がします。
とにかく、設備費を現在の1/2、1/3になるように、努力して頂かないと・・・
by kakizaki