西方設計さん設計の鶴岡市みどり町の現場は、外観の大枠が見えてきました。
建物の外周りは、通常タイベックという白い透湿防水シートを採用していますが、今回は、ウートップサーモファサード(ウルト社製)を使用しています。
実はこれには理由があり、外壁は縦すのこ張りをするファサードラタンを採用するからです。
すなわち、この黒いシートがすのこ状の隙間から見えてきます。
すのこ張りの主な目的は、夏期の外壁通気層の通気を増やし、外壁に当たる太陽からの日射熱を和らげる効果を期待しています。
ここ庄内地方でも近年夏場は熱くなり、フェーン現象が起こると全国でもトップクラスの高温になることがあります。
この現場は、これから一般ユーザーや建築業者など多くの方に見学してもらうことになっています。
是非この機会に見て頂きたいと思います。
2022年10月12日更新