スタッフ柿崎社長ブログ

2017年11月

光熱費の実態調査をしています。

高断熱高気密住宅で一番気になるのが、実際の光熱費だと思います。

弊社は、一昨年から冷暖房設備をヒートポンプ式エアコンに切り替えてきました。

主な理由としては、

①建物自体がQ1.0住宅の超高性能の住宅になってきている。

②エアコンの性能が上がってきている。

③冷房設備と併用できるので設備費を抑えることが出来る。

最近のエアコンは、外気温が冷える寒冷地でも十分使えるものが増えてきました。

と同時に暖房能力(COP)が上がってきたのです。

COPとは、成績係数と呼ばれるもので、エアコンが作り出す熱・冷熱量の、消費する電力量に対する割合を示しています。

COP=3.0のエアコンとは、消費する電力量の3倍の熱・冷熱量を作り出すものを意味します。

従って、COPの値が高い程、省エネのエアコンということができます。      

カタログ上は、暖房能力(COP)≒4.8などと書かれていますが、現実的には、COP≒3くらいで計算するのが今のところ現実的なようです。

テーマが

穏やかに時間が流れるシンプルシックの家

は冷暖房面積が約45坪の広さで新住協のQPEXソフトで計算すると、

年間暖房用電気消費量≒1,108[kWh]

1,108×27円/kw=29,916円

(電気単価は、平均値で税抜)

の予測でした。

そこでお客様のご協力を得て1年間の電気代を出して頂き、弊社で暖房代を算出しました。

2016年11月   3,144円

2016年12月   4,148円

2017年1月   10,404円

2017年2月    6,814円

2017年3月    4,195円

2017年4月    1,325円

合計       30,030円(税抜)

なな何と、ほぼほぼ予測通りの結果がでてきたのです。

(天井埋め込み式のエアコンですっきり見えます。計算上は、このエアコン1台で全館暖房が可能です。)

現在、他の光熱費も含めて色々検証している最中です。

11月18日(土)の現場見学会のセミナーでこの辺りのことを詳しく解説していきたいと思います。

これからも多くの方にご協力頂いて、その結果をお知らせしていきたいと思います。

データ収集がとても楽しみになってきました。

2017年11月08日更新