高断熱高気密住宅で一番気になるのが、実際の光熱費だと思います。
弊社は、一昨年から冷暖房設備をヒートポンプ式エアコンに切り替えてきました。
主な理由としては、
①建物自体がQ1.0住宅の超高性能の住宅になってきている。
②エアコンの性能が上がってきている。
③冷房設備と併用できるので設備費を抑えることが出来る。
最近のエアコンは、外気温が冷える寒冷地でも十分使えるものが増えてきました。
と同時に暖房能力(COP)が上がってきたのです。
COPとは、成績係数と呼ばれるもので、エアコンが作り出す熱・冷熱量の、消費する電力量に対する割合を示しています。
COP=3.0のエアコンとは、消費する電力量の3倍の熱・冷熱量を作り出すものを意味します。
従って、COPの値が高い程、省エネのエアコンということができます。
カタログ上は、暖房能力(COP)≒4.8などと書かれていますが、現実的には、COP≒3くらいで計算するのが今のところ現実的なようです。
テーマが
穏やかに時間が流れるシンプルシックの家
は冷暖房面積が約45坪の広さで新住協のQPEXソフトで計算すると、
年間暖房用電気消費量≒1,108[kWh]
1,108×27円/kw=29,916円
(電気単価は、平均値で税抜)
の予測でした。
そこでお客様のご協力を得て1年間の電気代を出して頂き、弊社で暖房代を算出しました。
2016年11月 3,144円
2016年12月 4,148円
2017年1月 10,404円
2017年2月 6,814円
2017年3月 4,195円
2017年4月 1,325円
合計 30,030円(税抜)
なな何と、ほぼほぼ予測通りの結果がでてきたのです。
(天井埋め込み式のエアコンですっきり見えます。計算上は、このエアコン1台で全館暖房が可能です。)
現在、他の光熱費も含めて色々検証している最中です。
11月18日(土)の現場見学会のセミナーでこの辺りのことを詳しく解説していきたいと思います。
これからも多くの方にご協力頂いて、その結果をお知らせしていきたいと思います。
データ収集がとても楽しみになってきました。