新建ハウジングの5月10日号に新住協仲間の豊田善幸さん(豊田設計事務所代表)(福島県いわき市)が提案する
が掲載されていました。
「あたらしい小名浜をつくるための三策」ということで、三つのポイントを上げています。
①持続可能なエネルギー政策の立案
②環境負荷の小さな暮らしの提案、普及
③いわきらしい街並みの保存と再生
内容については、リンクされている計画書を見て頂きたいと思います。
基本的に、私は、豊田さんの考え方に賛成です。
持続可能なエネルギーの代表は太陽です。
その太陽の使い方は、建物南側の開口部から直接日差しを取り込むダイレクトゲイン、あるいは集熱パネルでお湯をつくる太陽熱温水器です。
太陽が出ないときのエネルギーを薪やペレットなどの木質燃料に求めています。
そして、いわきらしさ街並みのデザインを再生していきたい。
大きく要約するとこんな計画のようです。
福島第一原子力発電所の問題で日本のエネルギー政策の見直しをせまられています。
今後どのような展開になるか、まだはっきりしませんが、多くの国民は、根本的な大転換を望んでいるように感じます。
出来るか出来ないかではなく、やらなければならない事だと思います。
豊田さんの提案は、何もいわき市に限ったことではありません。
そのまま、全国の街に言えることではないでしょうか。
3年前に、友人に会いに九州の大分に行って来ました。
私は、街並みを見て驚きました。
ここは、酒田か?
と思えるくらい街並みが同じです。
特に、大通りの看板は見慣れたものばかりです。
これでは、どこを観光しても同じです。
その街らしさが見える街づくりが必要だと思います。
そういう意味で、小名浜は、新しい小名浜らしい街づくりをする絶好のチャンスです。
この機会を逃したら、もう二度とありません。
豊田さんの今後の活躍を期待したい思います。
by kakizaki