一日の情報の中で、『省エネ』という言葉は、聞かない日がないと言うくらい、当たり前な言葉です。
しかし、未だに、住宅業界に於いて、国で定めた『次世代省エネルギー基準』は、義務化になっていません。
信じられますか?
この現状を・・・
実態としては、新築住宅の約6割は、今現在でも普通のスカスカ住宅が建設され続いています。
どこかおかしいぞ。日本!
ようやく、11月12日に国土交通省と経済産業省が、
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」で、省エネ基準義務化に向けた方向性の骨子案を示しました。
開始時期に関して具体的な言及はありませんでしたが、早期の対応が必要との考えを示しました。
大規模建築物から段階的に義務化を進め、2020年までに全ての新築住宅・建築物に義務化する方針だそうです。
実施に際しては、制度の周知徹底や工務店の技術向上などに時間がかかるため、一定の期間をおく考えを示しています。
断熱している住宅がある一定以上にあがれば、 「5~6年以内の義務化もありうる」との事です。
いよいよ、住宅の高断熱化の義務化が現実味を帯びてきました。
実は、建築士のなかには、建物の高断熱化に反対している人もいます。
しかし、この流れは、逆戻りすることは、あり得ません。
私は、一日も早く建物の断熱の義務化をするべきだと思っています。
国民の財産を守るためにも・・・(少々偉そうに)
by kakizaki
2010年11月22日更新