スタッフ柿崎社長ブログ

2009年5月

サンポットお前もか!

先日、サンポットさんの地中熱ヒートポンプ暖房の講習会に参加させていただきました。

その時頂いた資料を紹介したいと思います。

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建設地             山形県  山形市

熱損失係数        1.9〔W/㎡K〕   (想定値)

相当延べ床面積     148.5〔㎡〕    (45坪)

GSHP成績係数(COP)  3      (一次側戻り0℃、二次側送水45℃の場合の想定値)

 

1シーズン当り地中熱ヒートポンプ暖房ランニングコスト(概算値)  154,016円

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灯油価格を50円/ℓとして

1シーズン当り灯油暖房ランニングコスト(概算値)    135,884円

というデータを頂きました。

またしても、変なデータの数字です。

灯油の予測消費量は

135,884÷50=2,717ℓ/年間です。

4月9日のブログの三菱のエコヌクールの記事と同じような結果がでています。

山形市の45坪程度で熱損失係数1.9の建物が年間2717ℓも灯油を消費するようなことは、ありません。

これは、まったくのザル住宅です。

前回同様同じような建物でQPEXでシュミレーションしてみました。

相当延べ床面積       150.99㎡(45.7坪)

熱損失係数          1.9〔W/㎡K〕   (想定値)

灯油の年間消費量      1150ℓ

でした。

即ち、実際の予測数値は、サンポットさんの約42%の消費量で済みます。

これでは、とてもシュミレーションにはなっていないのではないでしょうか。

サンポットさんは、弊社で灯油の床下暖房を採用しているメーカーです。

こんなことは、私から指摘されなくても、十分解っていることなのに、何故現実離れしたデータが出てくるのでしょうか。

暖房メーカーは、もう少し、自分達が出すデータに責任を持ってもらいたいと思います。

もし、気象条件が同じだとすると、地中熱ヒートポンプを採用した場合は、

154,016×0.42=64,687円/年 ぐらいの電気料金なのか・・・

私には、ちょっと解りません。

by kakizaki

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2009年05月09日更新