私の孫の家の水廻りのリフォーム工事を依頼されました。
部屋の中を良く見ると、改めて気付くのが、部屋の入口毎にある約3センチの段差。
トイレの入口
和室の入り口
洗面所への入り口
とにかく部屋毎に段差があります。
最近は、バリアフリーと言って段差のない住宅が標準ですが、つい最近まで段差だらけの住宅を造ってきました。
実は、平成8年に完成した我が家も段差のある住宅です。
バリアーフリーが一般化してきたのが平成9年頃ですので、我が家は、最後の段差住宅というところでしょうか。
生活をするとこの3センチの段差が結構厄介。
足の悪いお年寄りは足を擦り気味に歩くので、この少しの段差が非常に危険です。
で、これを解消してくれと依頼されるのですが、なかなか簡単ではありません。
基本高い床に合わせて低い方の床を全面に貼るのが一般的だと思います。
しかし、この床はまた水平ではないのです。
今回は、水廻りを中心とした一部分のリフォームですので、将来家全体がバリアフリーに出来るように床高を設定し、工事を進めて行きたいと思います。
時々、不思議に感じてしまいます。
若い人はどんどん、快適で安全な住宅に住み始め、お年寄りは、危険で不便な住宅で我慢している。
これが、実態なんですよね。
by kakizaki
2014年04月02日更新