私は、太陽光パネルからの落雪が生じることを想定し、昨年の7月28日には、ブログでも取り上げました。
2月20日発行の新建ハウジングにその問題点がトピックとして掲載されていました。
ようするに、発電効率上げるためには、パネルに雪が載らないように、落雪させたほうがいいに決まっています。
しかし、落雪は、歩行者を直撃すると非常に危険です。
今年のように、雪が多い年は、その問題が大きくなり、場合によっては、死亡事故にもなりかねません。
当初から分かっていたことですが、雪の多い今年は特に大きな問題になっています。
この記事によると、その問題解決のために、雨水利用の屋根消雪システムを開発しているところもあるそうですが、ただでさえ太陽光発電は高額なのにそのうえに、融雪システムを搭載して何年で設備費をペイできるのか?
そこまでして、太陽光発電をする意味があるのか?
疑問です。
私は、基本的に発電効率よりも、安全性が優先だと思っています。
そのため、太陽光パネルは出来るだけ屋根の上部に取り付け、そしてパネルの下に雪止めを設置し雪が屋根から落ちないようにするべきだと思いっています。
『雪が降ったら発電はあまり期待をしない。』
今のところ、これが一番無難ではないでしょうか。
雪国で太陽光発電を稼働させるためには、この問題を解決する必要があります。
今日の山形新聞によると、26日現在県内で除雪作業中の死傷者が過去最高の288名だそうです。
もう少し寒さが続きそうですので、もっと増えそうです。
何はともあれ、安全が第一です。
山形県は、太陽光発電より地元の森林を利用したバイオマス燃料の方が効率がいいように思うのですが・・・
by kakizaki
2012年02月27日更新