のブログ見て頂いたでしょうか?
そして、動画も見て頂いたでしょうか。
その中で、京都大学原子炉実験所 助教の小出裕章さんが出演しています。
そのなかで、 『原発はいらない』という本の紹介があったので、思わず買って読みました。
これを読むと原子力発電所がいかに、無用の長物であることが解ります。
今現在、福島第一原発が、私たちが思っている以上に非常に危険な状況であること。
そして、この危機は当分続くこと。
将来に於いて、私たちの子や孫いやそれ以上に負の遺産を背負わなければならないこと。
など多くのことが解ります。
実は、もうすでに、広島の原子力爆弾80個分の放射能がばらまかれたそうです。
こんなひどい状況なのですが、政府は、直ちに健康に影響のある状況ではないとごまかしています。
言葉とは、本当に都合よくできています。
いつの日が国民の体に影響が出ることを想定しての表現です。
必ずしも間違ってはいない表現ですが、体に影響のない放射能はないそうです。
日本中がパニックにならないが為の表現に過ぎないようです。
彼によれば、今すぐに原発がなくても、火力発電や水力発電で充分電力はまかなえるようです。
彼は原発の専門家として、40年間も、反対してきた人です。
相当の信念がないと、続くものではありません。
原発を推進する方がお金にもなりますし、出世し、世間から白い目で見られ、異端児扱いされることもありません。
そちらの方が、ずーーーと楽な生き方が出来たと思います。
恐らく、今回のような大きな事故でも起きない限り、今のように注目も浴びなかったと思います。
彼のように、不屈の人生を選択した方は、本当に尊敬します。
彼も心配していましたが、今後原発の専門家が少なくなることです。
原発の放射性廃棄物は、何十年も何百年も続きますが、それらを扱うことが出来る専門家が少なくなることは、非常に恐ろしいことです。
今はもう昔のように、大学に原子力の学科もありません。
技術者は目に見えて少なくなります。
そんな恐ろしものを取扱たいという学生が増える訳もありません。
しかし、放射性廃棄物は、後世に延々と残ります。
本当にどうなっていくのでしょう。
今の状態では、私自身も死んでも死にきれないような気持ちです。
日本いや世界の原子力はいったいどうなるのでしょう。
本当に恐ろしいことです。
折しも、今日は、広島に原爆が投下されて66回目の記念日です。
放射能被曝の恐ろしさを新たにしていかなければならない大切な日です。
日本人は、その恐ろしさを世界中に発信する義務があります。
あれだけ、大きな犠牲を払ったのにどうして、また同じことをくり返えそうとするのでしょう。
広島・長崎に原爆が落とされた教訓が活かされていない日本の現状に苛立ちを感じます。
by kakizaki