酒田市こあらのテーマが
「並ぶ窓から四季折々の風景を眺める家」
気密測定を行いました。
その結果
相当隙間面積C値=0.2
C値とは、家の延床面積に対する「隙間面積」の割合を示す数値で、床面積1m2当たりどれ位(何cm2)の隙間が有るかを表現した数値です。
C値(㎠/㎡)=家全体の隙間の合計(㎠)÷延べ床面積(㎡)
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
今回の建物の床面積は、198.7㎡(約60.1坪)
家全体の隙間の合計=0.2×198.7=39.7(㎠)になります。
はがき一枚の大きさは、148(㎠)ですので、
延べ床面積60坪の大きい家ですが、はがきの大きさの約1/3位の隙間しかないことになります。
これは、気密性能が相当高い住宅と言えます。
私たちは、この気密試験は、とても重要だと思っています。
何故ならば、この気密性能があって初めて高断熱住宅の性能が発揮できるからです。
しかし、断熱性能を現わす外皮平均熱貫流率(UA値)は、気密項目が考慮されなくなってしまいました。
数値としての結果が出てこないので、気密試験を行わない会社もあるそうです。
(気密測定の様子)
しかし、気密性が保たれてはじめて断熱性能が保たれます。
ここは絶対に省略してはいけない部分です。
最近新型コロナウィルスで三密が話題になります。
密閉空間が悪いから、気密が高い住宅は良くないと思う方もいるかも知れません。
しかし、これは全くの誤解です。
気密性能が高いから適切な換気が出来るのです。
気密性の悪い空間では、ただただ隙間だらけで暑さ寒さが自然任せになってしまい、計画的換気ができないのです。
ここは、良く間違えられるところです。
これからの暑い夏では、室内でも熱中症の危険すらあります。
コロナ禍だからこそ、気密性と断熱性をしっかりとし、冷暖房及び換気が適切に計画出来る住宅が必要なのです。