2月24日(金)東北芸術工科大学が主催の家づくりセミナーに行ってきました。
東京大学大学院の前真之准教授が講演されると聞いて参加してきました。
と言うのも、前先生は、以前新木造住宅研究協議会の鎌田先生と対談されていて、私達が目指す家づくりに、とても参考になる事を話されていました。
機会があればと思っていたところに、今回のセミナーが飛び込んできたので、早々に申込みさせて頂きました。
東北芸術工科大学 竹内昌義教授
東京大学大学院工学研究科 建築学専攻 前真之准教授
最後に参加者全員による、座談会が催されました。
このセミナーでも言っていましたが、日本の高断熱化は、必ずどんどん進んで行きます。
そうは言っても、どこまでいくのか?
その標準的レベルは、
HEAT20 G2
この辺りが、スタンダードになるのではないかと前先生は仰っていました。
最近、このHEAT20という言葉を時々聞くようになりました。
ここ庄内地域(4地域)では、
●外皮平均熱貫流率UA値:0.34(国の2020年レベルは0.75)
●熱損失係数Q値:1.3(国の2020年レベルは2.4)
レベルです。
実は、この“HEAT20 G2”は、弊社も取り組んでいるQ1.0(キューワン)レベルです。
弊社の施工事例を見て頂くと分かりますが、それぞれの住宅にこの数値が表記されています。
気にされる方は、少ないかも知れませんが、弊社では、2000年の創業からこの指数は、計算しています。
私自身も、費用対効果を考慮すると、この辺りが妥当なように思います。
すなわち、色々な団体や研究者がこれからも建物の断熱性能についての意見が出てくると思いますが、その行く着くレベルは、私達が勧めてきたQ1.0住宅レベルということになりそうです。
恐らくその答えは、5年から10年後に出ているのではないでしょうか。
このレベルが、日本の家造りのスタンダードとして認識されるのは、いつ頃になるのか?
施工が出来る、出来ないは別として、考え方としては、もう目の前まで来てるいるような気もします。
もしかしたら、あっと言う間に世の中が変わるのかも知れません。
このような住宅を建築して行こうという会社と現状維持の会社とでは、雲泥の差がついてきています。
一般のお客様も、是非このあたりを見抜く目も持って頂きたいですね。